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Vol.2 ペットカートは3輪と4輪どっちがいい?選び方のコツからおすすめモデルまで
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愛犬とのお出かけ、3輪と4輪どっちがいいか迷っていませんか?実は車輪の数で安定性や扱いやすさが変わり、わんちゃんの快適性に大きく影響します。この記事ではプロの視点で両タイプを徹底比較!あなたの生活スタイルにぴったりのペットカート選びをサポートします。
3輪タイプペットカートの特徴とメリット
3輪タイプの最大の魅力は、軽量で小回りが利くことです。前輪が1輪のため、狭い道や混雑した店舗内でもスムーズに移動でき、都市部の散歩や公共交通機関の利用に適しています。特に電車やバスで移動する際は、コンパクトさが役立ちますよ。
ただし、前輪1輪の構造上、坂道や段差ではやや不安定になる傾向があります。急な下り坂ではスピードが出すぎないようブレーキを活用したり、段差はゆっくりと乗り越えるなどの配慮が必要です。また、荷物を多く積むとバランスを崩しやすいため、小型犬や少ない荷物での使用がおすすめです。
3輪タイプが向いている飼い主さん
・街中でのお散歩がメイン
・電車やバスを使うことが多い
・軽量で取り回しやすいカートを求めている
4輪タイプペットカートの特徴とメリット
4輪タイプの一番の強みは、安定性の高さにあります。四輪すべてが地面に接しているため、中型犬、大型犬や多頭飼いでも安心して使用でき、アウトドアや凹凸のある道での移動に適しています。また、荷物の積載量が多くて転倒リスクも低いのが特徴です。買い物や旅行で荷物が多い場合にも便利です。
デメリットとしては、3輪に比べてやや重量があり、狭い場所での取り回しが少し大変なことです。しかし、最近は折りたたみ式やコンパクト設計のモデルも増えているので、用途に合わせて選べば問題ありません。
4輪タイプが向いている飼い主さん
・中型犬や複数の犬を乗せたい
・アウトドアや自然が多い場所で使いたい
・荷物を多く積む必要がある
・お散歩から旅行まで幅広いシーンに使いたい
3輪vs4輪ペットカート
チェックポイント | 3輪カート | 4輪カート |
① 重量・持ち運び性 | 軽量で持ち運びやすい | やや重めだが安定感あり |
② 走行安定性 | 小回りが利くが不安定な場合も | 高い安定性で段差にも強い |
③ 収納力 | コンパクトで省スペース | 収納スペースが広め |
④ 価格帯 | 比較的リーズナブル | 高機能モデルはやや高価 |
⑤ メンテナンスの容易さ | 部品が少なく手入れが楽 | 構造が複雑で少し手間がかかる |
飼い主の生活スタイル診断
実は、愛犬との生活スタイルによって最適なペットカートは大きく変わります。ここでは、あなたにぴったりのペットカートを見つけるための詳しい判断基準をご紹介します。

画像出典: shiba_mugista
車移動が多い方は3輪カート
週に3回以上車でお出かけする方には、3輪タイプの軽量性が大きなメリットになります。一般的な3輪タイプは4-6kgと軽量で、女性でも楽々持ち運びが可能です。特に一人で愛犬を連れて外出する機会の多い方には、取り回しの良さが重宝します。
最近では、PETTENA ELFのようにわずか5.9kgという軽量ながら4輪の安定性を兼ね備えたモデルも登場しています。さらにペットカートPETITEは折りたたむと雑誌1冊分の大きさになるコンパクト設計で、車のトランク収納にも最適です。軽さと安定性の両立が可能になりました。
3輪タイプのメリット
・コンパクト設計で車のトランクにすっきり収納
・軽量なので頻繁な出し入れも苦にならない
アウトドア派には4輪カートをおすすめ
週末によく山や川辺にお出かけする方、砂利道や未舗装路を歩くことが多い方は、4輪タイプの安定性を選ぶのが正解です。
4輪タイプの特徴
・段差や凹凸のある道でも安定した走行が可能
・揺れが少ないので犬のストレス軽減に
・転倒リスクが低く安全性が高い
特に15kg以上の大型犬を連れて行く場合は、耐荷重性の高い4輪タイプが必須です。
公共交通機関利用者向けアドバイス
電車やバスをよく利用する場合、3輪タイプの小回りの良さが活きてきます。
混雑した車内でも:
- 混雑した車内でもスムーズに方向転換可能
- 折りたたみ時の収納性に優れている
- 開閉操作が簡単でストレスフリー
ただし、混雑時は愛犬の安全確保のため、なるべく空いている時間帯を選ぶなどの配慮も大切です。
多頭飼い・中大型犬におすすめのタイプ
2頭以上のお散歩や中大型犬の移動には、4輪タイプのキャリッジ型が断然おすすめです。
その理由は:
- 広々としたキャリーコットで犬が快適に過ごせる
- 買い物袋や旅行用品もたっぷり収納可能
- 低重心設計で転倒しにくい
特に20kgを超えるワンちゃんの場合は、耐荷重30kg以上の頑丈なモデルを選びましょう。
買い物や旅行が多い方へ
日常的に荷物が多い方には、4輪タイプの豊富な収納力が役立ちます。
- 大型の買い物袋も余裕で収納
- サイドポケット付きモデルなら小物整理も楽々
- 保冷機能付きならお出かけ時の飲み物やおやつも安心
迷った時の最終判断基準
複数の項目に当てはまる場合や、どうしても決められない時は次の3点を考慮しましょう。
- 最も頻繁に使うシチュエーションを具体的にイメージ
- 愛犬の実際のサイズと体重を再確認
- 自宅の収納スペースを正確に計測
最近のペットカートは進化が著しく、従来の「3輪=軽量・4輪=安定」という単純な分類だけでは判断できなくなっています。実際に店頭で試乗できるなら、愛犬と一緒に操作性や乗り心地を確かめるのがベストです。
絶対に確認すべき3つのスペック
せっかく購入するなら、長く安心して使えるものを選びたいですよね。プロ目線で絶対に外せないチェック項目を、具体的な選び方とともにご紹介します。

画像出典: shiba_mugista
耐荷重
耐荷重はペットカート選びで最も優先すべきスペックです。適正重量を超えて使用すると、キャスターの破損や車体の変形など、思わぬ事故の原因になります。
小型犬(~5kg)の場合
10kg程度の耐荷重が目安です。ただし、水筒、おやつ、タオルなどお出かけ時の荷物を考慮すると、余裕を持って15kg対応のモデルが安心です。
中型犬(~15kg)の場合
20kg耐荷重のペットカートがおすすめです。この耐荷重であれば、犬の体重に加えて、お出かけ時の荷物を考慮しても十分な余裕があります。
特に活発な犬や、長時間のお出かけを予定している場合は、25kg耐荷重のモデルを選ぶとさらに安心です。
大型犬(20kg~)の場合
30kg以上対応の頑丈な4輪タイプが必須です。特に活発な犬種の場合は、さらに余裕のある耐荷重のモデルを選ぶことをおすすめします。
愛犬の現在の体重だけでなく、今後の成長も見越して選ぶのが賢明です。
タイヤ素材
タイヤの種類は使用シーンによって最適な選択が変わります。それぞれの特徴を理解して、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。
空気タイヤの特徴
衝撃吸収性が高く、砂利道やアウトドアでの使用に最適です。犬への振動が少ないため、長時間の移動でも負担が軽減されます。ただし、定期的な空気補充が必要で、パンクのリスクがあるのが難点です。
エアレスタイヤの特徴
メンテナンス不要で手軽に使えるのが魅力です。軽量で舗装路での移動に向いています。ただし、空気タイヤに比べると衝撃吸収性が劣るため、未舗装路では犬に振動が伝わりやすい傾向があります。
両者の良いところを組み合わせたソリッドタイヤながらクッション性を高めた新型タイヤも登場しています。使用頻度が高い方は、こうした進化したタイプも検討してみると良いでしょう。
折り畳み機構の操作性
毎日使うものだからこそ、折り畳みの便利さは重要なポイントです。
操作性
ワンタッチで簡単に折りたためるかどうかは、実際に使ってみないと分かりません。最近ではボタン1つでコンパクトに折りたたむことができるモデルも増えています。
収納サイズ
折りたたんだ時のサイズは、自宅の収納スペースや車のトランクに収まるか確認が必要です。特にマンション住まいの方や車の小さい方は要注意です。
重量バランス
軽さも重要ですが、あまりに軽すぎると安定性に欠ける場合があります。女性でも楽に扱える目安として5-7kg程度が理想的です。
実際の使用感
ネット購入の場合は口コミで「本当に使いやすいか」を確認しましょう。店頭で試せるなら、実際に折りたたみ操作を試してみるのがベストです。
用途別おすすめペットカート3選
コンパクト優先:PETITE
超コンパクト折り畳みペットカート- PETITE
¥20,999
¥20,999
耐久性重視:KNIGHT
折畳可能分離式ペットカート-KNIGHT
¥20,999
¥20,999
究極便利:MILOU
ワンタッチで全部折りたためる分離型ペットカート - MILOU
¥39,999
¥39,999
まとめ
ペットカート選びは、愛犬の体重と生活スタイルが決め手!3輪は軽量で小回りが利き、都市部や公共交通機関向き。4輪は安定性抜群で大型犬やアウトドアに最適です。
最近PETTENAのように軽量4輪など進化したモデルも登場しました。耐荷重・タイヤ・折り畳み性の3ポイントをチェックして、愛犬にぴったりの1台を見つけましょう。