飼い主にとって、愛犬を連れての夜の散歩はいつもと違う体験になるかもしれませんが、実は夜の散歩には特別な注意を払わなければならず、危険がたくさん隠されており、ちょっとした油断が自分や愛犬を危険にさらしてしまうかもしれません。ここでは、夜の散歩で気をつけるべきこと、及び安全対策をご紹介します。
散歩中の注意事項
注意点1 散歩コースの選択
犬が高齢の場合、白内障などの目の病気にかかっていて、目が見えにくくなっている可能性があります。通い慣れた道であればあるほど良いので、新しい散歩コースに犬を連れて行く場合は、まず日中に慣らし散歩をするのがベストです。人通りが少ない道や街灯のない道を選ぶ飼い主は多くいるかもしれませんが、大きな危険が潜んでいることがあります。暗い道を歩くと、自分や愛犬が転びやすいだけでなく、道が見えないために誤って工事現場に入ったり、他の障害物にぶつかったりすることもある。
そのため、散歩コースを選ぶ際には、暗い道や人里離れた道は必ず避けるようにしましょう。同時に、事故を避けるためには、常に注意を怠らず、周囲の環境の変化に気を配ることも大切です。
注意点2 歩行者・自動車・他の犬
歩行者、自転車、車など犬にぶつかる可能性のある乗り物に注意してください。暗い夜、他の犬と遭遇することも珍しくないので、愛犬が緊張している場合は、リードをつけるか、視界に入れるようにしましょう。犬の首輪やリード、ベストなどに反射材を使用すると、暗闇での視認性が高まります。また、懐中電灯やヘッドランプなどの照明器具を持っていれば、自分と愛犬が下の道路を確実に見ることができるだけでなく、すれ違う車や歩行者からも見えやすくなります。
注意点3 路面の穴など
割れたガラスなど、犬の足を傷つける可能性のある鋭利なものに注意してください。活発な犬はフェンスや塀を飛び越えようとすることがあります。塀の向こう側の落差の深さや高さが予測できなかったり、有刺鉄線のような危険なものがあったりして、犬にとって大変危険です。そのため、視界が悪いときには、活動的な犬にはリードをつけるようにしましょう。
飼い主向けのマナーを守る
1、黒など暗い色の服装はなるべく避ける
暗い夜道では、暗い色の服は暗闇に溶け込んでしまい、歩行者や車から気づかれにくいです。早いスピードで急に走ってくる車など、その時、反応する間もなく重大な交通事故につながる恐れがあります。
そのため、犬と夜の散歩をするときは、黒など暗い色の服はなるべく避けなければなりません。その代わりに、白や黄色など明るく人目を引く色の服を選んだり、服に反射帯を付けたり、光るアクセサリーを身につけたりして、視認性を高めるといいです。そうすることで、自分の身を守るだけでなく、他の歩行者や車があなたと愛犬の存在に気づきやすくなります。
2、リードをつけて散歩する
飼い主の中には、夜の人通りが少ないところに散歩に行くとき、リードなしで犬を自由に走らせてもいいと思われている方がいます。しかし、これは非常に危険な行為であります。夜間はもともと日中よりも視線が悪く、興奮や好奇心に駆られた犬が道路の真ん中や人目につかない場所に簡単に飛び込んでしまい、事故につながります。また、ノーリードでの散歩は、犬が迷子になったり、有害物質を誤飲したりする危険もあります。
そのため、昼夜を問わず、犬との散歩にはリードをつけることが大切です。愛犬の安全が確保されるだけでなく、他の人への迷惑や危険も避けることができます。リードを選ぶときは、壊れにくい丈夫な素材のものを選ぶこと、愛犬の体格や性格に合わせて長さや太さを選ぶことに注意してください。
3、排泄物を適当に処理する
夜間の散歩の際、「面倒だから」「誰にも見られないから」という理由で、愛犬の排泄物を処理しない飼い主がいるかもしれません。排泄物をそのまま放置しておくと、地面や空気を汚すだけでなく、細菌やウィルスの温床となり、人間にも動物にも健康に影響をもたらします。飼い主にとっては、昼夜の散歩を問わず、愛犬の排泄物を処理するために、ゴミ袋などの掃除用具を持ち歩くべきであります。
まとめ
夜の散歩はいつもと違った景色を楽しめるが、飼い主としては、自分自身と愛犬の安全を確保するために常に色々心がけています。暗い色の服装を避ける、犬にリードをつける、明るい道を選ぶ、排泄物はちゃんと処理するなど、安全面に配慮することで、夜の散歩がより楽しく、安全になります。
夜の散歩では、景色などだけでなく、安全面や細部にまで気を配ることが大切です。そうしてこそ、愛犬と安全で快適なお散歩時間を楽しめます。
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