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子犬のワクチンは「何回打てばいい?」「いつ接種するの?」「散歩はいつからOK?」と悩む方が多いポイントです。
結論からいうと、子犬のワクチンは一般的に2〜3回接種し、最後の接種から約1週間後に散歩デビューが可能とされています。
ただし、接種のタイミングや回数は個体差や生活環境によって変わるため、正しいスケジュールを理解しておくことが大切です。この記事では、子犬ワクチンの回数・スケジュール・散歩開始の目安までをわかりやすく解説します。
子犬のワクチンは何回必要?2回・3回の違い

子犬のワクチン接種は3回行うケースが一般的ですが、状況によっては2回で完了する場合もあります。
その違いは、子犬の月齢や母犬から受け継いだ抗体(移行抗体)の残り方、そして動物病院の判断によって決まります。
子犬は生まれた直後、母乳を通して免疫を受け取ります。この抗体は成長とともに徐々に減少していきますが、どのタイミングで消えるかには個体差があります。抗体がまだ残っている状態でワクチンを接種すると、十分な免疫が作られない可能性があるため、複数回に分けて接種することで確実に免疫を獲得させるという考え方がとられています。
3回接種になるケース
多くの子犬が受けるのは、3回接種です。この方法では、母犬の抗体が残っている可能性のある時期をカバーしながら、最終的にしっかりと免疫を作ることができます。特にペットショップやブリーダーから迎えた子犬では、この3回接種のスケジュールが案内されることが多く見られます。
「2回でいい」と言われるケース
一方で、動物病院によっては2回の接種で十分と判断される場合もあります。これは、最初のワクチン接種のタイミングがやや遅い場合などに見られます。
| 接種回数 | 目安の月齢 |
|---|---|
| 1回目 | 生後8〜10週 |
| 2回目 | 生後12〜14週 |
このように、最終接種がある程度成長した時期に行われる場合、2回の接種でも十分な免疫が得られる可能性があると判断されることがあります。
回数よりも「最終接種の時期」が重要
子犬のワクチンについて考えるとき、回数だけに注目するよりも、最終接種のタイミングを見ることが大切です。
多くの獣医ガイドラインでは、生後14〜16週頃までに最終ワクチンを終えることが免疫形成の目安とされています。
つまり、
- 生後6週から始めれば 3回接種になることが多い
- 生後8〜9週から始めれば2回で完了することもある
という違いが生まれます。
子犬のワクチン回数が気になる場合は、単に「2回か3回か」だけを見るのではなく、最終接種の時期と子犬の健康状態を含めて、かかりつけの獣医師と確認しておくと安心です。
子犬のワクチンはいつ打つ?スケジュールと間隔
子犬のワクチン接種は、生後まもない時期から計画的に進めていく必要があります。
多くの動物病院では、2〜4週間ほどの間隔で2〜3回の混合ワクチンを接種するスケジュールが採用されています。接種回数や時期は、子犬の健康状態や生活環境によって調整されることもあります。

1回目(生後6〜8週ごろ)
多くの子犬が最初のワクチンを受けるのは、生後6〜8週頃です。
この時期は母犬からの抗体がまだ残っている可能性がありますが、同時に感染症のリスクも高まり始めるタイミングです。
1回目では、主に以下の感染症を予防する混合ワクチンが接種されます。
- 犬ジステンパー
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬伝染性肝炎
- パラインフルエンザ など
これらは子犬が重症化しやすい感染症として知られており、早い段階での予防が重要とされています。
2回目(生後10〜12週ごろ)
1回目からおよそ2〜4週間後に、2回目のワクチン接種を行います。
この時期は、母犬由来の抗体がさらに減少してくるため、ワクチンによる免疫がより確実につきやすくなると考えられています。
1回目と同様の混合ワクチンを接種し、感染症に対する免疫を強化していきます。
動物病院によっては、この時点で「散歩はもう少し待ちましょう」と案内されることも少なくありません。免疫がまだ十分ではない可能性があるため、外出は抱っこやカートでの短時間の外気慣れ程度に留めるケースも多いようです。
3回目(生後14〜16週ごろ)
子犬のワクチン接種では、3回目が最終接種になることが一般的です。 生後14〜16週頃に行われるこの接種によって、免疫が安定すると考えられています。
なぜ複数回必要なのかというと、子犬によって母犬の抗体が消えるタイミングが異なるためです。抗体がまだ残っているとワクチンの効果が弱まる可能性があるため、数回に分けて接種することで確実に免疫を獲得できるようにします。
子犬ワクチンの間隔
子犬のワクチン接種は、通常2〜4週間ほどの間隔で行うのが一般的です。この間隔は、子犬の体が免疫を作る時間を確保しながら、感染症への防御を段階的に高めるために設定されています。
ただし、子犬の健康状態や接種開始の月齢によって、具体的な間隔や回数は調整されることもあります。実際のスケジュールは、かかりつけの動物病院の案内に沿って進めるのが安心です。
狂犬病ワクチン(生後91日以降)
国内では、犬を飼う場合狂犬病ワクチンの接種が法律で義務付けられています。狂犬病予防法により、生後91日を過ぎた犬は必ず接種する必要があります。
このワクチンは、混合ワクチンとは別に接種されることが多く、動物病院や自治体の集団接種で受けることができます。
狂犬病は日本では長く発生していないものの、海外では現在も報告されている感染症です。そのため、国内では予防体制を維持する目的で、年1回の接種が続けられています。
詳しくは、厚生労働省の解説ページでも確認できます。
子犬のワクチンスケジュールは、体調や生活環境によって多少変わることがあります。
実際の接種計画は、子犬の健康状態を見ながら、かかりつけの獣医師と相談して決めていくと安心です。
子犬はワクチン後いつから散歩OK?

子犬の散歩は、基本的に最終ワクチン接種のあと、1〜2週間ほど経ってから始めるのが一般的です。 ワクチンを打った直後はまだ免疫が十分に形成されておらず、地面や他の犬との接触によって感染症のリスクが残っているためです。
一方で、社会化期(生後3〜12週頃)に外の刺激に慣れることも大切とされているため、ワクチンの進み具合に応じてペットカート、抱っこ散歩などの方法で外の環境に慣らすケースもあります。
散歩を始めるタイミングや注意点については、次の記事でも詳しく解説しています。 子犬の散歩はいつから?ワクチン何回目でOK?抱っこ散歩との違いも解説
子犬ワクチンの種類と選び方
子犬が受けるワクチンは、主に「混合ワクチン」と「狂犬病ワクチン」の2種類に分かれます。どちらも犬の健康を守るうえで重要ですが、予防できる病気や接種の目的が異なります。
混合ワクチン
混合ワクチンは、複数の感染症をまとめて予防するワクチンです。動物病院では5種・6種・8種などいくつかの種類があり、生活環境や地域の感染リスクに合わせて選ばれることが一般的です。
予防対象として多く含まれるのは、犬ジステンパー、犬パルボウイルス感染症、犬伝染性肝炎、パラインフルエンザなど、子犬が重症化しやすい病気です。
狂犬病ワクチン
狂犬病ワクチンは、狂犬病という非常に危険な感染症を防ぐためのワクチンです。
狂犬病ウイルスは主にかみ傷によって感染し、発症すると犬だけでなく人でもほぼ100%致死とされています。万が一感染した犬が人を咬んでしまった場合、人への感染につながる可能性もあるため、犬と人の両方を守る目的で予防接種が行われています。
そのため国内では、厚生労働省が定める狂犬病予防法により、生後91日以上の犬には狂犬病ワクチンの接種が義務付けられています。家庭で飼われている犬も対象となり、通常は年1回の接種が必要です。
子犬ワクチンの費用はいくら?
子犬のワクチン費用は、1回あたりおよそ5,000円〜10,000円前後が目安とされています。ただし、ワクチンの種類や地域、動物病院によって金額は多少変わります。
一般的な目安は次のとおりです。
| ワクチン | 費用目安 |
|---|---|
| 混合ワクチン | 約5,000〜10,000円 |
| 狂犬病ワクチン | 約3,000〜4,000円 |
狂犬病ワクチンは自治体の制度に基づく接種のため、費用が比較的一定であることが多い一方、混合ワクチンは種類(5種・6種など)によって価格が変わることがあります。
また、初診料や健康チェックが同時に行われる場合は、合計費用がやや高くなることもあるため、事前に動物病院で確認しておくと安心です。
子犬のワクチンに関するよくある質問
2回目のワクチンのあと散歩してもいいですか?
基本的にはまだ地面を歩く散歩は控えるのが安全とされています。免疫が十分に安定していないため、他の犬や地面のウイルスに触れるリスクがあるためです。外の環境に慣れる目的であれば、抱っこ散歩や短時間の外気浴から始める家庭も多く見られます。
子犬にワクチンを打った翌日は元気がなくなることがありますか?
軽い体調変化が見られることは珍しくありません。たとえば次のような反応が出ることがあります。
- 少し元気がない
- 食欲が落ちる
- 接種部位が少し腫れる
多くは1日ほどで自然に回復します。ただし、強いぐったり感や嘔吐、顔の腫れなどが見られる場合は、早めに動物病院に相談してください。
子犬はワクチンのあといつシャンプーできますか?
一般的には、ワクチン接種から2〜3日ほど空けてからシャンプーするのが安心とされています。接種直後は体調が変化しやすく、体に負担をかけないようにするためです。体調が安定していることを確認してから、短時間で済ませるようにしましょう。
子犬の混合ワクチンは5種と7種どちらを選べばいいですか?
生活環境によって選ぶのが一般的です。
- 室内中心の生活 → 5種ワクチン
- 散歩やドッグラン、アウトドアが多い → 7種以上を勧められることもある
地域によって流行している感染症も違うため、最終的にはかかりつけの獣医師と相談して決めるのが安心です。
まとめ
子犬のワクチンは、健康に育つための大切なスタートラインです。一般的には生後6〜16週頃にかけて2〜3回の混合ワクチンを接種し、その後は狂犬病ワクチンなどを含めて予防を続けていきます。
散歩の開始時期や接種回数は子犬の月齢や生活環境によって少しずつ異なるため、迷ったときはかかりつけの動物病院に相談するのが安心です。ワクチンスケジュールをしっかり整えることで、これからの散歩や外出もより安心して楽しめるようになります。






























