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子犬のしつけは、「いつから始めればいいの?」「何から教えるべき?」と悩む方がとても多いテーマです。結論から言うと、しつけはお迎えしたその日から少しずつ始めることができ、正しい順番で進めることが成功のカギになります。
とはいえ、実際には「トイレがうまくいかない」「甘噛みがひどい」「叱っていいのかわからない」など、やってみて初めてぶつかる壁も少なくありません。ネットの情報もバラバラで、結局何から手をつければいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、子犬のしつけを始めるタイミングから、初心者でも実践しやすい正しい順番、具体的な教え方、そしてよくある問題行動の対策までをわかりやすく解説します。はじめての方でも迷わず進められる「しつけの全体像」がつかめる内容になっています。
子犬のしつけはいつから始める?最適なタイミング

しつけはお迎え初日からOK
子犬のしつけは、お迎えしたその日から少しずつ始めて大丈夫です。新しい環境に来たばかりの子犬は不安も大きいですが、その分、飼い主との関係を築きやすい大切な時期でもあります。
名前を呼んでアイコンタクトを取る、トイレの場所に連れていくといった軽い習慣づけは、初日から無理なく始められます。家の中をそわそわ歩き回ったり、落ち着かずに鳴いたりする様子が見られることもありますが、そうしたタイミングこそ安心できる行動を教えるチャンスになります。
生後2〜3ヶ月が重要な理由
生後2〜3ヶ月頃は、子犬のしつけにとって特に重要な時期とされています。この時期は外の世界や新しい刺激に慣れやすく、良い経験も悪い経験も覚えやすい「社会化期」にあたるためです。
たとえば人の手に慣れる、音に驚かなくなる、簡単なコマンドを理解するなど、日常の小さな出来事がそのまま学びにつながります。掃除機の音にびっくりして固まってしまったり、来客に興味津々で近づいたりする様子も、この時期ならではの反応です。こうした経験をやさしくサポートしてあげることで、落ち着いた性格へと育ちやすくなります。
ワクチン前後で気をつけること
ワクチン接種の前後では、子犬の体調と環境に配慮しながら無理のない範囲でしつけを進めることが大切です。免疫がまだ十分でない時期は、外出や他の犬との接触を控える必要があります。
とはいえ、家の中でできるしつけは問題なく行えます。トイレトレーニングや名前を覚える練習、短い時間の留守番などは、この時期にも取り入れやすい内容です。
ワクチン後に少し元気がない、いつもより眠そうにしているといった様子が見られる日は、無理にトレーニングをせずゆっくり休ませてあげることも大切です。体調の変化を見ながら進めることで、子犬にとって安心できるしつけの時間になります。
子犬のしつけは何から?正しい順番を解説

しつけの一覧
子犬のしつけは、「順番」に沿って進めることで、無理なく身につけやすくなります。どこから始めるべきか迷ったときは、まず全体の流れを把握しておくと安心です。
以下のチェックリストを参考に、「今どの段階にいるか」を確認しながら進めてみましょう。
□ 名前を呼ぶと反応する
□ 飼い主と目を合わせられる
□ 手ではなくおもちゃを噛める
□ 「おすわり」など簡単な指示がわかる
□ 短時間の留守番ができる
□ 人や音に少しずつ慣れてきている
このように一つひとつできることが増えていくと、子犬も安心して行動できるようになります。
① 名前を覚えさせる
しつけの第一歩は、自分の名前を「良いことが起きる合図」として覚えてもらうことです。名前に反応できるようになると、その後のすべてのトレーニングが進めやすくなります。
日常の中で、目が合ったときや近づいてきたときにやさしく名前を呼び、反応できたら褒めることを繰り返していきます。部屋の中で遊んでいても、名前を呼ぶとぴたっと動きを止めてこちらを見るようになると、しつけの土台がしっかりできてきたサインです。
② アイコンタクト
子犬のしつけでは、飼い主と目を合わせられることがとても大切です。アイコンタクトができると、言葉や指示が伝わりやすくなり、落ち着いて行動できるようになります。
たとえば、おやつを持った手を顔の近くに持っていき、自然と視線が合ったタイミングで褒めると、目を見ることが習慣になります。遊びに夢中で走り回っているときでも、名前を呼ぶと一瞬こちらを見るような場面が増えていくと、しつけがぐっとやりやすくなります。
③ トイレトレーニング
トイレトレーニングは、できるだけ早い段階から始めるのがおすすめです。子犬は排泄のタイミングがある程度決まっているため、習慣づけがしやすい時期でもあります。
寝起きや食後にそわそわ歩き回る様子が見られたら、トイレに連れていき、成功したらしっかり褒めてあげます。部屋のすみでくるくる回ったり、落ち着かない動きを見せたりするのはサインのひとつです。こうした行動に気づいてあげることで、失敗を減らしながら覚えていけます。
また、ケージの外に出したとたんに失敗してしまうケースも多いため、環境づくりや誘導のコツについては、「子犬のトイレトレーニング方法」も参考にしてみてください。
④ 噛み癖のコントロール
甘噛みは自然な行動ですが、早めにコントロールすることが大切です。そのままにしてしまうと、成長したあとに本気噛みへとつながる可能性があります。
手や服を噛んできたときは大げさに反応せず、静かにおもちゃへ誘導することで「噛んでいいもの」を覚えさせていきます。遊びの最中にテンションが上がって手にじゃれてくることもありますが、その都度落ち着いて対応することで、少しずつ噛む力や対象をコントロールできるようになります。
⑤ 基本コマンド(おすわり・待て)
基本コマンドは、子犬との生活を安全にするために欠かせないしつけです。中でも「おすわり」や「待て」は、日常のさまざまな場面で役立ちます。
ごはんの前に「おすわり」を促したり、ドアの前で「待て」を練習したりすることで、自然と覚えていきます。最初は落ち着きがなくても、繰り返すうちに、器を持っただけで自分から座って待つような姿が見られるようになります。
噛み癖は月齢によって原因や対処法が変わるため、より詳しく知りたい場合は、「子犬の噛み癖はいつまで?月齢別の原因とひどい場合の改善法」もあわせてチェックしてみてください。
⑥ 留守番
留守番は、短い時間から少しずつ慣らしていくことがポイントです。いきなり長時間ひとりにすると、不安やストレスを感じやすくなってしまいます。
最初は数分だけ部屋を離れることから始め、静かに過ごせたらしっかり褒めてあげます。飼い主が立ち上がるとすぐ後を追ってくる子も多いですが、徐々に「いなくても大丈夫」と感じられるようになります。帰宅時も大げさに構いすぎないことで、落ち着いて待てる習慣が身についていきます。
⑦ 社会化トレーニング
社会化トレーニングは、子犬が人や環境に慣れるためにとても重要です。この経験が不足すると、将来の怖がりや問題行動につながることがあります。
外の音に耳を動かしたり、初めて会う人に少し距離を取りながら様子を見たりする姿はよく見られます。無理に近づけるのではなく、安心できる距離で少しずつ慣らしていくことが大切です。
子犬のしつけ方の基本|失敗しない3つのルール

褒めて伸ばす(ポジティブトレーニング)
子犬のしつけは、「できたことを褒める」ことがいちばん効果的です。良い行動をした瞬間にしっかり伝えることで、「これをするといいことがある」と自然に覚えていきます。
たとえばトイレが成功したときや、名前を呼んで振り向いたときに優しく声をかけたり、おやつを少しあげたりするだけでも十分です。しっぽを振って嬉しそうに近づいてきたり、褒められるのを期待して同じ行動を繰り返したりする姿が見られるようになると、しつけはぐっと進みやすくなります。
叱らない理由
子犬のしつけでは、強く叱るよりも「望ましい行動を教える」ことが大切です。叱られる理由を理解できないままでは、不安や恐怖だけが残ってしまうことがあります。
失敗してしまったトイレを後から叱っても、子犬は何がいけなかったのか結びつけられません。むしろ、飼い主が近づくだけで身をすくめたり、こっそり隠れて行動するようになることもあります。
短時間で繰り返す
子犬のしつけは、短い時間をこまめに繰り返すことがコツです。集中力が長く続かないため、長時間のトレーニングは逆に負担になってしまいます。
遊びの合間や食事の前など、日常の中で数分ずつ取り入れるだけでも十分効果があります。少し練習したあとに眠そうにうとうとし始めたり、別のことに興味が移ったりする様子が見られたら、その日は切り上げのサインです。無理なく続けることで、自然と行動が身についていきます。
子犬のしつけに役立つアイテム・サービス
おやつの使い方
おやつは、子犬のしつけをスムーズに進めるための「ごほうび」として上手に使うのがポイントです。良い行動と嬉しい経験を結びつけることで、自然と同じ行動を繰り返すようになります。
たとえば名前を呼んで振り向いたときや、トイレが成功した直後に小さなおやつを与えると、「これでいいんだ」と理解しやすくなります。量は多すぎないようにし、食事とのバランスも意識してあげましょう。
しつけ教室は必要?
しつけ教室は必須ではありませんが、困ったときの心強い選択肢になります。特に初めて子犬を迎えた場合や、自己流でうまくいかないと感じたときには役立つことが多いです。
他の犬や人と一緒に過ごす環境に慣れるきっかけにもなり、自然と社会性を身につけやすくなります。最初は緊張して飼い主の後ろに隠れていた子が、少しずつ前に出てにおいを嗅ぎにいくようになるなど、小さな成長が見られることもあります。
無理に通う必要はありませんが、ひとつのサポート手段として考えておくと安心です。
トレーナーに頼むべきケース
トレーナーに相談したほうがよいのは、問題行動が続いているときや、飼い主だけでは対応が難しいと感じたときです。早めに専門家の視点を取り入れることで、悪化を防ぎやすくなります。
たとえば甘噛みが強くなってきた、留守番中に激しく鳴く、来客に過剰に吠えるといった場合は、対応の仕方によっては癖が定着してしまうこともあります。
子犬のしつけで失敗しやすいNG行動

甘やかしすぎ
子犬のしつけでは、かわいさのあまり甘やかしすぎてしまうのは注意が必要です。何でも許してしまうと、「してはいけないこと」と「していいこと」の区別がつきにくくなります。
たとえばソファに飛び乗っても毎回許していると、それが当たり前になり、後からやめさせるのが難しくなります。くりくりした目で見つめられるとつい許してしまいがちですが、落ち着いて一貫した対応をすることで、子犬も安心して行動できるようになります。
一貫性がない
しつけでは、家族みんなで同じルールを守ることがとても大切です。対応がバラバラだと、子犬はどの行動が正しいのか混乱してしまいます。
ある人は手を噛むのを止めるのに、別の人はそのまま遊んでしまうと、子犬は「噛んでもいいのかも」と学習してしまいます。呼び方やコマンドの言葉が毎回違う場合も同じです。
家の中でルールをそろえることで、子犬も落ち着いて覚えていけるようになります。
長時間トレーニング
子犬に長時間のトレーニングを行うのは、かえって逆効果になることがあります。集中力が続かないため、疲れてしまい、しつけそのものが嫌な時間になってしまうこともあります。
遊んでいたのに急に飽きて横になったり、うとうとし始めたりする様子が見られたら、休憩のサインです。短い時間で区切りながら繰り返すほうが、無理なく身につきやすくなります。
日中のちょっとしたすきま時間に取り入れることで、子犬にとっても楽しい学びの時間になります。
犬のしつけに関するよくある質問
子犬のしつけはいつから始めるべきですか?
子犬のしつけは、お迎えしたその日から少しずつ始めて問題ありません。特に生後2〜3ヶ月頃は学習しやすい時期のため、無理のない範囲で習慣づけを進めることが大切です。
子犬のしつけは何から始めればいいですか?
まずは「名前を覚える」「アイコンタクト」が基本です。飼い主に意識を向けられるようになると、その後のトイレやコマンドのしつけがスムーズに進みます。
犬が噛んだときは叱ったほうがいいですか?
強く叱る必要はなく、噛んでいいものへ誘導する対応が基本です。手を噛んだときは静かにおもちゃへ切り替え、「何を噛んでいいか」を教えることが大切です。
犬にやってはいけないしつけ方はありますか?
体罰や大声での叱責、一貫性のない対応は避けるべきです。子犬が不安を感じてしまい、かえって問題行動が増える原因になることがあります。
子犬に名前を覚えさせるにはどうすればいいですか?
名前を呼んで反応した瞬間に褒めることを繰り返すのが効果的です。「名前=良いことが起きる」と覚えることで、自然と振り向くようになります。
「おいで」はいつから教えられますか?
名前に反応できるようになった段階で、室内から少しずつ練習できます。近くに来たらしっかり褒めることで、「呼ばれると良いことがある」と覚えていきます。
しつけがうまくいっていない犬の特徴は?
名前を呼んでも反応しない、トイレの失敗が続く、噛み癖が強いなどがよく見られます。しつけの順番や方法を見直すことで、改善できるケースが多いです。
まとめ|子犬のしつけは"順番と継続"がすべて
子犬のしつけは、特別なテクニックよりも「正しい順番で、無理なく続けること」が何より大切です。名前を覚えるところから始まり、少しずつできることが増えていくことで、子犬も安心して行動できるようになります。
うまくいかない日があっても大丈夫です。日々の生活の中で声をかけたり、褒めたりしながら関係を築いていくことで、自然としつけは身についていきます。焦らず、その子のペースに寄り添いながら続けていきましょう。





























