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犬が食べてはいけない果物リスト!症状と対処法も解説|ぺテナ
愛犬が果物を食べてしまった時、どんな影響があるかご存知ですか?今回は、犬にとって危険な果物をリストアップし、食べた場合の症状や対処法を分かりやすく解説します。愛犬の健康を守るために、ぜひチェックしてみてくださいね。
犬 食べてはいけない 果物の基本的なルール
犬が食べてはいけない果物には共通点があります。それは、犬にとって有害な成分を含んでいるという点です。例えば、人間が食べても問題のない果物でも、犬にとっては消化不良を起こしたり、健康に深刻な影響を与えたりすることがあるんです。特に、果物の種や皮が問題になることもありますので、しっかり覚えておきましょう。

犬が食べてはいけない果物リスト9選
それでは、具体的にどんな果物が危険なのか、10種類の果物をご紹介しますね。これらは、愛犬が誤って食べてしまうと、健康に悪影響を与える可能性があるので、要注意です。
ぶどう
ぶどうやレーズンは、犬にとって非常に危険な果物です。これらには犬の腎臓に強い毒性を持つ成分が含まれており、食べることで急性腎不全を引き起こすことがあります。嘔吐、下痢、食欲不振などの症状が現れることがあり、最悪の場合、命に関わることもあるので、絶対に与えてはいけません。
アボカド
アボカドに含まれる「ペルシン」という物質は、犬にとって有毒です。特にアボカドの種や皮には多くのペルシンが含まれており、これを食べると呼吸困難や心不全、さらには消化不良を引き起こすことがあります。果肉自体も慎重に扱い、愛犬に与えるのは避けるべきです。
ナシ
ナシは糖分が高く、犬にとって消化が難しい果物です。過剰に食べると消化不良を起こすことがあり、ナシの種にも有害な成分が含まれているため、犬が誤って食べてしまうと危険です。消化器系に負担をかけないよう、ナシを与える際は十分注意してください。
さくらんぼ
さくらんぼの種にはシアン化合物が含まれており、犬が食べるとこの毒素が体内で有害な影響を及ぼすことがあります。シアン化合物は、急性中毒を引き起こし、呼吸困難や死亡を引き起こすこともあるため、絶対にさくらんぼを与えないようにしましょう。
プラム
プラムの種にもシアン化合物が含まれており、犬が食べると毒性を発揮することがあります。消化不良や腸閉塞を引き起こす恐れがあるため、プラムの果実自体も含めて犬には与えない方が良いです。また、プラムは果肉が非常に甘いので、過剰に与えることも避けるべきです。
イチジク
イチジクにはサポニンという成分が含まれており、犬がこれを食べると嘔吐や下痢を引き起こす可能性があります。サポニンは消化不良を引き起こすことがあり、犬の胃腸に負担をかけるため、イチジクも与えるのは避けるべきです。
レモン
レモンやライムに含まれる果皮や果汁の成分は、犬にとって非常に強い毒性を持ちます。これらの果物を食べることで、胃腸の不調を引き起こし、嘔吐や下痢を伴うことがあります。レモンやライムは犬に与えることは絶対に避けましょう。
マンゴー
マンゴーの皮は犬にとって消化不良を引き起こす可能性があり、果肉も過剰に食べると胃腸に負担をかけることがあります。マンゴーを与える際は、必ず皮を剥き、少量にとどめることが大切です。過剰摂取は、犬にとって不快な症状を引き起こすことがあります。
カキ
カキの果肉は比較的安全であるものの、カキの種や皮には有害物質が含まれていることがあります。特に種は犬が誤って食べると消化不良や腸閉塞を引き起こす可能性があるため、カキを与える際は種や皮を取り除くことが必要です。

犬が食べた時の症状と見分け方
万が一、愛犬がこれらの果物を食べてしまった場合、どんな症状が現れるのかを知っておくと安心です。以下のような症状が見られた場合、早急に対処することが大切です。
嘔吐:犬が食べた後すぐに嘔吐することがあります。体が有害物質を排出しようとしているサインです。
下痢:消化不良で下痢をすることがあります。症状がひどくならないうちに対処が必要です。
食欲不振:食欲がなくなることがあります。元気がない場合も注意が必要です。
もしもこれらの症状が見られたら、できるだけ早く獣医に相談しましょう。
犬が誤って果物を食べてしまった場合の対処法
愛犬がうっかり果物を食べてしまったとき、まずは冷静に対応することが大切です。食べた果物の種類や量を確認し、すぐに動物病院に連絡しましょう。その際、食べた時間や量、症状の有無などを伝えると、獣医師が適切な処置を判断しやすくなります。
誤って食べてしまった場合、自己判断で吐かせるのは危険です。特に、食べた物が有害な場合、吐かせることで逆に症状を悪化させることがあります。そのため、必ず獣医師の指示を仰ぎましょう。
また、誤飲・誤食を防ぐためには、普段から犬の手の届かない場所に食べ物を置く、食事中は犬を別の部屋に移すなどの対策が有効です。万が一のために、近くの動物病院の連絡先をメモしておくと安心ですね。
犬に与えても安心な果物とは?
犬に与えても安心な果物として、リンゴやバナナがオススメです。
リンゴにはビタミンCや食物繊維がたっぷり含まれていて、犬の免疫力をサポートしてくれます。皮をむいて、種を取った状態で少しだけ与えてあげると良いですね。
バナナもカリウムが豊富で、筋肉や神経の健康を守るのに役立ちます。甘くて食べやすいので、犬も喜んで食べてくれるでしょう。
ただ、どちらも与えすぎには注意して、少量を楽しんでくださいね。

まとめ
犬にとって危険な果物を知り、誤って食べてしまった時の症状や対処法を把握しておくことが大切です。愛犬の健康を守るため、果物選びには十分な注意を払い、もし心配なことがあれば早めに獣医に相談しましょう。安全な果物を選んで、愛犬との生活をもっと楽しく、健康に過ごしてくださいね。