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犬の散歩に必要な持ち物リスト!お散歩バッグの中身とマナーを解説|PETTENA
愛犬とのお散歩で、うんち袋を忘れて焦ったことはありませんか?毎日の犬の散歩には、意外とたくさんの必需品が必要です。季節や天候に合わせた散歩グッズを揃えることで、突然の雨や暑さにも慌てずに対応でき、愛犬とのお散歩タイムがもっと快適になりますよ。今回は、飼い主さん必見の散歩持ち物リストと知っておきたいマナーを詳しくご紹介します。
カテゴリ | 主な持ち物 |
---|---|
基本編 |
首輪 or ハーネス&リード、うんち袋、水ボトル、 ウェットティッシュ、携帯ボウル、おやつ、マナーポーチ |
便利編 |
光る首輪 or LEDライト、散歩バッグ、 消臭スプレー、ボトルホルダー、クールスカーフ、防虫スプレー |
季節別対策 | 春:花粉・ノミダニ対策 夏:熱中症対策、保冷ベスト 秋:防寒ウェア(急な冷え込み) 冬:防寒ジャケット、足元ケア |
犬種・年齢別対策 | 小型犬:軽量グッズ、キャリー 大型犬:頑丈なリード&ハーネス シニア犬:スリング、滑り止め靴 |
【基本編】毎日持ち歩きたい必需品7選
首輪 or ハーネス&リード
愛犬の安全を守る基本アイテムと言えば、首輪やハーネスとリードです。小型犬や首がデリケートな犬種には、体全体で支えるハーネスがおすすめです。特に興奮しやすい子や引っ張り癖がある場合は、胴体に負担がかかりにくいY字型ハーネスを選ぶと安心です。反対に、落ち着いて歩ける成犬には、シンプルな首輪でも十分でしょう。
反射材付きのものや、夜間でも光るLEDリードなど、暗い時間帯の散歩にも便利な商品です。愛犬のサイズにぴったり合ったものを選ぶことが大切で、指1本分くらいの余裕があるかどうか、定期的にチェックしてあげてくださいね。
うんち袋
突然のうんちに袋を忘れて焦ったなんて…そんな経験、ありませんか?うんち袋は愛犬家としてのマナーの基本です。生分解性のエコなタイプを使えば、環境に配慮しながら清掃ができます。ロールタイプならコンパクトに収納でき、持ち歩きにも便利ですよ。
個包装のタイプを選ぶ際は、開けやすさもチェックポイントです。急な時でもスムーズに取り出せるよう、リードにクリップで付けられるポーチに入れておくのがおすすめです。臭いが気になる場合は、消臭効果のある袋を選ぶと、後でゴミ箱に捨てる時も周りに気を使わずに済みます。
おしっこ用の水ボトル
おしっこ後のニオイや汚れが気になる...そんな悩みを解決してくれるのがおしっこ用の水ボトルです。特に都会でお散歩する場合、愛犬のおしっこで道路や電柱が汚れるのを防げるので、近隣の方々とのトラブル防止にもなります。
散歩用に開発された専用ボトルもあり、片手で簡単に水が出せるタイプや、折り畳み式でかさばらないタイプなど、様々な種類があります。中には消臭成分入りの水が補充できるものもあります。おしっこをしたらさっと流す習慣をつけることで、地域の美化に貢献できますよ。
ウェットティッシュ or ティッシュ
足が汚れたり、体にゴミがついたりするハプニングにすぐに対応できるよう、ウェットティッシュやティッシュは必ず携帯したいアイテムです。特に雨の日や砂利道の散歩後は、愛犬の足裏をきれいに拭いてあげることで、室内の汚れを防げます。
ウェットティッシュを選ぶ際は、犬用の低刺激タイプをおすすめします。アルコールフリーで、舐めても安全な成分かどうか確認しましょう。個包装のティッシュならかさばらず、ポケットにさっと入れられます。汚れたらすぐ拭けるよう、リードに小さなポーチを取り付けておくと便利です。
飲み水&携帯ボウル
散歩中の脱水症状を防ぐには、特に夏場は、こまめな水分補給が大切です。携帯用の折り畳みボウルや、ボトル一体型の給水器があると、いつでも新鮮な水を飲ませてあげられます。
給水のタイミングは、15-20分おきを目安に。アスファルトの照り返しで体温が上がりやすい夏場は、日陰を見つけて休憩しながら、こまめに水分補給させてあげましょう。冬場でも意外と水分は失われるので、季節問わず持ち歩くのが理想的です。
おやつ or トレーニング用フード
他の犬に吠えたり、突然引っ張り出したりする困った行動を直すのに、おやつやトレーニングフードが役立ちます。良い行動をした時にすぐご褒美をあげられるよう、すぐ取り出せるポーチに入れておきましょう。
おやつは小さくて消化しやすいものを選び、カロリーオーバーにならないよう、1日の量をあらかじめ分けておくのがコツです。ドライフードをトレーニング用に使うのも良い方法です。突然のハプニングで散歩が長引いた時の非常食としても役立ちますよ。
マナーポーチ・携帯ゴミ袋入れ
「ポケットがいっぱいで大変...」そんな悩みを解決してくれるのが、散歩用小物をまとめて収納できるマナーポーチです。うんち袋やティッシュ、おやつなど、必需品を一ヶ所にまとめられるので、いざという時もサッと取り出せます。
ベルトにクリップで取り付けられるタイプや、リードに直接付けられるタイプなど、様々なデザインがあります。防水加工してあると雨の日も安心です。おしゃれなデザインのものも多いので、散歩のお供にぴったりの一品を探してみてはいかがでしょうか。
【便利編】あると、犬との散歩をもっと楽しむグッズ

犬用光る伸縮リード
1.5メートル伸縮リード、巻き取りらくらく絡まない。
2.高品質でより耐久性が高い、体重30kgまで適応
3.LEDライト+紐両面夜間反射付き、夜でも安心お散歩
1.5メートル伸縮リード、巻き取りらくらく絡まない。
2.高品質でより耐久性が高い、体重30kgまで適応
3.LEDライト+紐両面夜間反射付き、夜でも安心お散歩
夜間散歩に!光る首輪やLEDライト
帰宅が遅くなってしまって、暗い中のお散歩が心配...そんな飼い主さんにぜひ揃えてほしいのが、夜間散歩用の安全グッズです。光る首輪やLEDライトは、車や自転車から愛犬の存在をアピールするのに最適です。
特に道路沿いを散歩する場合、反射板だけでは不十分なこともあります。明るいLEDライトなら、数十メートル先からでも愛犬の位置が確認できます。リードに取り付けられるタイプや、首輪に直接組み込めるタイプなど、愛犬のサイズや散歩コースに合わせて選びましょう。
ハンズフリー対応の散歩バッグ
リードと荷物で手がいっぱいになってしまうお悩みを解決してくれるのが、ハンズフリー対応の散歩バッグです。ウエストポーチタイプやショルダーバッグなら、両手が空くので急な飛び出しにもすぐ対応できます。おやつやうんち袋をサッと取り出せるよう、前面にポケットが付いているデザインが便利ですよ。
選ぶ際は、愛犬のサイズに合わせた容量を考慮しましょう。小型犬ならコンパクトなウエストポーチで十分ですが、大型犬の場合はタオルや多めの水分も収納できるよう、少し大きめのバッグをおすすめします。軽量で通気性の良い素材なら、夏場も蒸れずに快適です。
携帯消臭スプレー
おしっこの後のニオイや雨の日特有の湿った臭いが気になる……そんな時は携帯消臭スプレーが便利です。犬用消臭スプレーは、アルコールフリーで舐めても安全なものが主流です。抗菌効果のあるものなら、汚れを拭いた後の消臭にも使えて一石二鳥です。
特にマンションのエレベーターや共用部を通る前には、さっと一吹きするのがおすすめです。100ml以下のコンパクトサイズなら、ポーチに入れてもかさばりません。天然成分を使用したアロマタイプなら、飼い主さんのストレス解消にもなりますよ。使用後はしっかり乾かすことで、皮膚トラブルを防げます。
カラビナ付きボトルホルダー
水ボトルを持ち歩くのが重たいし、いちいちバッグから出すのが面倒……そんなことありませんか?カラビナ付きボトルホルダーなら、リードやバッグに直接ボトルを装着できるので、水分補給のたびにいちいちバッグを開ける手間が省けます。
特に夏場の長時間散歩では、こまめな水分補給が欠かせません。ボトルホルダーがあれば、必要な時にすぐ取り出せて便利です。滑り止め加工が施されたタイプを選べば、走り回る愛犬と一緒でもボトルが落ちる心配がありません。500ml程度のスタンダードサイズが収まるものを選ぶと、さまざまなボトルに対応できますよ。
クールスカーフ&防虫スプレー
夏の暑さで愛犬がバテてしまうし、蚊やダニが心配...そんな夏ならではのお悩みを解決するのが、クールスカーフと防虫スプレーのコンビです。クールスカーフは水に濡らして首に巻くだけで、体温を効果的に下げてくれます。保冷剤ポケット付きのタイプなら、長時間の冷却効果が期待できますよ。
防虫スプレーを選ぶ際は、犬用のものを必ず使用しましょう。人間用の虫除けには、犬にとって有害な成分が含まれている場合があります。天然ハーブ由来の優しい成分なら、子犬や皮膚の敏感なワンちゃんにも安心です。散歩の30分前に吹きかけておくと、効果的に虫を寄せ付けません。
【季節別】春夏秋冬で変わる犬の散歩持ち物
春:花粉・ノミダニ対策
春になると愛犬が体を痒がったり、くしゃみが多くなったりする症状が見られたら、花粉やノミダニの影響かもしれません。春先の散歩には、花粉対策用の犬用ウェアをおすすめします。通気性の良い薄手の素材で、体全体を覆えるタイプを選ぶと、花粉の付着を大幅に減らせます。散歩後は玄関先でブラッシングをして、毛についた花粉を落としてあげましょう。
ノミダニ対策としては、予防薬に加えて散歩用の防虫スプレーがあると安心です。天然成分のものなら、毎日使っても愛犬の肌に優しいですね。特に草むらに入るのが好きな子には、必ず対策を取っておきます。ノミダニチェック用の細かい目のクシも持ち歩くと、帰宅後にすぐ確認できます。春の陽気に誘われて長めの散歩をしたくなる季節ですが、体力が落ちていることもあるので、無理のない距離を心がけてください。
夏:熱中症対策グッズ、保冷ベスト
夏場の散歩で最も気をつけたいのが熱中症対策です。保冷ベストは、水に濡らして絞るだけで冷却効果が持続する優れものです。特に黒っぽい毛色の犬や、北方原産の犬種には必須アイテムと言えるでしょう。散歩時間帯も、早朝や日が落ちてからにするなど、路面温度が下がるのを待つのが賢明です。
携帯用のクールマットも便利で、休憩時に公園のベンチで使えば、愛犬も一息つけます。水筒は大きめのものを用意し、こまめに水分補給させてあげましょう。犬用の経口補水液も市販されているので、特に暑い日は持参するのがおすすめです。
肉球の火傷防止には、靴下やワックスも効果的です。日中の炎天下での散歩は極力避け、どうしても必要な時は日陰を選んで歩くようにしてください。
秋:急な冷え込みに備えた服
秋は1日の中でも気温の変化が激しい季節です。薄手の犬用服を常に持ち歩き、愛犬が寒そうにしたらすぐに着せてあげましょう。特に短毛種や子犬、シニア犬は体温調節が苦手なので注意が必要です。撥水加工のウインドブレーカーなら、突然の小雨にも対応できますよ。
秋の散歩で意外と見落としがちなのが、乾燥対策です。保湿クリームを携帯し、肉球のひび割れを防いであげましょう。また、落ち葉の下に隠れたノミダニにも要注意です。春と同じく、防虫スプレーでの予防が効果的です。食欲の秋で体重が増えやすい時期なので、散歩時間を少し長めにとるなど、運動量の調整も意識してみてください。
冬:防寒ジャケット、足元ケア用品
冬の散歩では、防寒対策が最優先です。保温性の高い犬用ジャケットは、胴体だけでなく首元までしっかり覆えるタイプを選びましょう。特に小型犬や短毛種は、体温が奪われやすいので要注意です。防水・防雪加工のものなら、雪の日も安心して散歩できます。
足元ケアとしては、犬用ブーツか肉球ワックスが必須です。雪の日の融雪剤は肉球を刺激するので、散歩後は必ずぬるま湯で洗い流してあげましょう。携帯用のペットボトルにお湯を入れておけ、冷えた体を温めるのにも役立ちます。
寒い日は散歩時間を短めにし、その分室内で遊ぶ時間を増やすなど、無理のないスケジュールを組んでくださいね。
【タイプ別】小型犬・大型犬で必要な持ち物は変わる!
小型犬
抱っこしているとすぐ疲れてしまう小型犬の飼い主さんには、コンパクトで軽量なグッズがおすすめです。特に首輪やハーネスは、愛犬の小さな体に負担がかからないよう、幅広すぎないものを選びましょう。1cm前後の細めのベルトで、クッション性のある素材なら、デリケートな首周りも守れます。
小型犬の散歩で意外と重宝するのが、折り畳み式のキャリーバッグやスリングです。疲れた時や混雑した場所ですぐに保護できるので、都会でお散歩する方には特に便利です。最近はおしゃれなデザインのものが多く、リュックタイプなら両手が空いて移動も楽です。ただし、長時間の使用は愛犬のストレスになるので、休憩しながら使ってあげてくださいね。
うんち袋やおやつポーチなども、小型犬用にコンパクトなサイズを選ぶと、持ち運びが楽になります。散歩バッグ自体が重くなりすぎないよう、必要最小限のアイテムに絞るのがコツです。
大型犬
力が強くて制御が難しい大型犬の飼い主さんは、まず耐久性の高い散歩グッズを揃えたいものです。リードは幅広のナイロン製か、革製のものが引きちぎれにくく安心です。長さ調節可能なタイプなら、道路では短く、公園では長くと、シチュエーションに合わせて使い分けられます。
大型犬のハーネス選びで重要なのは、体にしっかりフィットするかどうか。特に胸周りと胴体のサイズを正確に測り、調整可能なバックルがついたものを選びましょう。Y字型のハーネスなら、急な引きにも首に負担がかかりにくいです。
大型犬の散歩には、多めの水と大型用ボウルも忘れずに。普通のペットボトルではすぐに空になってしまうので、1リットル以上の水筒がおすすめです。うんち袋も大きめサイズを準備しておくと、いざという時に慌てずに済みますよ。
シニア犬
愛犬が歩くのが遅くなったり、段差を嫌がるようになったりする老化の兆しが見られるようになったら、シニア犬用の散歩グッズが役立ちます。特に足腰が弱ってきた子には、補助用のスリングやハーネスがあると安心です。疲れた時にサポートできるだけでなく、階段や急な段差での転倒防止にもなります。
シニア犬の散歩で見落としがちなのが、滑り止め対策です。フローリングや舗装路での転倒を防ぐため、滑り止め加工の靴下や肉球ワックスを活用しましょう。関節保護用のサポーターも、歩行をサポートしてくれます。散歩コースも、なるべく平坦で歩きやすい道を選んであげてください。
持病があるシニア犬の場合は、かかりつけの獣医師に相談してから散歩グッズを選ぶのがおすすめです。体温調節が難しくなるので、夏はクールマット、冬は保温ジャケットなど、季節に応じたケアも忘れずに。無理のない距離とペースで、愛犬のペースに合わせた散歩を心がけましょう。
【雨の日】散歩に行かない?持ち物と対策

透明つば付きペットレインコート
雨の日のお散歩でまず準備したいのが、犬用と飼い主用のレインコートセットです。愛犬用は、体全体を覆えるタイプが理想的です。特に胴長犬種には、お腹までしっかりカバーできるロングタイプがおすすめです。撥水加工が施された通気性の良い素材なら、蒸れずに快適に過ごせます。
飼い主用は、両手が自由に使えるポンチョタイプが便利です。リードを操作したり、うんち袋を扱ったりする際にストレスがありません。
レインコートを選ぶ際は、愛犬が嫌がらないかどうか、家で試着させてみましょう。急な雨に備えて、常にバッグに折り畳みタイプを入れておくのがおすすめです。
足ふきタオル&ドライヤー
帰宅後のケアを楽にするなら、吸水速乾性のマイクロファイバータオルが必須です。大きめのサイズを選べば、体全体をさっと拭けます。特に足の裏や指の間は丁寧に拭いてあげましょう。
本格的に乾かすなら、犬用の低音ドライヤーがあると便利です。人間用よりも風量が優しく、愛犬も怖がりません。どうしてもドライヤーを嫌がる子には、吸水タオルでしっかり水気を取った後、室温で自然乾燥させる方法も。その際は、冷えないようタオルや毛布で包んであげてくださいね。
雨の日のお散歩後は、耳のケアも忘れずに。垂れ耳の犬種は特に、耳の中が蒸れやすいので、専用のイヤークリーナーで優しく拭いてあげましょう。濡れたままにすると皮膚トラブルの原因にもなるので、できるだけ早く乾かすことが大切です。
防水マナーバッグ
うんち袋が濡れて使いにくいし、おやつが湿気てしまったなど、雨の日の困りごとを解決してくれるのが、防水加工のマナーバッグです。ジッパー付きの撥水ポーチなら、中身を雨からしっかり守れます。特にうんち袋は個包装のものを防水ケースに入れておくと、雨の中でもスムーズに取り出せて便利ですよ。
スマホやキーケースを入れるポケットも防水仕様のものを選ぶと、突然の土砂降りでも安心です。バッグ全体が防水素材のものなら、地面に置いた時も中身が濡れません。最近はおしゃれなデザインの防水バッグも多いので、普段使いにもぴったりです。
飼い主として知っておきたい散歩のマナーとしつけ
トイレマナーの基本
おしっこをする時は、なるべく草木のある場所を選び、コンクリートや建物から離れるのがマナーです。どうしても舗装路上でさせてしまった場合、携帯用の水ボトルで流すと、臭いや汚れの軽減に役立ちます。特にマンションの共用部や店舗前は、十分な配慮が必要です。
うんちの処理は、必ずすぐに持ち帰るのが原則です。処理後は、ウェットティッシュで地面を軽く拭くとより丁寧です。トイレトレーニングがまだの子は、散歩前に家で用を済ませておくと安心ですよ。
吠え防止とリーダーウォークの重要性
他の犬を見ると興奮してしまったり、郵便配達さんに吠えてしまったりする吠え癖は近隣トラブルの原因になりがちです。まずは愛犬が吠えるきっかけを見つけ、少しずつ慣らしていくことが大切です。たとえば遠くから他の犬を見せながら、吠えなかったらおやつをあげるなど、ポジティブな強化が効果的です。
リーダーウォークができると、散歩中のトラブルが大幅に減ります。練習のコツは、リードを短く持ち、愛犬が横に来たら褒めてあげることです。引っ張ったらすぐに止まり、引っ張りが止まったら再び歩き始めます。最初は5分程度から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。Y字型ハーネスを使うと、引っ張り防止に効果的です。
リードの正しい使い方と長さの選び方
リードは愛犬の安全を守る大切なツールです。一般的に、市街地では1~2mの長さが適切です。伸縮タイプは便利ですが、最大長にするとコントロールが難しくなるので注意です。交通量の多い場所では、短めに持つのが安全です。
リードの持ち方にもコツがあります。手首に巻きつけるのではなく、親指をループに通して握ると、急な飛び出しにも対応できます。反対側の手で中間あたりを持てば、さらにコントロールしやすくなりますよ。
リードを扱う上で大切なのは、常に適度なテンションを保つことです。緩すぎると危険ですが、きつく引きすぎるのもストレスになります。愛犬との間に自然なコミュニケーションが生まれるよう、ほどよい長さと張り加減を見つけてみてください。
災害・迷子・緊急時に備える散歩グッズ
GPS付き首輪
ドアからすり抜けたり、花火の音に驚いてリードから抜けたりするなど、愛犬が迷子になる原因は日常の些細な瞬間に潜んでいます。GPS付き首輪があれば、スマホアプリで現在地をリアルタイムに確認可能です。特に広範囲を散歩する方や、山歩きが好きな方には必須アイテムと言えるでしょう。
防水仕様のものなら雨の日も安心です。充電式タイプは1回の充電で1週間ほど持つものが多く、日常使いにも便利です。ただし、電波状況によっては位置情報が正確でない場合もあるので、GPSだけに頼らず、他の対策も併用するのがおすすめです。
GPS機能付きの首輪を選ぶ際は、通信料金の有無やカバーエリアを事前に確認しましょう。普段から装着しておくことで、いざという時に慌てずに対処できますよ。
緊急連絡タグ
意外と見落としがちなのが、首輪に付いている緊急連絡タグの定期的な更新です。表面に飼い主の連絡先、裏面にかかりつけの動物病院を記載しておくと、保護された際にスムーズな連絡が可能になります。
最近人気なのはQRコードタイプの連絡タグです。スマホで読み取るだけで、飼い主情報やアレルギーなどの詳細を確認できます。中には狂犬病予防接種の情報も登録できるものもあります。ただし、QRコードだけでは誰でも情報を読めてしまうので、基本の電話番号も併記するのが良いでしょう。
タグの材質はステンレスやアルミニウムなど、屋外でも錆びにくいものをおすすめします。雨の日も文字が滲まないよう、彫刻タイプを選ぶとより安心です。首輪とハーネスの両方に付けておくと、万が一外れてしまった時の二重の保険になります。
簡易応急セット
散歩中に肉球を切ってしまったとか、蜂に刺されたみたい…そんな緊急時に役立つのが、持ち歩き用の簡易応急セットです。最低限揃えたいのは、消毒液・ガーゼ・包帯・ピンセット・簡易エリザベスカラー・犬用の湿布など。100円ショップの小さなケースにまとめれば、かさばらずに持ち運べます。
特に夏場は、熱中症対策として冷却シートや経口補水液を追加しておくと安心です。冬場なら、保温用のアルミシートがあると体温低下を防げます。持病がある子は、かかりつけの獣医師と相談して必要な薬を携帯するのも良いでしょう。
応急処置の知識も併せて身につけておくと、いざという時に落ち着いて対応できます。自治体が開催するペットの救命講習に参加したり、専用のアプリをダウンロードしたりするのもおすすめです。
多頭飼いの飼い主さんにおすすめの散歩アイテム
多頭用リード
「犬同士が絡まって歩きにくい」「それぞれのペースが違って大変」そんなお悩みを解決してくれるのが、多頭飼い専用のリードです。Y字型や並列型の多頭用リードを使えば、2頭の犬を1本のリードでコントロール可能です。特に興奮しやすい子と落ち着いた子を一緒に散歩させる場合に便利です。
選ぶ際のポイントは、それぞれの犬のサイズに合った長さと強度です。小型犬同士なら軽量なナイロン製、大型犬が混ざる場合は革製や丈夫なメッシュタイプがおすすめです。
最初はお家の庭や静かな公園で練習し、犬同士がリードに慣れるようにしましょう。リードの中央部分にクッションがついたタイプなら、急な引っ張りでも手への負担が軽減されますよ。
複数用ボウル&水筒
ボウルを何個も持ち歩くのが重い…多頭飼いの散歩で意外と面倒なのが水分補給です。2~3つのお皿がついた複数用ボウルなら、同時に水を飲ませることができ、時間の節約になります。折りたたみ式のシリコン製なら、使用後もコンパクトに収納可能です。
水筒は1リットル以上の大容量タイプが便利です。特に夏場は複数の犬の分を考慮して、普段より多めの水を持ち歩きましょう。ボトルとボウルが一体型になった多頭飼い専用の給水器を使えば、片手で給水できるので忙しい時にも重宝します。
水飲み場では、犬同士が譲り合って飲めるよう、事前に待ての練習をしておくのがおすすめです。混雑している場所では、時間帯をずらすなどの配慮も忘れずに。
まとめて収納できる散歩バッグ
多頭飼いの散歩には、収納力と使い勝手の良いバッグが欠かせません。複数のポケットが付いた多頭飼い専用バッグなら、犬ごとにアイテムを分けて収納できます。
選ぶ際のポイント:
🐕メインの大きいポケット:共通のアイテム
🐕小分けポケット:個別のおやつや薬
🐕サイドポケット:すぐに使う水ボトルやおもちゃ
リュックタイプなら両手が空き、犬の数が多い場合でも安心です。防水加工のものなら、突然の雨でも中身を濡らしません。重さが分散されるよう、ショルダータイプよりバックパック型がおすすめです。
犬のお散歩の持ち物に関するよくある質問
Q:雨の日も散歩に行くべき?
軽く外に出るだけでも気分転換になることがあります。ただし、嫌がる場合や強い雨・雷の日は無理せず、おうちで遊んであげるのも選択肢です。レインコートや足ふきタオルも活躍しますよ。
Q:犬のお散歩バッグには何を入れておくといい?
毎日使うアイテムはお散歩バッグにまとめておくと便利です。たとえば、うんち袋・ティッシュ・ウェットティッシュ・水ボトル・おやつ・消臭スプレーなど。忘れ物防止にもなりますよ。
Q:犬の散歩でやってはいけないことってある?
長すぎる散歩や暑い時間帯の外出、他の犬への無理な接触などはNGです。また、リードを外す・トイレの後始末をしないのもマナー違反。愛犬と周りの人・動物の安全のために、気をつけてお散歩を楽しみましょう。
まとめ
愛犬とのお散歩を快適にするには、季節や犬のサイズに合わせた必需品を準備することが大切です。基本のうんち袋や水ボトルに加え、雨の日はレインコート、夏は保冷グッズなど、天候に応じたアイテムを揃えましょう。多頭飼いやシニア犬には専用のグッズが便利です。また、GPS首輪や緊急連絡タグで万が一に備えるとより安心。適切な準備とマナーを心がければ、毎日のお散歩がもっと楽しい時間になりますよ。