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猫の薬の飲ませ方完全ガイド|ご飯に混ぜる?砕く?嫌がるときの対処法も|PETTENA
猫が薬を嫌がる理由は、味や匂い、そして服薬のストレスが原因です。「猫が薬を飲まない」と悩む飼い主さんは多いですよね。この記事では、そんな悩みを解決するための方法やコツを簡単にご紹介します!
猫に薬を飲ませる基本テクニック
直接飲ませる方法
錠剤を直接飲ませるのは、慣れるまでは少し緊張するかもしれませんが、実は最も確実な方法です。
Step1:猫をリラックスさせ、膝の上や安定した場所に座らせます。
Step2:猫の頭を軽く上に向け、口の横から指を入れて優しく口を開けさせます。
Step3:錠剤を喉の奥に置き、口を閉じて軽く顎を撫でて飲み込ませます。
ご飯に混ぜる方法
猫の薬をご飯に混ぜるのは、手軽でストレスが少ない方法です。ただし、薬の味や匂いを敏感に感じる猫もいるので注意が必要です。
- メリット:猫が気づかずに薬を摂取できる。
- デメリット:薬を吐き出したり、ご飯自体を食べなくなることもある。
薬を混ぜるフードは、匂いが強いウェットフードのような嗜好性の高いものがおすすめです。
薬を細かく砕いて混ぜると、さらに気づかれにくくなります。
ちゅーるやゼリーを使う方法
ちゅーるやゼリーを使う方法は、猫も喜ぶので試してみる価値あります。
Step1:ちゅーるやゼリーに薬を包み込んで与えます。
Step2:猫が夢中で食べている間に、さっと薬を飲ませましょう。
ちゅーるやゼリーは、猫の好みに合わせて味を選ぶことが大切です。
また、与えすぎるとカロリーオーバーになるので、量には気をつけてください。

錠剤を砕いて与えても大丈夫?
錠剤を砕くリスク
- 薬の効果が変わる可能性:錠剤は、体内でゆっくり溶けるように設計されていることが多いです。砕いてしまうと、効果が強く出すぎたり、逆に弱まったりする場合があります。
- 苦味でさらに飲まなくなる:砕いた薬は苦味が出やすく、猫がますます嫌がる原因になることも。特に猫が薬を飲まずにイライラと感じる場合は、砕くのは避けた方が無難です。
砕いてもOKな薬とNGな薬
- 砕いてもOKな薬:獣医師から砕いても問題ないと許可された薬。
- 砕いてはいけない薬:徐放性の薬やコーティングされた薬は、砕くと効果が変わることがあります。
必ず獣医師に確認してから砕くかどうかを決めましょう。猫の錠剤を砕く前に相談するのが安心です。
粉薬の与え方
砕いた薬やもともとの粉薬は、ちゅーるを使って与えるのがおすすめです。
- ちゅーるやウェットフードに粉薬を混ぜ、猫が気づかずに食べられるようにします。
- 少量のフードに混ぜ、全部食べきれるようにするのがコツです。
粉薬は風味が強いことがあるので、猫の好物と組み合わせると成功しやすくなります。

猫が薬を嫌がるときの対処法
薬を吐き出してしまう場合
猫が薬を飲んですぐに吐いたという経験はありませんか?これは、薬が胃に届く前に吐き出されてしまうことが原因です。
- 与えるタイミングを見直す:食後すぐに与えると、胃の中に食べ物があるため、薬が吐き出されにくくなります。
- 飲ませ方を工夫する:錠剤を喉の奥までしっかり置き、口を閉じて軽く顎を撫でて飲み込ませましょう。シロップの場合は、少量ずつ与えるのがコツです。
薬を飲まないときの工夫
猫が薬を飲まなくてイライラと感じる前に、試してみてほしいアイデアがあります。
- おやつで誘う:薬を飲ませた直後に、猫の好きなおやつをあげることで、「薬=いいことがある」と覚えてもらいます。
- 遊びながら与える:遊びに夢中になっている隙に、さっと薬を飲ませるのも一つの手です。
- 薬を隠す:ちゅーるやゼリーに薬を包み込んで与えると、猫が気づかずに食べてくれることもできます。
薬が気管に入るのを防ぐ方法
猫の薬が気管に入るのは、とても危険です。これを防ぐためには、正しい姿勢と方法が大切です。
- 猫を安定した場所に座らせ、頭を軽く上に向けます。
- 薬を喉の奥に置いたら、すぐに口を閉じて軽く顎を撫で、飲み込むのを促します。
- シロップの場合は、頬の内側に垂らしてゆっくり与えましょう。
プロが教える!猫に薬を飲ませるコツ
猫のストレスを減らす方法
猫がリラックスしている状態で薬を飲ませることが成功のカギです。
- 薬を飲ませる前後にコミュニケーションを取る:撫でたり、優しく声をかけたりして、猫を安心させましょう。
- 環境を整える:静かで落ち着いた場所を選び、他のペットや騒音が気にならないようにします。
- ご褒美を用意する:薬を飲ませた後は、おやつや遊びで猫を褒めてあげると、次回も協力的になってくれるかもしれません。
薬を飲ませるタイミング
薬の種類によって、適切なタイミングがあります。
- 食前・食後の指示を守る:胃に負担がかかる薬は食後、吸収をよくする薬は食前など、獣医師の指示に従いましょう。
- 猫の生活リズムに合わせる:お昼寝の後など猫がリラックスしている時間帯を選ぶと、スムーズに飲ませられることが多いです。
どうしてもダメなときは?
猫が薬を飲まずにイライラする場合が続くようなら、無理せず獣医師に相談しましょう。
- 薬の形状を変える:錠剤がダメなら、シロップや粉薬に変更できないか相談してみてください。
- 別の治療法を検討する:注射や貼り薬など、他の方法が適している場合もあります。
- プロの力を借りる:動物病院で薬を飲ませてもらうことも可能です。
まとめ
猫に薬を飲ませるのは大変ですが、コツをつかめば意外と簡単です。直接飲ませる、ご飯に混ぜる、ちゅーるやゼリーを使うなど、方法はさまざまです。錠剤を砕く際はリスクに注意し、猫が嫌がるときはストレスを減らす工夫を。どうしても難しい場合は、獣医師に相談して別の方法を試してみてください。