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キャバリア犬は飼いやすい?後悔しないためのポイント&病気・臭い・性格まで解説|PETTENA
キャバリア犬
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絹のように滑らかな豊かな被毛と、大きく優しい瞳が印象的なキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。その気品あふれる外見と、尽きることない愛情深さで、世界中のドッグラバーを魅了し続ける犬種です。

しかし、その慈愛に満ちた笑顔の陰には、この犬種と真摯に向き合うすべての飼い主さんが知っておくべき「真実」が潜んでいます。

本記事では、キャバリアの魅力の核心である温厚な性格や飼いやすさはもちろん、平均寿命や子犬の価格相場、そして「覚悟しておくべき注意点」までを余すところなくご紹介します。キャバリアとの幸せな未来を描くために、まずはその全てをありのままに理解することから始めてみませんか?

キャバリアという犬種について

キャバリア犬の種類

キャバリアの基本情報

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、イギリス王室に愛された歴史ある小型犬です。その優雅な容姿と穏やかな性格から、貴族だけでなく一般家庭でも愛されてきました。

キャバリアは人懐っこく社交的で、初めて犬を飼う方や子供がいる家庭にも非常に飼いやすい犬種として人気があります。また、賢く従順で、飼い主とのコミュニケーションを楽しむことができるため、家庭内でのしつけもしやすい点が魅力です。

人気の毛色と珍しいカラー

キャバリアの代表的な毛色は「ブレンハイム(赤白)」「トライカラー(黒・白・茶)」「ルビー(赤)」「ブラック&タン(黒と茶)」の4種類です。中でもブレンハイムは王室ゆかりのカラーとして人気が高く、写真映えもすることから多くの飼い主に好まれています。

また、近年では非常に珍しい「ブラック&ホワイト」や「レアカラー」と呼ばれる個体も注目されています。希少性の高い毛色は価格が高めですが、見た目の個性やコレクション性を重視する方には魅力的です。

子犬の入手方法

キャバリアの子犬を迎える場合、まず信頼できるブリーダーから購入する方法が一般的です。健康状態や遺伝的疾患のリスクを事前に確認できるため安心です。一方で、里親譲渡やペットショップでの購入も選択肢にありますが、売れ残りや希少カラーの子犬は値段が高くなる場合があります。譲渡の場合は、性格や健康状態を十分に確認することが重要です。

また、キャバリアは遺伝的に心臓病になりやすいため、迎え入れる際には両親犬の健康状態やワクチン履歴を必ずチェックしましょう。

キャバリアの性格と魅力

キャバリア犬の性格

愛情深く穏やかな性格

キャバリアは非常に穏やかで、家庭犬として理想的な性格を持つ犬種です。人懐っこく、家族と過ごす時間を心から楽しむため、初めて犬を飼う方や子供がいる家庭でも安心して迎えられます。

興奮しすぎず落ち着いた性格のため、室内でも扱いやすく、家族全員がリラックスして過ごせる環境に適しています。

飼い主にべったりで甘えん坊な一面

キャバリアは飼い主に甘えるのが大好きで、膝の上やそばに寄り添って過ごすことを好みます。この「べったり甘えん坊」な性格は魅力のひとつですが、長時間の留守番にはストレスを感じやすいため、留守番時はおもちゃやクッションで安心できる環境を作るとよいでしょう。

攻撃性はある?無駄吠えは少ない?

キャバリアは攻撃性がほとんどなく、無駄吠えも少ない犬種です。落ち着いているため、集合住宅やマンションでの飼育にも向いています。吠えや噛みつきのリスクは低いですが、社会化不足や不安から一時的に吠えることはあるため、子犬の頃から他の犬や人に慣れさせることが大切です。

他の犬との相性は?

社交性が高いキャバリアは、他の犬や猫との同居も比較的スムーズです。ただし、初対面の犬とは慎重に接する必要があります。散歩中の他犬への吠えや興奮も少なく、遊び方も穏やかなので、多頭飼いにも向いています。社会化と経験を積むことで、家庭内でも外出先でもストレスなく過ごせるでしょう。

キャバリアを飼うメリット・デメリット

キャバリアキングチャールズスパニエル

飼ってよかった!と言われる理由

キャバリアを飼う最大のメリットは、その温厚で人懐っこい性格にあります。

見知らぬ人に対しても友好的で、家族全員に深い愛情を示すため、「まるでぬくもりがあるぬいぐるみのよう」と表現されることも。その穏やかな性質から、他のペットや小さなお子様がいるご家庭でも、比較的スムーズな関係を築きやすい点も大きな魅力です。

また、賢くて飼い主の気持ちを敏感に察するため、初めて犬を飼う方でもしつけが入りやすいという声も多く、まさに「生涯の伴侶」としての資質を十分に備えていると言えるでしょう。

飼う上で大変なこと・後悔するポイント

そんな愛らしいキャバリアですが、飼育に際してはいくつかのデメリットや覚悟が必要な点もあります。

まず、遺伝性疾患である僧帽弁閉鎖不全症への懸念は無視できません。この心臓病は進行性であり、定期的な検診や早期発見・治療が何よりも重要になってきます。「思っていた以上に医療費がかさんでしまった」といった後悔を防ぐためにも、ペット保険への加入を含めた経済的な準備は必須と言えるでしょう。

また、その優雅な外見を保つためには、日々のブラッシングや耳掃除などのこまめなグルーミングが必要です。ダブルコートの被毛はもつれやすく、特に換毛期の抜け毛対策は欠かせません。

さらに、非常に人間好きで甘えん坊な性質から、留守番が苦手な個体も多いため、長時間の単独留守番を強いられてしまう環境では、分離不安に陥って無駄吠えや問題行動を引き起こす可能性もあります。

キャバリアはどんな人に向いている?

キャバリアの理想的は飼い主像は、何よりも一緒に過ごす時間を大切にできる、温かみのあるご家庭です。常に家族とのふれあいを求めるため、在宅ワークが多い方や、家庭中心の生活を送っているシニアの方にも大変おすすめできます。

また、日常的なお手入れや、定期的な健康管理を「愛犬との大切なスキンシップの時間」と前向きに捉えられる、忍耐強く誠実な方との相性がぴったりです。

キャバリアの健康と寿命

PETTENAのペットカート

平均寿命と最高寿命の事例

キャバリアの平均寿命は9歳から14歳程度と言われています。これは他の小型犬種と比較しても、やや短めの傾向です。しかし、あくまでこれは平均的な数字であり、個体差や飼育環境によって大きく変わります。

一方で、適切な管理と環境、そして何よりも幸せな生活を送れたキャバリアの中には、15歳以上まで元気に過ごす事例も決して稀ではありません。最高寿命としては、20歳近くまで生きたという報告もあります。

つまり、「短命」という運命が決まっているわけではなく、いかに健康状態を維持し、病気と正しく向き合うかが、愛犬の寿命を左右する鍵となるのです。

「短命」と言われる理由は?

キャバリアが「短命」と言われる最大の理由は、僧帽弁閉鎖不全症という心臓病の罹患率の高さにあります。

この病気はキャバリアにとって極めて一般的な疾患で、5歳を超えると実に個体の半数以上、10歳を超えるとほぼ全てのキャバリアが何らかの形でこの疾患の影響を受けるという調査結果もあるほどです。病気が進行すると、心臓が血液を十分に送り出せなくなる「うっ血性心不全」を引き起こし、最終的には命を落とす原因となります。

また、他にも水頭症や脊髄空洞症などの神経系の疾患にかかりやすい点も、「短命」と言われる一因となっています。

なぜ心臓が弱いのか

では、なぜキャバリアはこれほどまでに心臓病になりやすいのでしょうか? その原因は遺伝子的な素因にあります。残念ながら、キャバリアという犬種には、僧帽弁が変性しやすく、肥厚したり癒着したりしやすいという特徴が代々受け継がれているのです。

僧帽弁は血液の逆流を防ぐ重要な弁です。ここがうまく閉じなくなると、血液が左心室から左心房に逆流してしまいます。すると、心臓は全身に十分な血液を送り出すために、より強く、より速く拍動しなければならなくなり、心臓自体に大きな負担がかかります。やがて心臓は疲弊し、肥大化し、ポンプとしての機能が低下していく――これが僧帽弁閉鎖不全症の主なメカニズムです。

これはほぼ100%に近い確率で遺伝が関与していると言われており、キャバリアという犬種の特徴そのものなのです。

健康管理で気をつけたいこと

悲観的な話が続きましたが、適切な管理により病気の進行を遅らせ、愛犬の生活の質を高め、寿命を延ばすことは十分に可能です。そのためには、日頃からの予防的な健康管理と早期発見が何よりも重要です。

【食事管理】

適正体重の維持が最も基本かつ重要です。肥満は心臓へ直接的な負荷をかけるため、絶対に避けなければなりません。獣医師と相談の上、心臓の健康をサポートする成分(タウリン、L-カルニチン、オメガ3脂肪酸など)がバランスよく配合された高品質のフードを選びましょう。

【運動管理】

心臓に過度な負担をかけない程度の適度で規則正しい運動は、心肺機能の維持に有効です。ただし、咳や呼吸が荒い、すぐに疲れるなどの症状が見られる場合は、すぐに運動を中止し、獣医師の診断を仰いでください。

【定期検診の重要性】

なかでも最も重要なのが、年に1~2回の定期健康診断、特に心臓の超音波検査です。「咳が出始めたら」ではなく、症状が現れる前から定期的に検査を受け、ベースラインのデータを取っておくことで、わずかな変化も早期に発見できるようになります。

キャバリアの飼い方とお手入れ

可愛い子犬

室内飼いはできる?寒さに弱いって本当?

キャバリアは小型犬で温厚な性格のため、基本的に室内飼いが推奨されます。被毛はシングルコートに近く体も大きくないため、寒さに弱い一面があります。冬場は毛布やペット用ヒーターで快適な環境を整えてあげることが大切です。一方で暑さにも弱いので、夏はエアコンで温度管理をしてあげましょう。

散歩時間の目安と必要な運動量

キャバリアは活発ですが、超大型犬のような激しい運動は必要ありません。目安としては1日2回、各30分程度の散歩が理想です。外の空気に触れ、軽いジョギングやボール遊びを取り入れると、ストレス解消や健康維持につながります。運動不足になると肥満や心臓への負担にもつながるため注意しましょう。

抜け毛・体臭は強い?におい対策

キャバリアはダブルコートで抜け毛が多い犬種です。特に換毛期は毎日のブラッシングが欠かせません。体臭はそれほど強くありませんが、耳が垂れているため蒸れやすく、耳の汚れからにおいが出ることがあります。定期的な耳掃除と、通気性の良い環境作りがポイントです。

トリミングは必要?シャンプーの頻度は?

キャバリアは毛を短くカットするトリミング犬種ではありません。基本的には自然な被毛を整えるために、月1〜2回のシャンプーと週数回のブラッシングで十分です。足裏や耳の飾り毛は伸びすぎると汚れやすいので、部分カットを取り入れると清潔さを保ちやすくなります。

キャバリアが喜ぶ遊び・スキンシップ

キャバリアは人と触れ合うことが大好きな犬種です。飼い主とボール遊びをしたり、軽い知育玩具を使って遊んだりするととても喜びます。

また、膝の上でくつろいだり撫でてもらったりする時間が大きな安心感につながります。遊びとスキンシップをバランスよく取り入れることで、キャバリアとの絆がより深まります。

キャバリアにかかる費用

子犬の価格相場と色による違い

キャバリアの子犬の価格は、一般的に20〜40万円が相場といわれています。

人気の毛色である「ブレンハイム(白地に茶色)」は流通量も多いため比較的安定した価格ですが、トライカラー(黒・白・茶の3色)やルビー、ブラック&タンといった珍しいカラーは希少性から高めに設定されることがあります。毛色や血統、ショータイプかペットタイプかによっても価格は変動するので、購入時は複数のブリーダーを比較することが大切です。

「お金がかかる犬種」と言われる理由

キャバリアは「お金がかかる犬種」とも言われます。その大きな理由が遺伝的に心臓病にかかりやすい体質にあります。治療や定期検査が必要になると、医療費が年間数十万円にのぼることも珍しくありません。

もちろんすべてのキャバリアが病気になるわけではありませんが、飼育を検討する際には健康管理費を見込んでおくことが安心です。

他犬種との比較でわかるキャバリア

飼いやすい犬ランキングでの位置づけ

キャバリアは、飼いやすい犬種ランキングでも常に上位に入る人気犬種です。性格が穏やかで人懐っこく、吠えにくいという特徴から、初めて犬を飼う方や小さな子どもがいる家庭でも安心して迎えやすいと評価されています。トイプードルやシーズーと並んで「初心者向けの犬種」と紹介されることが多いのも納得ですね。

吠えない犬ランキングでの評価

吠えにくい犬種ランキングでもキャバリアは比較的上位に入ることが多いです。もちろん個体差はありますが、もともと攻撃性が低く、無駄吠えが少ない性格なので、集合住宅やマンション暮らしでも飼いやすいと言われています。来客や物音に反応して吠える犬種が多い中、キャバリアは落ち着いた性格が際立っています。

寿命が短い犬ランキングとキャバリアの立ち位置

一方で「寿命が短い犬ランキング」では、キャバリアの名前が挙がることがあります。平均寿命は9〜14歳とされており、同じ小型犬のトイプードルやチワワ(平均寿命14〜16歳)と比べるとやや短めです。

これは遺伝的に心臓病を発症しやすい犬種だからで、長生きしてもらうためには定期的な健康診断と日々のケアが欠かせません。

初心者でも飼いやすい?飼いにくい?

キャバリアは総合的に見ると初心者でも飼いやすい犬種に分類されます。ただし「抜け毛が多い」「遺伝病にかかりやすい」といった面もあるため、毎日のブラッシングや定期的な健康チェックを怠らないことが大切です。しつけに関しては賢く従順なので、飼い主さんが一貫した態度で接すれば問題行動に発展しにくいでしょう。

キャバリアに関するよくある質問

Q:キャバリアは心臓病予防のために運動や食事でリスクを下げられる?

遺伝要因が大きいため完全に防ぐことは難しいですが、肥満予防のための適度な運動や、獣医師監修の食事管理はリスクを減らす助けになります。

Q:キャバリアとアメリカンコッカースパニエル、どちらが飼いやすい?

初心者に向いているのは穏やかで甘えん坊なキャバリアです。アメコカは活動量が多くトリミングの手間もかかるため、中級者以上向けといえます。

Q:毛色によって性格が変わる?

科学的根拠はなく、毛色と性格に直接の関連はありません。ルビーに白が入ると「スタンダード外」とされるため、ショードッグとしては評価が下がるだけで、家庭犬としては問題ありません。

Q:キャバリアとイングリッシュ・ブルドッグの体長は?

キャバリアの体高は30cm前後、体長はおおよそ40〜45cmほどでマンション規約の50cm以内に収まる場合が多いです。一方、イングリッシュ・ブルドッグは体高は低めでも胴ががっしりしており、体長は50cmを超えることが多いため注意が必要です。

キャバリアと幸せに暮らすために

キャバリアは、他犬種と比べても飼いやすさや人懐っこさで高く評価される一方、健康面での注意が欠かせない犬種です。迎える前に「長く一緒に暮らすために必要なケア」を理解しておくことが、幸せな暮らしの第一歩になります。愛情深く、家族に寄り添うキャバリアと過ごす日々は、他には代えがたい大きな喜びを与えてくれるでしょう。

PETTENA編集部

PETTENA編集部は、ペットとその飼い主がより良い生活を送れるよう、専門的な知識に基づいた信頼性のある情報を提供するチームです。特に、ペットカートを中心に、安全で楽しいお出かけをサポートするコンテンツをお届けしています。