犬の歯が抜けるのはいつ?乳歯から永久歯への変化と注意点|PETTENA
犬の歯
犬の歯が抜け始める時期や生え変わりのプロセスは、飼い主さんにとって気になるポイントのひとつですよね。実は、犬の歯も人間と同じように、乳歯から永久歯へと生え変わります。この記事では犬の歯が抜ける時期、乳歯から永久歯への変化と注意点をわくりやすく解説します。

犬の歯の本数と構造

乳歯は全部で28本あり、生後2~3週間で生え始めます。しかし、この乳歯はあくまで「仮の歯」で、永久歯に生え変わるための準備段階です。永久歯は全部で42本あり、乳歯よりも大きくしっかりとした歯です。
犬の歯は、切歯(せっし)、犬歯(けんし)、臼歯(きゅうし)の3種類に分けられます。
  • 切歯は前歯にあり、主に毛づくろいや食べ物を噛み切る役割を担います。
  • 犬歯は牙と呼ばれる鋭い歯で、獲物を捕らえたり、物を引き裂いたりするのに使われます。
  • 臼歯は奥歯で、食べ物をすりつぶす役割があります。特に、肉や骨を噛み砕くのに重要です。
犬の歯の本数

犬の歯が抜ける時期:乳歯から永久歯への変化

乳歯が抜け始める時期

犬の乳歯が抜け始めるのは、生後3~4ヶ月頃からです。この時期は、子犬の体が急速に成長するタイミングでもあります。

永久歯が生え揃う時期

乳歯が抜け始めてから、永久歯が生え揃うまでの期間は、だいたい生後6~8ヶ月頃までです。この時期になると、犬の口の中は少しずつ大人の歯に変わっていきます。

生え変わりのプロセス

犬の歯の生え変わりは、一定の順番で進みます。まず最初に抜け始めるのは「切歯」です。切歯は前歯の部分にあり、生後3~4ヶ月頃から抜け始めます。次に「犬歯」、いわゆる「牙」の部分が生後4~5ヶ月頃に抜けます。最後に「臼歯」、奥歯の部分が生後5~6ヶ月頃に抜けて、永久歯に生え変わります。
この順番は、犬の種類や個体差によって多少前後することがありますが、おおむねこのような流れで進みます。
犬の歯が抜ける

犬の歯が抜ける際の注意点

生え変わり期によく見られる症状

生え変わり期には、歯茎がむずがゆくなることが多く、子犬が家具やおもちゃをかじる行動が増えます。これは、歯茎の違和感を解消するための自然な行動です。
また、歯茎が敏感になるため、食欲が低下したり、硬いフードを食べにくそうにすることもあります。
軽い出血が見られることもありますが、これは一時的なものなので、過度に心配する必要はありません。

抜けた乳歯を飲み込んでしまった場合

抜けた乳歯を飲み込んでしまうことはよくありますが、特に問題はありません。乳歯は小さく、消化器官を通って自然に排出されます。
ただし、大量に飲み込んだり、異物を誤飲したりしないよう、子犬の行動には注意して見守ってあげてください。

歯が抜けない場合のリスクと対処法

犬の生え変わり期に、乳歯が抜けずに残ってしまう「二重歯列」は、意外とよくある問題です。この状態を放置すると、さまざまなリスクが生じるため、適切な対処が必要です。

二重歯列(乳歯遺残)の問題

乳歯が抜けずに残ったまま永久歯が生える「二重歯列」は、注意が必要です。
特に小型犬は乳歯遺残が起こりやすいので、生後6~8ヶ月頃までに乳歯が抜けていない場合は、獣医師に相談しましょう。必要に応じて、乳歯を抜歯することもあります。

乳歯遺残のリスク

歯並びの悪化
乳歯が残ったまま永久歯が生えると、歯が重なって生える「二重歯列」になることがあります。これにより、歯並びが悪くなり、見た目だけでなく咀嚼機能にも影響が出ます。
歯周病のリスク上昇
乳歯と永久歯が重なっている部分は、食べかすや歯垢がたまりやすく、歯周病の原因になります。歯周病は、口臭や歯のぐらつきを引き起こし、重症化すると全身の健康にも悪影響を及ぼします。
永久歯の成長障害
乳歯が残っていることで、永久歯が正しい位置に生えず、歯根や顎の骨に負担がかかることがあります。これにより、永久歯の成長が妨げられる可能性もあります。

対処法:抜歯が必要な場合

乳歯遺残が確認された場合、多くの場合で抜歯が必要になります。以下は、獣医師による治療の流れです。
診察とレントゲン検査
まずは、獣医師が口の中を確認し、レントゲン検査で乳歯と永久歯の状態を詳しく調べます。これにより、抜歯が必要かどうかを判断します。
抜歯の実施
抜歯が必要と判断された場合、全身麻酔をかけて処置を行います。乳歯は永久歯に比べて根が浅いため、比較的簡単に抜くことができますが、処置後は歯茎のケアが重要です。
術後のケア
抜歯後は、歯茎の炎症を抑えるための薬や、柔らかいフードを与えることが推奨されます。また、定期的な歯磨きやデンタルケアを続けることで、再発を防ぎます。
犬の二重歯列

生え変わり期のケア方法

歯茎のかゆみを和らげるおもちゃ

生え変わり期には、歯茎がむずがゆくなることが多いです。この時期、子犬は家具や靴をかじりたがりますが、それを防ぐために、歯茎の刺激に適したおもちゃを用意しましょう。ゴム製のデンタルおもちゃや、冷やして使えるタイプのおもちゃは、かゆみを和らげるのに効果的です。

柔らかいフードやおやつ

歯茎が敏感な時期は、硬いフードを食べにくそうにすることがあります。そんな時は、フードをお湯でふやかしたり、柔らかいウェットフードに切り替えてあげましょう。また、歯磨き効果のあるおやつを活用するのもおすすめです。

歯磨きの習慣づけ

生え変わり期は、歯磨きの習慣を始めるのに最適なタイミングです。最初は指サックタイプの歯ブラシや、犬用の歯磨きガムを使って、少しずつ慣らしていきましょう。歯磨きを嫌がる場合は、無理せずに短時間から始めてください。

ストレスをかけない環境

生え変わり期は、子犬にとって少しストレスの多い時期です。無理にかじるのをやめさせたり、過度に歯を触ったりしないように、優しく見守ってあげましょう。
生え変わり期のケア

犬の歯に関するよくある質問

Q1. 犬の歯が自然に抜けないのはなぜ?

犬の歯が自然に抜けない主な原因は、「乳歯遺残」です。乳歯が抜けずに永久歯が生えると、歯並びが悪くなったり、歯周病のリスクが高まります。特に小型犬は乳歯遺残が起こりやすいので、生後6~8ヶ月頃までに乳歯が抜けない場合は、獣医師に相談しましょう。

Q2. 歯が抜けた後の食事はどうする?

歯が抜けた直後は、歯茎が敏感になっているため、柔らかいフードやお湯でふやかしたドライフードを与えるのがおすすめです。硬いフードやおやつは避け、歯茎に負担をかけないようにしましょう。

Q3. 歯磨きはいつから始めるべき?

歯磨きは、子犬の頃から始めるのがベストです。生後3~4ヶ月頃から、指サックタイプの歯ブラシや歯磨きガムを使って、少しずつ慣らしていきましょう。成犬になってから始める場合は、無理せず短時間からスタートしてください。

まとめ

犬の歯が抜けるのは、生後3~4ヶ月頃から始まり、生後6~8ヶ月頃に永久歯が生え揃います。生え変わり期には、歯茎のかゆみや軽い出血が見られることがありますが、これは自然な現象です。乳歯が抜けずに残る「乳歯遺残」には注意が必要で、気になる場合は早めに獣医師に相談しましょう。
PETTENA編集部

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