PETTENA編集部は、ペットとその飼い主がより良い生活を送れるよう、専門的な知識に基づいた信頼性のある情報を提供するチームです。特に、ペットカートを中心に、安全で楽しいお出かけをサポートするコンテンツをお届けしています。
短足猫の人気8種を徹底比較!性格や病気の注意点、飼い方のコツを詳しく解説|PETTENA
短足猫の愛らしい姿に憧れるけど、種類によって性格やケア方法が違うの?実は注意したい病気もあるって本当?この記事では人気の8種を徹底比較し、飼い方のコツから健康管理までわかりやすく解説します!
短足猫とは?可愛らしさの秘密
短足猫の定義と特徴
短足猫とは、その名の通り通常の猫よりも足が短いのが特徴的な猫ちゃんたちのことです。胴長短足の体型がたまらなく愛らしく、SNSでも大人気ですよね。
特に後ろ足をピンと伸ばして座る「うさぎ座り」は短足猫の代名詞的なポーズで、見ているだけで癒されること間違いなしです。
歴史は意外と浅い?短足猫の起源
短足猫の歴史は意外と新しく、本格的に繁殖が始まったのは1980年代からです。アメリカ・ルイジアナ州で発見された短足の猫「ブラックベリー」が祖先と言われています。
日本では2000年代に入ってから人気が急上昇し、今では猫カフェでもよく見かけるようになりました。
なぜ短足なの?遺伝の仕組み
短足猫の短足は骨軟骨異形成症という遺伝子の突然変異によるものです。この遺伝子は優性遺伝のため、片親が短足猫の場合、約50%の確率で短足の子猫が生まれます。
ただし、短足同士の交配は健康リスクが高いため、ブリーダーの間では短足と普通足を掛け合わせるのが一般的です。
短足猫の種類と特徴
短足猫の人気8種
マンチカン

短足猫といえばまず思い浮かぶのがマンチカンです。その愛らしい見た目から猫界のダックスフントとも呼ばれています。
性格は好奇心旺盛で社交的、人懐っこくて遊び好きな子が多いのが特徴です。他のペットや子供とも仲良くできるため、ファミリー向きの猫種と言えるでしょう。毛色や模様のバリエーションが豊富で、短毛種と長毛種の両方が存在します。
活発で運動好きですが、足が短い分、高所へのジャンプは苦手。低めのキャットタワーを用意してあげると喜びます。
ミヌエット

ミヌエットは「ナポレオン」という名称でも知られる、ペルシャ系の血を引く短足猫です。丸い顔と大きな目が特徴で、その愛らしい表情からぬいぐるみのような猫と表現されることも。
性格は穏やかで温和、ペルシャ猫の落ち着きを受け継いでいるため、初めて猫を飼う方にもおすすめです。被毛はシルキーで、定期的なブラッシングが必要ですが、その分触り心地は抜群です。ゆったりとした生活を好む傾向があります。
キンカロー

キンカローはマンチカンとアメリカンカールの交配によって生まれた、耳がカールした短足猫です。特徴的なくるんと反った耳と短い足の組み合わせがなんとも愛らしく、SNSでも人気の猫種です。
性格は好奇心旺盛で遊び好き、アメリカンカールの陽気さとマンチカンの社交性を併せ持っています。耳のケアが少し必要で、週に1度はやさしく耳掃除をしてあげましょう。活発ですが、足が短いので激しい運動は苦手です。
ラムキン
ラムキンはマンチカンとセルカークレックスの交配種で、巻き毛が特徴の短足猫です。その名前は「子羊」に由来し、ふわふわの被毛が羊の毛のようだと評されます。
性格は温和で人懐っこく、甘えん坊な傾向があります。巻き毛のケアには多少手間がかかりますが、そのユニークな見た目と愛嬌たっぷりの性格でファンが多い猫種です。寒さに強い反面、暑さには弱いので夏場の温度管理に注意が必要です。
スキューカム
スキューカムはマンチカンとスコティッシュフォールドのミックスで、折れ耳と短足の組み合わせが特徴的です。丸い顔と大きな目がなんとも愛らしく、永遠の子猫のような風貌をしています。
性格はスコティッシュフォールドの穏やかさを受け継いでいることが多く、落ち着きがありながらも遊び心も持ち合わせています。折れ耳のケアが必要で、定期的な耳掃除が欠かせません。関節に負担がかかりやすいので、肥満には特に注意が必要です。
ジェノワ
ジェノワはベンガル系の美しい模様が特徴的な短足猫です。その名前は「遺伝子(gene)」と「豹(pard)」を組み合わせた造語で、野生のような美しい模様を持ちながらも家庭向きの性格をしています。
活発で遊び好きですが、ベンガルほどの激しい運動量は必要としません。水を怖がらない傾向があり、お風呂や水遊びを好む子もいます。被毛の手入れは比較的簡単ですが、ストレス解消のためにも十分な遊び時間を確保してあげましょう。
ミンキン
ミンキンはマンチカンとスフィンクスのハイブリッドで、短足に加えて被毛がほとんどないか、非常に短いのが特徴です。そのユニークな見た目から猫界の妖精とも呼ばれます。
性格は陽気で人懐っこく、スキンシップを特に好む傾向があります。被毛が少ないため、寒さ対策が必須で、冬場は猫用の服を着せたり、暖かい寝床を用意してあげる必要があります。皮膚のケアも重要で、定期的な拭き取りや保湿が必要な場合もあります。
ドウェルフ
ドウェルフはマンチカン、スフィンクス、アメリカンカールの特徴を併せ持った、最も新しい短足猫の一種です。その名前は「dwarf(小人)」と「elf(妖精)」を組み合わせたもので、短足にカールした耳、そしてほとんど被毛がないという特徴的な外見をしています。
性格は好奇心旺盛で遊び好き、人懐っこくて甘えん坊な傾向があります。被毛が少ないため、温度管理と皮膚ケアが特に重要で、日光から守るための対策も必要です。そのユニークな見た目から、近年人気が急上昇している猫種です。
「マンチカン=短足」ではない理由
実はマンチカンの中にも普通の足の長さの子がいます。これは短足遺伝子が優性ではあるものの、短足同士の交配を避ける繁殖方法のためです。同じ両親から短足の子も普通足の子も生まれることがあるんです。
血統書を見ると「マンチカン」と「マンチカン」と区別されていることもありますよ。
短足猫の性格と暮らし
短足猫は甘えん坊?それとも独立心が強い?
短足猫の性格は個体差が大きいですが、全体的に人懐っこく社交的な子が多い傾向にあります。特にマンチカンは「猫界の社交家」と呼ばれるほど。
ただし、ミヌエットなどペルシャ系の血が入っている種類はやや穏やかで落ち着いた性格の子もいます。
他の猫やペットとの相性
短足猫は基本的に他の猫や犬とも仲良くできる社交性があります。
ただし、足が短い分、じゃれ合いで不利になることもあるので、最初はゆっくりと時間をかけて相性を見ながらの対面がおすすめです。多頭飼いする場合は、短足猫が逃げられるスペースを確保してあげましょう。
お留守番は得意?短足猫と暮らすための準備
短足猫は比較的お留守番が得意な傾向にありますが、甘えん坊な子も多いので、長時間の留守番はストレスになる可能性もあります。
留守番対策としまして、
- 自動給餌器で食事管理
- 猫カメラで様子チェック
- お気に入りのおもちゃを複数用意
- 高さの低いキャットタワーを設置
などを準備しておくと安心です。
短足猫の健康とケア
短足猫に多い病気と予防方法
短足猫を飼育する上で特に気をつけたいのが健康管理です。その愛らしい体型ゆえに、普通の猫よりも注意が必要なポイントがいくつかあります。
まず気をつけたいのが椎間板ヘルニアと肥満です。短足猫は胴長短足という体型から脊椎への負担が大きく、椎間板ヘルニアを発症しやすい傾向にあります。また、足が短い分運動量が制限されやすく、太りやすい体質でもあるのです。
予防策としまして、適正体重の維持が何よりも重要です。月に1回は必ず体重を測定し、増減をチェックする習慣をつけましょう。体重計に乗せるのが苦手な子には、飼い主さんが抱っこした状態で測り、その後飼い主さんの体重を引く方法でも大丈夫です。
また、生活環境にも配慮が必要で、家の中の段差を極力少なくすることがポイント。フローリングに滑り止めマットを敷いたり、高い場所へは猫用の階段を設置してあげると良いでしょう。
食事面では、関節サポート成分が配合されたフードを選ぶのがおすすめです。グルコサミンやコンドロイチンが含まれたもの、あるいはオメガ3脂肪酸が豊富なフードは関節の健康維持に役立ちます。ただし、フードを切り替える時は1週間ほどかけて少しずつ混ぜながら慣らしていってくださいね。
半年に1回は動物病院で健康診断を受けることをお勧めします。短足猫は心臓病や呼吸器系のトラブルにもかかりやすいので、定期的なチェックが早期発見につながります。
キャットタワーの選び方
キャットタワーを選ぶ際にも、短足猫ならではの配慮が必要です。
高さは1m以下が理想的で、段差は20cm間隔程度に設定されたものを選びましょう。急な飛び降りは腰に負担をかけるので、登りやすい傾斜の階段が付いているタイプが安心です。
また、滑りやすい素材は避け、滑り止めマットを敷いてあげるとさらに良いでしょう。落下防止用の囲いがついているキャットタワーなら、うっかり転落する心配も軽減できます。
ソファやベッドなど、愛猫がよく上がる場所には猫階段を設置して、無理なく移動できる環境を整えてあげてください。

日々のケアのコツ
胴が長いため自分で背中を舐めにくく、毛玉ができやすい傾向があります。短毛種でも週2~3回、長毛種なら毎日ブラッシングするのが理想的です。
爪切りは2週間に1回程度を目安に。足が短い分、普通の猫のように爪が自然に摩耗しにくいからです。
歯磨きも重要で、短足猫は食べこぼしが多い傾向があるため、口腔ケアを怠ると歯周病になりやすくなります。できれば毎日、難しければ週に2~3回は歯磨きをしてあげましょう。
意外に見落としがちなのが、肛門周りの清拭です。長い背骨の影響で、うんちが毛に付着しやすいことがあります。特に長毛種の場合は、週に1度ほどお尻周りの毛をチェックし、汚れていたら猫用のウェットティッシュで優しく拭いてあげてください。
これらのケアを日々丁寧に行うことで、短足猫の健康寿命を延ばすことができます。愛猫のちょっとした変化にも気づけるよう、スキンシップを兼ねて毎日体をチェックする習慣をつけると良いでしょう。
短足猫の心理とストレス管理
ストレスを減らす工夫
普通の猫なら簡単に飛び乗れる場所でも、短足猫にとっては大きな挑戦になることがよくあります。
おもちゃが届かなかったり、お気に入りの窓辺に登れなかったりすると、猫は強いフラストレーションを感じてしまうものです。特に活発な子猫期や若い時期は、このようなストレスが蓄積しやすいので注意が必要です。
短足猫のストレスを軽減するためには、おもちゃで遊ぶ時は、床から30cm程度の低い位置で動かすようにしましょう。
猫じゃらしを使う場合も、上下に激しく動かすのではなく、左右にゆっくり動かすのがコツです。
家の中には猫用のスロープや階段を設置し、短足でも安心して移動できる通路を作ってあげると良いでしょう。
窓辺に観察台を設ける場合も、高さ40cm程度の低めのものを選び、滑り止めマットを敷くなどの配慮を忘れずに。
隠れ家の設置もストレス軽減に効果的です。短足猫は体型的に身を守るのが難しいため、安心できるスペースを複数用意してあげると落ち着きます。
段ボール箱や専用の猫ハウスなど、狭くて暗い場所を好む傾向がありますので、リビングや寝室など、よく過ごす部屋に2~3ヶ所設置するのが理想的です。これらの隠れ家には、猫が好きなタオルや毛布を敷いてあげるとさらに安心感が増します。
短足猫のストレスサインを見逃さないことも重要です。体を舐めすぎる、食欲が落ちる、トイレの回数が増えるなどの変化が見られたら、ストレスを感じている可能性があります。そんな時は、いつも以上に穏やかに接し、安心できる環境を整えてあげましょう。
おすすめのおもちゃと遊び方
上下運動よりも横方向の動きをメインにした遊びが適しています。例えば、転がるボールや自動で動くねずみ型のおもちゃは、短足猫でも追いかけやすく人気があります。
知育玩具もおすすめで、餌を探すタイプのものは好奇心を刺激しつつ、適度な運動にもなります。1回の遊び時間は10~15分程度で、1日に2~3回に分けて遊んであげると、肥満防止にも効果的です。
引っ越しや新しい家族に慣れさせる方法
短足猫は環境の変化に敏感で、引っ越しや新しい家族の加入などで強いストレスを感じやすい傾向があります。
新しい環境に慣れさせる時は、まず1部屋だけを生活スペースとし、徐々に行動範囲を広げていく方法が効果的です。以前使っていたタオルや毛布には猫の匂いがついているので、新しい場所にも持っていってあげると落ち着きやすくなります。
食事の時間はできるだけ変えず、これまでと同じスケジュールを守ることが大切です。
新しい家族やペットが増えた場合も、短足猫から自発的に近づいてくるのを待つ姿勢が基本です。無理に抱っこしたり、強制的に接触させたりすると、かえってストレスを与えてしまいます。
フェリウェイなどの猫用フェロモン剤を活用するのも有効な方法で、環境変化による不安を和らげる効果が期待できます。
短足猫を飼う際の注意点
肥満予防のためのフード選びのコツ
短足猫を飼育する上で最も注意したいのが肥満予防です。足が短いため運動量が制限されやすく、普通の猫よりもカロリーコントロールが重要になります。
フード選びでは、まず低カロリーで高たんぱくなものを基準にしましょう。良質な動物性たんぱく質を主原料としたフードが理想的です。特に室内猫用や体重管理用と表示されているものがおすすめです。
関節ケアも忘れてはいけません。グルコサミンやコンドロイチン、MSMなどの関節サポート成分が配合されたフードを選ぶことで、短足猫に負担のかかりやすい関節を守ることができます。
粒のサイズにも配慮が必要で、小さめの粒の方が食べやすく、消化にも優れています。特にシニア期に入ると咀嚼力が落ちるので、若いうちから小さめの粒に慣れさせておくと良いでしょう。
また、与え方の工夫も大切です。1日分のフードを3~4回に分けて与えることで、一度にたくさん食べ過ぎるのを防ぎます。自動給餌器を使うと時間管理がしやすくなります。
おやつはどうしても与えすぎてしまいがちですが、1日に与える量は体重の1%以内に抑えるのが目安です。おやつをあげる時は、カロリー計算をして主食の量を調整するなどの配慮が必要です。
短足猫に優しい室内環境の整え方
短足猫が快適に過ごせる家づくりには、いくつかのポイントがあります。
家具の配置ですが、猫がよく登る場所にはステップを作ってあげると便利です。市販のペット用ステップでも良いですし、本や箱を使ってDIYするのもおすすめです。段差は15~20cm程度が登りやすい高さで、滑り止めをつけるとさらに安心です。
トイレ選びについて、縁の高さが5cm以下の老猫用トイレが、短足猫には最適です。大きさは猫がゆったり向きを変えられるサイズを選びましょう。トイレの数は「猫の頭数+1」が基本で、複数設置する場合は家のあちこちに分散させます。
また、水飲み場は特に夏場に注意が必要です。短足猫は脱水症状になりやすいので、リビングや寝室など、よく過ごす場所に複数の水飲み場を設置しましょう。
自動給水器を使うと新鮮な水を保てますが、ボウルタイプも併用すると良いでしょう。フローリングには滑り止めマットを敷き、特に階段や段差がある場所は重点的にカバーします。
足腰の負担を軽減する日常ケア
短足猫の足腰を守るためには、日々のちょっとした心遣いが大切です。
抱き上げる時は、必ずお尻を手のひらでしっかり支えるようにします。片手で抱っこするのは負担がかかるので避け、両手で包み込むように抱くのが基本です。
肥満予防は何よりも重要です。定期的に体重を測り、BCSで体型をチェックしましょう。理想は肋骨が軽く触れる程度で、上から見た時に腰のくびれが確認できる状態です。
マッサージも効果的です。特に背骨や腰周りを、優しく円を描くようにマッサージしてあげましょう。関節サプリメントを検討する場合は、必ずかかりつけの獣医師に相談してからにします。サプリメントはあくまで補助的なもので、基本は適切な食事と運動による健康管理が大切です。
まとめ
短足猫はその愛らしい見た目とは裏腹に、実はしっかりとしたケアが必要な猫ちゃんです。でも、彼らからの愛情は計り知れないものがあります。適切な環境を整えてあげれば、きっとあなたの生活にたくさんの笑顔と幸せを運んできてくれるでしょう。これから短足猫をお迎えする方は、ぜひこの記事を参考に、末永く幸せな猫ライフを送ってくださいね!