愛猫がシニア期に入ったら 飼い主や同居猫への行動はどんなふうに変わりますか?

愛猫がシニア期に入ったら 飼い主や同居猫への行動はどんなふうに変わりますか?

猫の10才は、人の年齢に換算すると56~60才。そのため、飼い主や同居猫に対する行動が変化し、関係性が変わってきます。

1.シニア期猫にあらわれやすい「飼い主や同居猫に対する行動の変化」
•不安で鳴く頻度が増える

猫のシニア期というと一般的には7歳からで、徐々に活動性が低下し始めます。視覚、聴覚、嗅覚などの感覚機能が低下する傾向になります。今まで感知できていたことが分からなくなって不安が募り、鳴く頻度が増えやすくなります。

自己主張が強くなる

 長く一緒に暮らしていると、猫は飼い主がどうすれば要求に応じてくれるのかを学習し、してほしいことや不満などを、一番わかりやすい方法で飼い主に伝えてきます。

深い絆や信頼故、甘えん坊になる

幼い時から飼い主と暮らしてきた猫の場合は、長い間愛情を注いでくれている飼い主を信頼し、安心できる存在だと感じています。警戒心が強めなタイプの猫でも、一緒に長い年月を過ごしていると、甘えん坊になる傾向があります。

同居猫との関係性に変化が出るケース
多頭飼いの場合、シニア期なった猫の体力が低下することなどにより、猫同士の社会的順位に変化が生じて、若い猫との上下関係が逆転します。
2.シニア猫の気を付けたいリスク

•分離不安気味になる
不安傾向や飼い主への依存度が増すと、飼い主がそばにいないときに強い不安を感じる分離不安という心の病気の兆候があらわれるおそれがあります。過剰に毛づくろいをするなどの行動が見られたら、早い段階で動物病院に相談してみましょう。
攻撃行動が増える
10才くらいの年齢で、急に噛んだり引っかいたりするなどの攻撃行動が増えた場合、何らかの痛みや不安などによる防御反応かもしれません。加齢で性格が変わっただけなどと自己判断せず、獣医師に診てもらいましょう。
3.シニア猫に合った対応やお世話

年齢に応じて適度な刺激を与える
加齢により活発さは薄れていきますが、シニア期の猫でも新しい刺激は大切です。隠したフードを探させる遊びなど、コミュニケーションを兼ねた新鮮な刺激で、楽しませてあげましょう。
応えられないおねだりには毅然とした対応をする
愛猫のおねだりはかわいらしいですが、何にでも応えようとするとますます自己主張が強くなり、応じられないときに困ることになります。無理なおねだりには無視をするなど毅然に対応し、ダメなこともあるということを教えてあげましょう。
声かけやスキンシップで安心感を与えてあげる
触れられるのが好きな猫なら、飼い主のやさしい声かけやスキンシップなどで安心や幸福を感じることができ、心の健康にもつながります。また、愛猫の体に触れることは、皮膚などの異変に気付きやすいというメリットもあります。
執拗に鳴く場合は原因追究
執拗に鳴き続ける、「アーオ、アーオ」と大きな声で鳴く場合は、何らかの痛みや違和感を訴えているのかもしれません。甲状腺機能亢進(こうしん)症や認知症といった病気のサインであることも考えられるため、一度動物病院で診てもらいましょう。
•新たに猫を迎えるのはなるべく控える
シニア猫の場合、新たな同居猫を受け入れるのが難しい傾向にあります。どうしても新しい猫を迎えたい場合は、トライアル期間を設けるなどして慎重に行うようにしてください。
まとめ
ほかにも、シニア期の猫はストレス耐性や適応力が低下傾向にあるため、大きな環境の変化や強い刺激は過剰なストレスになりやすく、問題行動が増えたり体調を崩したりするリスクが高まります。そのため、引っ越しや模様替えなど、環境を変えることは極力控えてあげてください。ぜひ、愛猫との暮らしの参考にしてみてくださいね。

 

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