犬が白い泡を吐くのはなぜ？ネバネバしているときの原因と受診の目安を解説

犬が白い泡を吐くのはなぜ？ネバネバしているときの原因と受診の目安を解説｜PETTENA

2025年4月9日

「うちの子、今朝また白い泡を吐いてる…これって大丈夫？」そんな不安を抱える飼い主さん、実は白い泡の原因は1つじゃないんです。ネバネバした泡に潜む意外な真実から、今すぐ病院に連れて行くべき危険サインまで、愛犬の命を守るために知っておきたい知識を大公開！明日から使える対処法も教えます。

犬が白い泡を吐いた時に確認すべきこと

犬の嘔吐

吐いたのは「嘔吐」？それとも「吐出」？

愛犬が白い泡を吐いた時、まず確認したいのはそれが「嘔吐」なのか「吐出」なのかです。この違いを理解することで、原因を絞り込むことができます。

嘔吐とは、胃や腸の内容物が逆流して出てくることで、吐く前に「えずく」ような動作が見られます。一方、吐出は食道からの逆流で、前兆なく突然出てくるのが特徴です。白い泡の場合は、多くの場合が嘔吐に分類されますが、泡の状態や吐き方にも注目しましょう。

白い泡がネバネバしている理由とは？

白い泡がネバネバしている場合、それは胃液や唾液が混ざっている可能性が高いです。犬の唾液は人間よりも粘性が高いため、泡立つとネバネバした状態になりやすいのです。このような泡は、胃酸過多や空腹時の嘔吐でよく見られます。

白い泡を吐く原因とその見分け方

犬が白い泡を吐く

よくある日常的な理由

空腹による嘔吐は、特に朝方によく見られます。胃酸が多くなりすぎて、胆汁や白い泡を吐くことがあります。これを空腹嘔吐と呼び、食事の間隔が空きすぎている場合に起こりやすいです。

ストレスも白い泡を吐く原因に。車酔い、雷や花火の音、環境の変化などで神経性の嘔吐が起こることがあります。

食べすぎ・早食いによる場合もあります。特にドッグフードを水でふやかした後に泡状のものを吐くことがあります。

病気が隠れているかもしれないケース

熱中症の初期症状として白い泡を吐くことがあります。特に夏場の散歩後や、閉め切った車内にいた後に見られたら要注意。よだれが多い、ぐったりしているなどの症状を伴う場合は緊急事態です。

誤飲・誤食も考えられます。異物を飲み込んだ時、体がそれを排出しようとして嘔吐することがあります。泡と一緒に異物が出てくることもあれば、X線でないと確認できないものもあります。散歩中に何かを口にしていなかったか思い出してみてください。

病気が関係している場合

胃腸炎では、白い泡に加え、後に下痢や食欲不振が見られることが多いです。泡の色が黄色や緑がかっている場合は胆汁が混ざっている可能性があります。

感染症では、泡状の嘔吐に加え、発熱や激しい下痢を伴うことが特徴です。ワクチン未接種の子犬は特に注意が必要です。

中毒の場合、泡の量が非常に多くなることがあります。チョコレートやキシリトール、観葉植物など、犬にとって有毒なものを口にした可能性も考えましょう。

特に注意が必要な「泡＋α」の症状

白い泡に以下の症状が伴う場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。

🐶泡＋血：胃潰瘍や異物による消化管損傷の可能性。

🐶泡＋震え：中毒や神経症状の恐れ。

🐶泡＋けいれん：てんかんなどの神経疾患が疑われる。

🐶泡＋呼吸困難：肺の病気や心臓病の可能性。

🐶泡＋食欲不振・元気消失：重篤な全身性疾患のサイン。

家庭でできる応急対応とケア

犬が水を飲む

1回だけの嘔吐なら経過観察を

1回だけの嘔吐で、その後元気があり食欲も普段と変わらない場合は、自宅で経過を観察して大丈夫なケースがほとんどです。特に若く健康な成犬の場合、ストレスや一時的な胃の不調で吐いてしまうことは珍しくありません。

ただし、経過観察中は次のポイントをしっかりチェックしましょう。24時間以内に嘔吐を繰り返す場合は何らかの病気が隠れている可能性があります。また、水を受け付けない場合、脱水症状に陥る危険性があるからです。

下痢や血便がないか、便の硬さや色に変化がないかもチェックします。最後に、普段との違いがないかも見極めが大切です。いつも通り遊びたがるか、それとも寝てばかりいないか、愛犬の様子をよく観察してください。

水分補給と食事の与え方

愛犬が嘔吐した後は、まず胃を休ませることが大切です。とはいえ、脱水を防ぐためにも適切な水分補給が必要です。嘔吐後の水分補給のコツは、吐いてから1～2時間待ってから常温の水を与えることです。

いきなり大量に与えるのではなく、1回に大さじ1～2杯程度の少量を、30分～1時間おきに繰り返し与えるのが理想的です。このように少量ずつ与えることで、胃に負担をかけずに水分補給ができます。

嘔吐が落ち着いてきて、水を吐かずに飲めるようになったら、次は消化に優しい食事を開始します。おすすめは市販の消化器用療法食から始めることです。手作り食を与えたい場合は、茹でた鶏ささみや、白米を柔らかく煮たお粥などが良いです。最初は通常の1/4～1/3量から始め、4～6時間おきに少量ずつ与えるのがポイントです。

2～3日かけて徐々に元の食事に戻していきましょう。急に通常食に戻すと、再び嘔吐を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

生活リズムの見直しが予防に

白い泡の嘔吐を繰り返す場合、愛犬の生活習慣を見直すことで予防できることがあります。特に食事管理と運動のタイミングが重要です。

食事管理のポイントは、まず1日2回以上に分けて与えることが基本です。特に胃の小さい小型犬の場合は3～4回に分けるのが理想的です。

また、就寝前の軽食を与えることで、空腹時間を短くするのも効果的です。早食い防止用のフードボウルを活用するのもおすすめです。早食いは嘔吐の原因になるだけでなく、胃捻転などの危険な状態を引き起こす可能性もあります。

運動のタイミングにも注意が必要です。食後すぐの激しい運動は避け、30分～1時間は安静にさせましょう。逆に、朝の散歩前に何も食べさせずに出かけると、空腹状態での運動が嘔吐の原因になることがあります。散歩前に少量の食事を与えるか、散歩から帰ってきて落ち着いてから朝食を与えるなどの工夫をしましょう。

また、遊びすぎによる疲労やストレスも嘔吐の原因になることがあるので、愛犬の様子を見ながら適度な運動量を心がけてください。

このように、ちょっとした生活習慣の見直しで、愛犬の嘔吐を防ぐことができる場合があります。愛犬の体調や性格に合わせて、最適なリズムを見つけてあげてくださいね。

病院に連れて行くべきサイン

愛犬に以下の症状が見られた場合は、時間を置かずにすぐに動物病院に連絡してください。特に夜間や休日であっても、かかりつけ医や夜間救急病院に相談することが大切です。

1日に3回以上、または水を飲んでもすぐに吐いてしまう状態になったら、すごくな危険信号です。このような状態が続くと、脱水症状や電解質のバランスが崩れ、命に関わることもあります。

また、吐いた泡に鮮やかな赤い色や、コーヒーかすのような黒い色の血が混じっている場合は、消化管のどこかで出血している可能性が高いです。特に黒い嘔吐物は、胃や十二指腸での出血を示していることが多く、緊急の対応が必要です。

吐こうとして吐けない状態、つまり「えづく」動作が続く場合は、胃捻転という命に関わる緊急事態の可能性があります。特に大型犬で食後にこの症状が見られたら、すぐに病院へ向かってください。

震えやけいれんを伴う嘔吐は、中毒症状や神経系の疾患が疑われます。例えば、チョコレートやキシリトールなどの中毒、あるいはてんかんなどの発作の一部として嘔吐が起こっている可能性があります。

起き上がれない、反応が鈍い、呼びかけに応じないなどぐったりしている状態も重大なサインです。このような状態は、重篤な病気やショック状態を示していることが多く、一刻も早い治療が必要です。

経過観察中に注意すべき変化

自宅で様子を見ている場合でも、以下の変化が見られたらすぐに動物病院に連絡しましょう。

24時間以上食欲が戻らない場合は、何らかの病気が潜んでいる可能性が高いです。犬は本来食欲旺盛な動物なので、長期間食べない状態は異常です。

また、短期間で体重が5％以上減少している場合も要注意です。これは目に見えないところで病気が進行しているサインかもしれません。

12時間以上水を受け付けない状態が続く場合も危険です。脱水症状が進むと、腎臓や他の臓器に深刻なダメージを与える可能性があります。

下痢を併発している場合、特に血便やゼリー状の粘液が混じっている場合は、腸炎や感染症、寄生虫などの可能性が考えられます。

迷った時の対処法

スマホで嘔吐物や愛犬の状態を動画撮影しておけば、診察時に獣医師に見せると、診断の大きな助けになります。

また、夜間や休日でも、多くの動物病院では電話で症状を伝えるとアドバイスをしてくれます。行くべきか迷っている段階でも、遠慮なく電話相談することをおすすめします。

特に子犬や高齢犬、持病がある犬の場合は、少しの変化でも早めに相談することが肝心です。愛犬の異変に気付いたあなたの観察眼こそが、早期発見・早期治療の第一歩なのですから。

嘔吐物の状態でわかること

色・状態	考えられる原因	特徴・補足
白い泡	空腹時の胃酸過多	透明に近いサラッとした泡
	軽度の胃炎	ネバネバした泡・少量の未消化フードが混じる
	気道トラブル	泡の量が多い・咳を伴う（ケンネルコフなど）
黄色い液体	胆汁嘔吐症候群	黄色～黄緑色で苦そうに吐く
	膵炎の初期	吐いた後に背中を丸める姿勢をとる
	腸閉塞	時間が経つと緑色が強くなることも
赤や黒い色	胃潰瘍	新鮮な血なら鮮紅色、消化された血はコーヒーかす様
	異物による損傷	尖ったものを飲み込んだ可能性
	出血性胃腸炎	生臭いにおいが特徴
ネバネバした粘液	胃腸の炎症	透明～白いゼリー状の粘液
	食道トラブル	泡よりも粘稠度が高い
	ストレス性	大量のよだれと混ざっている

犬種・年齢別の注意ポイント

小型犬は空腹による泡嘔吐が多い

小型犬を飼われている飼い主さんは、特に空腹嘔吐に注意が必要です。

トイプードルやチワワなどの小型犬は胃が小さく、胃酸の分泌量に対して胃の容量が小さいため、空腹時間が長くなると胃酸過多になりやすい傾向があります。対策としては、1日の食事回数を3～4回に分け、就寝前に軽い食事（犬用ビスケット1枚程度）を与えると効果的です。

また、子犬期の小型犬は低血糖症になりやすいので注意が必要です。活発に動き回る割に体が小さいため、血糖値が下がりやすく、ぐったりして嘔吐する場合があります。特に子犬の時期は、空腹時間を作らないように気を付けましょう。

小型犬は歯周病から胃炎を引き起こすケースも少なくありません。口臭が気になる、よだれが多いなどの症状がある場合は、歯周病が原因で嘔吐している可能性もあるので、定期的な歯科検診が大切です。

シニア犬は病気が隠れていることも

ゴールデンレトリバーやラブラドールなどの大型犬を飼われている方は、胃捻転のリスクを常に頭に入れておく必要があります。特に食後の激しい運動は禁物で、食事後最低30分～1時間は安静にさせましょう。胃捻転は命に関わる緊急事態で、吐こうとしても吐けない状態が特徴です。

大型犬は早食い・大食いの傾向が強く、一気に食べた後に嘔吐するケースも多いです。早食い防止用のフードボウルを使ったり、食事を数回に分けたりするなどの対策が効果的です。

意外に知られていないのが、股関節形成不全などの関節痛が原因で嘔吐するケースです。痛みによるストレスが胃腸に影響を与えることがあります。歩き方がおかしい、起き上がるのを嫌がるなどの症状を伴う嘔吐の場合は、関節の状態もチェックする必要があります。

股関節に負担をかけないためには、長時間の散歩を控えたり、PETTENAのペット用カートを活用するのがおすすめです。関節が弱い愛犬でも、カートに乗せて外の空気を楽しませてあげれば、運動不足解消とストレス軽減の両方が叶います。クッション性の高いベッドが付属しているので、関節への負担も軽減できますよ。

関連記事：老犬の介護に役立つ散歩カートとは？選び方とおすすめアイテム

子犬の嘔吐は早めの受診を

子犬期の嘔吐で最も警戒すべきは、パルボウイルスなどの感染症です。ワクチン接種が完了していない子犬は特に注意が必要で、嘔吐に加えて激しい下痢や元気消失が見られたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

また、子犬は好奇心旺盛で何でも口に入れてしまうため、誤飲・誤食による嘔吐も非常に多いです。おもちゃの破片や靴下、小石など、思いもよらないものを飲み込んでしまうことがあります。

子犬は成犬に比べて脱水が急速に進行するので、嘔吐や下痢が見られたら早めの受診が鉄則です。1回吐いただけだからと様子を見ているうちに、あっという間にぐったりしてしまうこともあります。子犬の体重は軽いので、たとえ少量の嘔吐でも体への影響が大きいことを覚えておきましょう。

よくある飼い主のNG対応

吐いた直後にすぐフードをあげてしまう

お腹が空いているのかな？と心配になり、嘔吐後すぐにフードを与えてしまう飼い主さんは少なくありません。

しかしこれは逆効果になることが多いのです。嘔吐した直後の胃はとてもデリケートな状態です。すぐに食べ物を与えると、再び嘔吐を誘発してしまいます。

正しい対処法は、まず12時間程度の絶食（水は与えてOK）で胃を休ませることです。その後、消化の良い食事を少量から始めましょう。

嘔吐物を捨ててしまう

汚いからとすぐに嘔吐物を片付けてしまうのもNGです。嘔吐物は愛犬の健康状態を知る重要な手がかりです。色や形状、内容物を確認することで、原因を推測できるからです。

理想的なのは、スマホで写真を撮っておくことです。特に以下のポイントを記録しましょう：

色（白・黄色・茶色など）
形状（泡状・液体状・未消化フードなど）
異物の有無（おもちゃの破片・植物など）
量（ティースプーン1杯程度か、もっと多いか）

動物病院を受診する際、この写真を見せると診断の大きな助けになります。また、ビニール手袋などで触って異物がないか確認するのも大切です。

SNSで調べすぎて受診が遅れる

今はネットで簡単に情報が得られる時代ですが、SNSや掲示板の情報に頼りすぎるのも危険です。特に「うちの子も同じ症状だったけど大丈夫だった」という体験談は、あなたの愛犬にも当てはまるとは限りません。

ネット情報の落とし穴：

個々の犬の体質や状況を考慮していない
専門家ではない一般の意見も混在
古い情報や誤った情報もある

確かにネットで調べることは悪いことではありませんが、あくまで補助的な手段と考えましょう。「この情報は本当に正しいか？」と批判的に見る目も必要です。特に緊急性の高い症状では、自己判断せずにまずプロに相談することが大切です。

役立つ記録テンプレート＆受診の準備

愛犬が吐いてしまった時、慌てずに適切な記録を取ることで、獣医師の診断がスムーズになります。ここでは、実際に動物病院で「これはわかりやすい！」と評判の記録方法をご紹介します。

嘔吐観察記録フォーマット

「うちの子、昨日吐いたんですけど...」だけでは、獣医師も正確な判断ができません。以下の項目を記録した観察ノートがあると、診察が格段にスムーズになります。

【基本情報】
日時：＿＿年＿＿月＿＿日 ＿＿時＿＿分
嘔吐回数：＿＿回目（同日中）
嘔吐物の量：＿＿（スプーン1杯/コップ1杯など具体的に）
色：＿＿（白・黄・茶・赤・黒など）
形状：＿＿（泡状・液体・未消化フード・異物など）

【付随情報】
直前の行動：＿＿（食事後・散歩中・就寝中など）
最後の食事：＿＿時間前 内容＿＿
その他症状：下痢・食欲不振・元気消失など

このフォーマットをスマホのメモ帳にコピーしておくか、専用のペット健康ノートに記入するのがおすすめです。我が家では冷蔵庫に記録用のマグネットシートを貼り、愛犬の体調変化をすぐ記入できるようにしています。

受診時に伝えるべき5つのポイント

動物病院では次の情報を簡潔に伝えましょう：

🐶嘔吐の経過：「今朝から3回吐きました。最初は白い泡、次は黄色い液体でした」

🐶食事内容：「昨日から新しいフードに切り替えました」

🐶環境変化：「引っ越しして1週間経ちます」

🐶普段との違い：「いつもより水を多く飲んでいます」

🐶気になる行動：「草をよく食べるようになりました」

「えーと、確か...」と曖昧な返答をすると診断が遅れます。事前にメモを準備しておくと、スムーズに伝わりますよ。

嘔吐物の賢い保存方法

「気持ち悪いからすぐに片付けたい」のは当然ですが、可能なら嘔吐物を保存すると診断に役立ちます。

【写真保存のコツ】

白いティッシュの上に載せて色を明確に
自然光の下で複数角度から撮影
スケール代わりに硬貨を並べて大きさがわかるように

【実物保存の方法】

清潔なジップ付き袋を準備
使い捨て手袋かスプーンで採取
冷蔵庫で保管（受診まで24時間以内なら）
長期保存が必要な場合は冷凍庫へ

「さすがに実物は...」という場合は、少なくとも写真を撮っておきましょう。特に異物が疑われる場合、実物があると治療方針が決めやすくなります。

便利ツールのご紹介

最近はペットの健康管理アプリも充実しています。おすすめは：

🐶「ペットノート」アプリ：嘔吐記録のテンプレート付き

🐶「わんにゃんカルテ」：かかりつけ病院とデータ共有可能

🐶Googleフォームの自作テンプレート：家族で共有可能

手書きが好きな方には、100均のメモ帳に「嘔吐記録ページ」を作るのもおすすめです。見開きで1週間分を記録できるようにすると、経過が一目でわかります。

いざという時に慌てないよう、今から記録の準備をしておきましょう。愛犬の体調管理は、日頃の観察と記録が9割です。面倒に思える記録も、愛犬の健康を守るための大切な愛情表現ですね。

まとめ

愛犬が白い泡を吐いた時は、まず落ち着いて嘔吐物の状態や回数を確認しましょう。空腹やストレスが原因のこともありますが、繰り返し吐く・血が混じる・ぐったりしている場合はすぐに動物病院へ。日頃から食事管理や生活リズムを見直すことで予防できます。判断に迷ったら、嘔吐物の写真を撮って早めに獣医師に相談することが、愛犬の健康を守る第一歩です。