犬ワクチン何種がいい？種類と接種時期を徹底解説

犬ワクチン何種がいい？種類と接種時期を徹底解説｜ぺテナ

2025年2月13日

「愛犬のワクチン、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」そんな悩みはありませんか？この記事では、ワクチンの種類や接種時期、費用まで徹底解説！愛犬にぴったりのワクチン選びをサポートします。ぜひ参考にしてくださいね！

犬のワクチン何種がいい？

コアワクチンとは？

コアワクチンは、すべての犬に接種が推奨される「必須ワクチン」です。命に関わる重い病気を予防するために重要です。主な種類は以下の通りです。

狂犬病ワクチン

狂犬病は人にも感染する恐ろしい病気で、日本では法律で接種が義務付けられています。1年に1回の接種が必要です。

ジステンパーワクチン

ジステンパーは感染力が強く、発症すると命に関わることもあります。特に子犬は注意が必要です。

パルボウイルスワクチン

激しい下痢や嘔吐を引き起こすパルボウイルス感染症を予防します。子犬や免疫力の低い犬は重症化しやすいので、接種が必須です。

アデノウイルスワクチン

アデノウイルスは肝炎や呼吸器疾患の原因になります。コアワクチンに含まれることが多いです。

ノンコアワクチンとは？

ノンコアワクチンは、愛犬の生活環境や地域によって必要性が変わる「任意ワクチン」です。以下のような種類があります。

レプトスピラワクチン

レプトスピラ症は、ネズミなどの野生動物から感染する人獣共通感染症です。散歩で水辺に行く機会が多い犬には特におすすめです。

パラインフルエンザワクチン

パラインフルエンザは、咳や発熱を引き起こす呼吸器感染症の原因です。多頭飼いやドッグラン利用が多い犬には接種を検討しましょう。

コロナウイルスワクチン

コロナウイルスは下痢や嘔吐を引き起こしますが、比較的軽症で済むことが多いです。必要性は獣医師と相談しましょう。

混合ワクチン（5種・7種・9種）の違いと選び方

混合ワクチンは、複数の病気を一度に予防できる便利なワクチンです。種類によって予防できる病気が異なるので、愛犬に合ったものを選びましょう。

5種ワクチン

5種ワクチンは、コアワクチン（狂犬病を除く）をカバーしています。室内犬や散歩が少ない犬には十分な場合が多いです。

7種・9種ワクチン

7種ワクチンは、5種にレプトスピラを追加するものです。9種ワクチンは、さらにレプトスピラの型を増やしています。散歩やアウトドアが多い犬には、7種や9種がおすすめです。

犬のワクチン接種時期

子犬のワクチンスケジュール

子犬は、母犬からもらった免疫力が生後2～3ヶ月頃から弱まってきます。そのため、この時期にしっかりとワクチンを接種することが大切です。

初回接種のタイミング

生後6～8週間頃に1回目のワクチンを接種します。この時期は、ジステンパーやパルボウイルスなどの感染リスクが高いので、早めの接種がおすすめです。

追加接種の間隔と回数

初回接種後、2～4週間ごとに2～3回の追加接種を行います。合計で3～4回接種することで、しっかりと免疫力をつけましょう。

子犬のワクチンスケジュールは、獣医師と相談しながら進めることがポイントです。接種が完了するまでは、散歩や他の犬との接触を控えてくださいね。

成犬のワクチンスケジュール

年1回の接種が必要なワクチン

狂犬病ワクチンは法律で年1回の接種が義務付けられています。その他のコアワクチン（ジステンパー、パルボウイルスなど）も、年1回の接種が推奨されることが多いです。

定期的な抗体検査の重要性

最近では、抗体検査を行い、ワクチンの必要性を確認する方法もあります。これにより、過剰な接種を避けることができますよ。

シニア犬のワクチン接種の注意点

シニア犬になると、免疫力が低下し、ワクチン接種に対する体の反応が変わることもあります。接種する際は、以下の点に注意しましょう。

免疫力の低下とワクチンのリスク

シニア犬は、ワクチンの副作用が出やすい場合があります。接種前には、健康状態をしっかりと確認することが大切です。

獣医師との相談がカギ

シニア犬のワクチン接種は、必ず獣医師と相談して決めましょう。抗体検査を行い、本当に必要なワクチンだけを接種する方法もあります。

犬のワクチン接種で気をつけるべきポイント

ワクチン接種前の注意点

健康状態の確認

ワクチン接種前には、愛犬が元気かどうかをしっかり確認しましょう。発熱や下痢など体調不良がある場合は、接種を延期することをおすすめします。

ストレスをかけない環境づくり

動物病院は、犬にとってストレスがかかる場所です。接種当日は、リラックスできるよう優しく声をかけたり、お気に入りのおもちゃを持参したりするのもいいですね。

ワクチン接種後の注意点

副反応の可能性

ワクチン接種後、まれにアレルギー反応や発熱、元気がないなどの症状が出ることがあります。特に接種後30分～1時間は、動物病院で様子を見るか、自宅で安静にさせましょう。

接種後の安静と観察の重要性

接種後1～2日は、激しい運動やシャンプーを避け、安静に過ごさせてください。体調に変化がないか、しっかり観察することも忘れずに。

ワクチン接種にかかる費用相場

ワクチン接種にかかる費用は、種類や動物病院によって異なります。以下に、おおよその相場をご紹介します。

コアワクチンの費用

狂犬病ワクチンは3,000～5,000円程度、混合ワクチン（5種・7種・9種）は5,000～10,000円程度が相場です。

ノンコアワクチンの費用

レプトスピラワクチンやパラインフルエンザワクチンは、1回あたり2,000～5,000円程度かかります。

動物病院による価格差の理由

費用は、病院の立地や設備、獣医師の経験などによって変わります。事前に複数の病院で相見積もりを取るのもおすすめです。

犬のワクチン接種に関するよくある質問

Q1. 犬ワクチン何種がいい？

犬のワクチンは基本的に「5種」と「7種」が主流です。5種ワクチンは犬パルボウイルス、犬ジステンパー、犬伝染性肝炎などに対応し、7種はこれに加えて犬レプトスピラ感染症にも対応します。犬の生活環境やリスクに応じて、獣医と相談しながら選ぶことが大切です。

Q2. 混合ワクチンは何種がおすすめ？

一般的には5種または7種の混合ワクチンが推奨されます。飼い主の生活環境によって、特に感染リスクが高い場合は7種ワクチンがより適しています。

Q3. ワクチン接種を忘れた場合どうする？

ワクチン接種を忘れた場合でも、すぐに次回接種を受けることが重要です。遅れた場合は、補充接種が必要となることがありますので、獣医師に相談して指示を受けましょう。

Q4. 室内犬でもワクチンは必要？

室内犬でもワクチンは必要です。外出しないからといって感染のリスクがゼロではなく、室内でも他の動物や飼い主の外出が原因で病気が広がる可能性があるため、予防は大切です。

Q5. ワクチンの副作用が心配…対策はある？

ワクチンには副作用が出ることもありますが、ほとんどは軽度の反応です。接種後に元気がなくなることもありますが、数日以内に回復します。心配な場合は、接種前に獣医に相談し、体調を確認してもらうと安心です。

まとめ

愛犬のワクチン接種は、健康を守るために欠かせないものです。コアワクチンは必須、ノンコアワクチンはライフスタイルに合わせて選びましょう。子犬からシニア犬まで、適切な接種時期を守ることが大切です。接種前後の注意点や費用も確認し、獣医師と相談しながら最適なワクチンプランを立ててください。愛犬の健康を守るために、正しい知識でワクチン接種を進めましょう！