PETTENA編集部は、ペットとその飼い主がより良い生活を送れるよう、専門的な知識に基づいた信頼性のある情報を提供するチームです。特に、ペットカートを中心に、安全で楽しいお出かけをサポートするコンテンツをお届けしています。
寒さに弱い犬ランキングTOP10!その特徴・適切な寒さ対策まで徹底解説|PETTENA
目次をすべて表示
愛犬が寒そうに震えている姿を見て、心配になったことはありませんか?実は、犬種によっては冬の寒さが命に関わることもあるのです。
今回は、特に寒さに弱い犬種TOP10と、専門家が推奨する効果的な防寒対策を徹底解説。愛犬が快適に冬を過ごすための必須知識をお伝えします。
寒さに弱い犬ランキングTOP10
No.1 チワワ

@to_um_ko_ta_ko
寒さ弱点スコア:★★★★★
平均体重:2〜3kg
被毛タイプ:短毛 / 長毛(ともに薄く保温性低め)
適正温度:20〜25℃
チワワは世界最小クラスの犬種で、明るく活発な性格が魅力です。しかし体重が2〜3kgととても軽く、体温維持が難しいため寒さに非常に弱いのが特徴。短毛・長毛どちらも被毛が薄く、冬は震えてしまうことも多いため、防寒服や室内暖房は欠かせません。小さな体でも好奇心旺盛で、飼い主に強い愛情を示す点も人気の理由です。
冬場は散歩を短くし、室内遊びで運動量を確保してあげると安心です。
No.2 イタリアン・グレーハウンド

寒さ弱点スコア:★★★★★
平均体重:3〜5kg
被毛タイプ:極短毛(シングルコート)
適正温度:20〜25℃
イタリアン・グレーハウンドは細身で軽やかな体型と短毛が特徴で、寒さに非常に敏感です。体重も小さく、被毛は薄いため冬場の散歩や屋外活動ではセーターやコートで体を保護する必要があります。
性格は温和で飼い主に従順、室内での生活にも適しています。運動好きですが、寒さには弱いため、暖かい時間帯に短時間散歩を行うことが理想です。
No.3 ヨークシャー・テリア

寒さ弱点スコア:★★★★★
平均体重:2〜3kg
被毛タイプ:シングルコート(細く柔らかい長毛)
適正温度:20〜25℃
ヨークシャー・テリアは小型で華奢な体つきと絹のような美しい長毛が特徴です。その被毛は細く柔らかく、保温性はあまり高くないため寒さに弱い犬種として知られています。体重は3kg前後と小さく、体温低下に注意が必要です。日本の室内飼育でも、冬場はセーターやブランケットで体を温めてあげることが推奨されます。
性格は活発で好奇心旺盛、飼い主とのコミュニケーションを好むため、寒さに弱くても愛情深く育てることで元気に過ごせます。
No.4 ミニチュア・ピンシャー

寒さ弱点スコア:★★★★★
平均体重:4〜6kg
被毛タイプ:極短毛(シングルコート)
適正温度:20〜25℃
ミニチュア・ピンシャーは「小型のドーベルマン」とも呼ばれ、スリムで筋肉質な体型が魅力です。しかし被毛は非常に短く、体脂肪も少ないため寒さに弱いのが特徴です。体温を保持する力が低いため、冬場は防寒着を着せて散歩することが重要です。
性格は活発で好奇心旺盛、警戒心も強く飼い主を守ろうとする一面があります。小さな体でも運動量は多く、室内遊びや短時間の散歩で体を温めながら健康管理が可能です。
No.5 トイプードル

寒さ弱点スコア:★★★★☆
平均体重:3〜4kg
被毛タイプ:シングルコート(カールした長毛)
適正温度:20〜25℃
トイプードルは知能の高さと愛らしい外見が魅力です。被毛はカールが特徴的で一見暖かそうですが、シングルコートの場合は下毛が少なく、寒さには弱い傾向があります。そのため冬場は室内の暖房や防寒着で体を守る必要があります。
寒さに弱いながらも、運動や知的刺激を適度に与えることで健康的に過ごせます。室内中心の生活でも運動不足にならない工夫がポイントです。
No.6 パグ

寒さ弱点スコア:★★★★☆
平均体重:6〜8kg
被毛タイプ:短毛(密度はあるが保温力は中程度)
適正温度:20〜25℃
パグは鼻ぺちゃの特徴を持ち、呼吸器系に弱点があるため寒暖差に敏感です。被毛は短く、体温の保持も得意ではありません。冬場は室内で暖かく過ごさせ、外出時は防寒着を着せることが大切です。性格は社交的で愛情深く、飼い主と一緒に過ごすことを好みます。
寒さに弱い分、室内での運動や遊びで体温を保ちながら、快適に生活できる環境作りがポイントです。
No.7 フレンチ・ブルドッグ

@yamawaki.life
寒さ弱点スコア:★★★★☆
平均体重:8〜12kg
被毛タイプ:短毛(シングルコート)
適正温度:20〜25℃
フレンチ・ブルドッグもパグ同様の短頭種で、寒さに弱い犬種です。短毛で保温性が低く、寒風や冷たい地面は体に負担となります。体重は8〜12kgほどで比較的ずっしりしていますが、体温低下には注意が必要です。
性格は穏やかで社交的、飼い主との絆を大切にするため、室内中心の飼育に向いています。冬は暖かい服やベッドで体を守りながら、短時間の散歩で運動することが推奨されます。
No.8 パピヨン

寒さ弱点スコア:★★★★☆
平均体重:3〜4kg
被毛タイプ:シングルコート(飾り毛のある長毛)
適正温度:20〜25℃
パピヨンは耳の飾り毛が美しい小型犬で、活発で知的な性格が人気です。体は小さく、被毛は長毛でも下毛が少ないため、寒さに敏感です。日本の室内飼育では暖房やブランケットで体を温める工夫が必要です。
性格は社交的で愛情深く、飼い主と遊ぶことを好みます。寒さ対策をしながら、毎日の散歩や室内遊びで体温を保つことが大切です。
No.9 マルチーズ

寒さ弱点スコア:★★★★☆
平均体重:3〜4kg
被毛タイプ:シングルコート(長毛)
適正温度:20〜25℃
マルチーズは真っ白で柔らかい長毛が特徴の小型犬です。見た目はふんわりしていますが、シングルコートで下毛が少ないため、寒さには弱い傾向があります。体重は3〜4kg程度と小さく、冬場はセーターや暖かい寝床で体を保護することが大切です。
性格は穏やかで人懐っこく、飼い主に甘えることを好みます。室内中心でも遊びや散歩で適度な運動を取り入れると、寒さに負けず健康に過ごせます。
No.10 シーズー

寒さ弱点スコア:★★★★☆
平均体重:4〜7kg
被毛タイプ:長毛(シングルコートが多い)
適正温度:20〜25℃
シーズーは丸い顔と豊かな被毛が魅力の小型犬です。しかし被毛はシングルコートの個体も多く、寒さには弱い傾向があります。小柄で体温が下がりやすいため、冬場は暖かい服やブランケットで保護することが重要です。性格は穏やかで愛情深く、飼い主との絆を大切にします。室内で快適に過ごしながら、短時間の散歩や遊びで体を温める工夫が必要です。
寒さに弱い犬とは?特徴と共通点

小型犬に寒がりが多い理由
小型犬は、基本的に寒さに非常に弱いとされています。その理由は主に以下の3点です。
① 体重が軽く、体温が逃げやすい
犬の体温は約38〜39℃ですが、体が小さいほど体表面積が相対的に大きくなり、外気に触れる面積が増えることで 体温が奪われやすくなります。
特にチワワ・ヨーキー・マルチーズなどは体重が2〜3kgほどと軽く、少しの温度変化でも体温が下がりやすい傾向があります。
② 体脂肪率が低い犬種が多い
トイプードルやイタグレなど、スリムな体型の犬は脂肪による保温が期待できません。
体に“断熱材”が少ないため、冬になると震えやすくなります。
③ 筋肉量の少なさが発熱能力を下げる
体が小さい犬は筋肉量も少なめです。筋肉は体温を作るための重要な器官で、筋肉量が少ないと 発熱能力が弱くなる ため、寒さへの抵抗力も下がります。
短毛・シングルコート犬が寒さに弱い理由
犬の寒さへの耐性は、主に被毛の構造によって大きく左右されます。特に「シングルコート」と呼ばれる犬種は、冷気を遮る役割を持つアンダーコートがなく、外気の影響をダイレクトに受けてしまいます。パピヨン、トイプードル、イタリアングレーハウンドなどがその代表で、冬になると体温を保ちにくく、小さな気温の変化でも震えが見られることが多い犬種です。
さらに、ミニチュア・ピンシャーやイタグレのような短毛犬は、被毛自体が非常に薄いため、冷たい空気が皮膚のすぐそばまで届いてしまいます。見た目はスタイリッシュで美しいのですが、被毛による断熱効果が期待できないため、冬場は特に冷えやすく、室温管理や衣類による保温が欠かせません。これらの犬種にとって寒さは負担が大きく、体調を崩すきっかけにもなるため、季節に応じた細やかなケアが必要です。
短頭種が寒さにも弱い理由
パグやフレンチブルドッグなどの短頭種は、暑さに弱い犬として知られていますが、実は寒さにもあまり強くありません。これは、鼻腔が短いことによって「空気を温めて体内に取り込む機能」が十分に働かないためです。一般的な犬は鼻や気道で冷たい空気を適度に温めながら肺へ送りますが、短頭種はその距離が短いため、外気の冷たさがそのまま体に入り込み、体温が下がりやすくなります。
また、短頭種は元々呼吸器系が弱く、冷たい空気を吸い込むことで喉や気道に負担がかかりやすい傾向があります。冬の散歩で咳が出たり、ゼーゼーと呼吸音が変化したりすることも珍しくありません。こうした理由から、短頭種は真冬の外出時には特に注意が必要で、服を着せたり、短時間の散歩にしたりといった工夫が求められます。季節に関係なく温度管理が必要な犬種ですが、冬はより一層慎重なケアが必要です。
犬は何度まで耐えられる?
一般的に、犬が快適に過ごせる環境として推奨されている室温は18°C - 24°C、湿度40〜60%とされています。多くの小型犬は気温が10℃を下回ると震え始め、5℃を超えて寒さが厳しくなると体温が急激に奪われ、低体温症のリスクが高まります。
寒さに弱い犬のための冬対策

@parfait_noel
室内でできる犬の寒さ対策
室温を適切にキープ
犬が快適に過ごせる室温は18°C - 24°C前後が目安です。特に寒がりの犬の場合は温度差に敏感なため、エアコンや床暖房を活用し、部屋全体の温度を一定に保つことが大切です。
ベッドやブランケットで保温
ふかふかしたベッドや毛布は、犬が体温を逃がさず眠れる必需品。ドーム型ベッドやボア素材のブランケットは、体を包み込むように温めてくれるので冬に最適です。
冷えやすい床の対策
フローリングは熱が奪われやすく、冷えが足腰に負担を与える場合もあります。ラグやカーペットを敷くことで、犬が直接冷たい床に触れないように配慮しましょう。
シニア犬・持病のある犬は特に注意
関節炎や心臓疾患がある犬は寒さで症状が悪化しやすいため、室温管理だけでなく、寝床にヒーターや湯たんぽを活用して体を温めてあげることも有効です。
外出時に必要な寒さ対策
防寒ウェアで体温保持
短毛種・子犬・老犬は特に冷えやすいため、コートやフリース素材のウェアを着せることで外気による熱の奪われを最小限にできます。首やお腹を覆うタイプだとより保温性が高くなります。
地面の冷たさ対策
冬のアスファルトは氷のように冷え込みます。肉球の乾燥やしもやけを防ぐために、靴や保護クリームを併用すると安全性が高まります。
長時間の外出を避ける
気温が低い日は、外で無理に長時間歩かせる必要はありません。体力が落ちやすい犬ほど、短めのお散歩に切り替えることで負担を軽減できます。
冬のお出かけにはペットカートが便利

@cohagi09291212.chihuahua
寒がりの犬や小型犬は、震え始めると一気に体力を奪われてしまいます。そんな時は、保温しやすく風よけにもなるペットカートが冬の外出を快適にしてくれます。
特に、
- 風を遮断するカバー
- 体がすっぽり収まるハイウォール設計
- ブランケットを敷いてもゆとりのある内部空間
- ワンちゃんの冬散歩に特化する寒さ対策アクセサリー
といった特徴を持つPETTENAのペットカートは、冬の寒さから愛犬を守りつつ、飼い主も安心して移動できる点が魅力です。歩かせすぎると冷えてしまいそうな時や、病院・お出かけ先までの移動にも役立ちます。
ワンタッチで全部折りたためる分離型ペットカート - MILOU
¥42,999
¥42,999
よくある質問
Q. 冬の早朝に気温1℃の車内で犬を2〜3時間お留守番させても大丈夫でしょうか?
危険です。 冬の車内は凍えるように冷え込み、体温低下・低体温症のリスクがあります。外気温1℃は小型犬にとって命に関わるレベル。短時間でも避け、屋内の安全な環境で待機させましょう。
Q. 冬の犬の散歩はどの時間帯に行くのが安全ですか?
気温が上がる9〜15時の間が最も安全。早朝と夜は想像以上に地面が冷え、体高の低い小型犬ほど寒さの影響を受けやすくなります。朝散歩が必要な場合は、できるだけ日が昇った後にずらし、防寒ウェア・ハーネス・肉球ケアをセットで行うと安全性が高まります。夕方は17時以降急激に気温が下がるため、冬はいつもより早めの時間へ調整するのがおすすめです。
Q. 小型犬は冬に服を着せたほうが良いのでしょうか?
はい、着せたほうが安全です。チワプーのような小型犬・ミックス犬は寒さに弱く、服は体温保持に非常に効果があります。小型犬は被毛量が少なく、体脂肪も薄いため、外気の影響を受けやすい特徴があります。風が強い日や気温が10℃以下になる日は、洋服なしだと体温を奪われ、震え・下痢・免疫低下の原因になることもあります。
Q. 冬に犬をサマーカットにすると寒くなるのでしょうか?
はい。サマーカットは冬には不向きで、皮膚トラブル・体温低下のリスクが高まります。被毛は外気や乾燥から皮膚を守る役割を持つため、短くしすぎると寒さを直接受けてしまいます。特にシングルコート犬種や小型犬は、被毛が薄くなることで免疫力も下がりやすく、静電気によるかゆみや乾燥も起こりやすくなります。
Q. 冬の散歩で足が冷えてしまわないか心配なのですが、どうすればいいですか?
冬のアスファルトは氷点下並みに冷えることがあり、肉球の乾燥・ひび割れ・しもやけの原因になります。外出前に肉球クリームを塗ったり、犬用ブーツを使うと冷えを軽減できます。散歩は10〜20分程度にし、帰宅後はぬるま湯で足を温め、しっかり乾かしてから保湿するとトラブル予防に効果的です。
寒さに弱い犬には「環境づくり」が最重要
寒さに弱い犬に共通するのは、体温を保持しにくい体の特徴を持っている点です。冬の冷えは震えや体力低下だけでなく、関節の痛みや持病の悪化につながることもあり、寒さ対策はまさに「命を守るケア」といえます。特に小型犬、短毛犬、そして短頭種は気温の変化に敏感なため、日頃から室内外の環境を整え、こまめに体調の変化をチェックすることが欠かせません。
今日からできる防寒対策としては、室温管理、あたたかい寝床づくり、外出時の防寒ウェア、そして必要に応じてペットカートの活用など、無理なくできる工夫がたくさんあります。愛犬が冬を安全に、そして快適に過ごせるよう、ぜひ生活全体での「寒さから守る環境づくり」を心がけていきましょう。


























