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「犬がハァハァしているけど大丈夫?」「暑いだけ?それとも病気?」「病院に行くべきか迷う」——犬の荒い呼吸を見ると、不安になる飼い主さんは多いです。
まず結論を言うと、運動後・興奮時・暑い場所にいた直後のハァハァは一時的なことが多いです。ただし、安静にしているのに続く場合、ぐったりしている場合、舌や歯ぐきの色が悪い場合は、すぐに受診が必要です。安静時の呼吸の乱れは、心臓・肺・熱中症・痛みなどが関係していることがあります。
この記事では、犬がハァハァする主な原因、考えられる病気、家で様子を見てよいか病院へ行くべきかの判断方法をわかりやすく解説します。
犬がハァハァするのは大丈夫?病院に行く目安

一時的なハァハァなら様子見できることも
犬は人のように全身で汗をかいて体温調節することが苦手です。そのため、暑いときや運動後、興奮したときに口を開けてハァハァすることがあります。
散歩から帰ったあと、遊んだあと、来客やチャイムで興奮したあとなどに一時的にハァハァする場合は、しばらく涼しい場所で休ませて様子を見てもよいケースが多いです。
| 状態 | 具体的な様子 | 判断 |
|---|---|---|
| 一時的 | 散歩・遊び・興奮のあとだけハァハァする | 自宅ケア |
| やや注意 | 涼しい場所で休んでもなかなか落ち着かない | 要相談 |
| 危険 | 安静時も呼吸が荒い・苦しそう | すぐ受診 |
ポイントは、「原因がはっきりしているか」と「休むと落ち着くか」です。暑さや運動が原因なら、涼しい場所で休むと徐々に呼吸が落ち着いていきます。
安静時にハァハァしている場合は注意
何もしていないのにハァハァしている場合は注意が必要です。特に、涼しい室内で寝ているだけなのに呼吸が荒い、夜中に急にハァハァし始めた、横にならず座ったまま息をしている場合は、体に負担がかかっている可能性があります。
安静時でも呼吸が明らかに速い場合や、1分間の呼吸数が30〜40回以上ある場合は、動物病院への相談目安になります。呼吸器や心臓の病気が隠れていることもあるためです。
呼吸の異常は、見た目以上に緊急性が高いことがあります。「少し様子を見よう」で長引かせないことが大切です。
犬がハァハァする主な原因

暑さ・熱中症
最も多い原因のひとつが暑さです。夏場の散歩後、車内、エアコンの効いていない室内、湿度の高い日などは、犬が体温を下げようとしてハァハァすることがあります。
ただし、暑さによるハァハァは熱中症の初期サインである場合もあります。ぐったりしている、水を飲まない、よだれが多い、体が熱い、ふらつくなどがある場合は危険です。熱中症が疑われる場合は、涼しい場所へ移動し、体を少しずつ冷やしながら早めに受診が必要です。
運動後・興奮・ストレス
散歩や遊びのあとにハァハァするのは自然な反応です。また、来客、雷、花火、病院、知らない場所などで緊張しているときにも呼吸が荒くなることがあります。
この場合は、静かな場所で休ませると落ち着くことが多いです。声をかけすぎたり抱き上げたりすると、かえって興奮が続く犬もいるため、まずは環境を落ち着かせることが大切です。
痛みや体調不良
犬は痛みを言葉で伝えられないため、ハァハァすることで不調が表に出ることがあります。
たとえば、腹痛、関節の痛み、椎間板ヘルニア、けが、発熱などがあると、落ち着かずに呼吸が荒くなることがあります。抱っこを嫌がる、触ると怒る、動きたがらない、震えるなどが一緒に見られる場合は注意が必要です。
心臓や呼吸器の病気
安静時のハァハァが続く場合、心臓や肺の病気が関係していることがあります。特にシニア犬や小型犬では、心臓病によって咳や呼吸の荒さが出ることがあります。
また、気管虚脱、肺炎、気管支炎などの呼吸器疾患でも、ゼーゼー、ヒューヒュー、ガーガーといった音が出たり、運動後に呼吸が苦しそうになったりします。
ハァハァするときに考えられる病気

犬のハァハァが一時的ではない場合、以下のような病気が隠れていることがあります。
- 熱中症:暑い環境のあとに激しくハァハァする、ぐったりする、よだれが多い
- 心臓病:咳が出る、疲れやすい、夜や安静時に呼吸が荒い
- 気管虚脱:ガーガーという咳、興奮時や散歩時に悪化しやすい
- 肺炎・気管支炎:咳、発熱、元気や食欲の低下
- 痛み:震える、触ると嫌がる、動きたがらない
- 発熱・感染症:元気がない、食欲がない、体が熱い
- 貧血や循環不良:舌や歯ぐきが白っぽい、ふらつく
これらは自宅ケアだけでは改善しにくいことがあります。特に「ハァハァ+元気がない」「ハァハァ+咳」「ハァハァ+舌の色が悪い」は、早めに動物病院へ相談しましょう。
家で様子を見てよいか、病院に行くべきかの判断方法

次のような状態がある場合は、急ぎではなくても早めに動物病院へ相談してください。
- 呼吸が続く:休んでもハァハァが長く続く
- 咳がある:咳・ゼーゼー音がある
- 食欲低下:いつもより食べない
- 元気がない:動きたがらない・寝てばかり
- シニア犬:高齢で急に呼吸が荒くなった
特に安静時の呼吸数が普段より明らかに多い場合は、動画を撮って病院に相談すると状態を伝えやすくなります。
以下の症状がある場合は、様子見せず、すぐに動物病院へ連絡・受診してください。
- 舌や歯ぐきの色が悪い:青紫・白っぽい
- 横になれない:座ったまま苦しそうに呼吸する
- 呼吸音が異常:ゼーゼー・ヒューヒュー・ガーガー
- ぐったりしている:反応が鈍い・立てない
- 熱中症の疑い:体が熱い・よだれ・ふらつき
- 咳が止まらない:呼吸と一緒に咳き込む
- 意識がぼんやり:呼びかけへの反応が弱い
舌や歯ぐきが紫色っぽい状態はチアノーゼと呼ばれ、呼吸器や心臓に異常がある可能性があり、緊急性が高いサインです。
ハァハァしているときに家でできること

まず涼しく静かな場所へ移動する
犬がハァハァしているときは、まず涼しく静かな場所に移動させます。夏場であればエアコンをつけ、直射日光を避け、水を飲めるようにしてください。
暑さが原因と思われる場合は、首・脇・内ももなどを濡れタオルでやさしく冷やすとよいです。ただし、氷水で急激に冷やしすぎるのは避けましょう。
無理に歩かせない・興奮させない
呼吸が荒いときに無理に歩かせたり、抱き上げて動かしたりすると、さらに負担がかかることがあります。
特に呼吸が苦しそうな場合は、できるだけ安静にし、病院へ行く際も興奮させないように移動することが大切です。
呼吸数と動画を記録する
病院に相談する場合は、次の情報があると診察がスムーズです。
- いつからハァハァしているか
- 運動後か、安静時か
- 室温や外気温
- 咳・嘔吐・下痢の有無
- 食欲や元気の有無
- 舌や歯ぐきの色
- 1分間の呼吸数
- 実際の呼吸の動画
特に動画は、診察室では症状が落ち着いてしまう犬もいるため、普段の様子を伝えるのに役立ちます。






























