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犬の肉球が赤いのはなぜ?考えられる病気と自宅でできるケア方法|PETTENA
犬の肉球が赤くなっているのを見て心配になったことはありませんか?赤くなる原因にはいくつかの理由があり、病気の兆候かもしれません。今回は、その原因と自宅でできるケア方法についてご紹介します。
犬の肉球が赤くなる主な原因
犬の肉球が赤くなる原因は、外的な刺激から内的な病気までさまざまです。
外部からの刺激やダメージ
- やけど
夏場のアスファルトや冬場の暖房器具によるやけどは、肉球が赤くなる代表的な原因です。特に夏の昼間は、アスファルトが高温になるため、肉球がやけどを起こしやすくなります。散歩前に地面の温度を手で触って確認し、熱すぎないかチェックしましょう。
- 擦り傷や切り傷
散歩中にガラスや石などの異物で肉球を傷つけることがあります。傷口から細菌が入り、炎症を起こして赤みが出ることも。散歩後は肉球をよく観察し、傷がないか確認してください。
- 化学物質による刺激
洗剤や融雪剤など、化学物質が肉球に触れると、かぶれや炎症を起こすことがあります。特に冬場は、道路に撒かれた融雪剤に注意が必要です。散歩後に肉球を洗い流す習慣をつけると良いでしょう。
体の内部からのトラブル
- アレルギー
食物アレルギーや接触性皮膚炎が原因で、肉球が赤く腫れることがあります。アレルギー反応はかゆみを伴うことが多く、犬が舐めたり噛んだりすることで症状が悪化することも。アレルギーの原因を特定し、対策を取ることが重要です。
- 細菌や真菌による感染症
細菌や真菌が肉球に感染すると、赤みや腫れ、かゆみが現れます。特に「趾間炎(しかんえん)」は、肉球の間が赤く腫れる病気で、放置すると悪化するため注意が必要です。
- 自己免疫疾患
免疫システムの異常により、自分の体を攻撃してしまう病気です。肉球だけでなく、全身に症状が現れることがあります。早期に獣医師の診断を受けることが大切です。

肉球が赤いときに疑うべき病気
肉球が赤いときは、単なる疲れや軽い傷だと思わず、病気の可能性を疑うことが大切です。皮膚炎や趾間炎、やけど、自己免疫疾患など、さまざまな病気が隠れていることがあります
皮膚炎
アレルギー性皮膚炎
食物アレルギーや環境アレルギー(花粉、ハウスダストなど)が原因で、肉球が赤く腫れることがあります。かゆみを伴うため、犬が舐めたり噛んだりすることで症状が悪化することも。
- 症状:赤み、かゆみ、腫れ、脱毛
接触性皮膚炎
洗剤や化学物質、特定の植物に触れることで起こる炎症です。散歩中に草むらに入った後や、家庭内での化学物質の使用後に症状が出ることがあります。
- 症状:赤み、かゆみ、発疹
趾間炎
趾間炎は、肉球の間や指の付け根に炎症が起こる病気です。細菌や真菌の感染が主な原因ですが、アレルギーや外傷がきっかけになることもあります。
- 症状:肉球の間の赤み、腫れ、膿、痛み、かゆみ
- 原因:細菌や真菌の繁殖、アレルギー、外傷
- 注意点:放置すると慢性化し、治りにくくなるため、早めの治療が重要です。
やけど
肉球のやけどは、夏場のアスファルトや冬場の暖房器具が原因で起こります。高温の地面や暖房器具に触れることで、肉球が赤く腫れ、ひどい場合は水ぶくれができることも。
- 症状:赤み、腫れ、水ぶくれ、痛み
- 原因:アスファルトの熱、暖房器具への接触
- 注意点:やけどは痛みが強いため、犬が歩くのを嫌がることがあります。
自己免疫疾患
自己免疫疾患は、免疫システムが異常を起こし、自分の体を攻撃してしまう病気です。肉球だけでなく、全身に症状が現れることがあります。
- 症状:広範囲の赤み、かさぶた、脱毛、潰瘍
- 原因:免疫システムの異常
- 注意点:早期に獣医師の診断を受け、適切な治療を開始することが重要です。
細菌や真菌による感染症
細菌や真菌が肉球に感染すると、炎症を起こして赤みや腫れが生じます。特に、湿った環境や不衛生な状態が続くと感染リスクが高まります。
- 症状:赤み、腫れ、膿、悪臭
- 原因:細菌や真菌の繁殖
- 注意点:感染が広がると治療が難しくなるため、早めの対処が必要です。
病院に行くべき症状
肉球の腫れや出血
強い痛みやかゆみ
犬が足を引きずる、舐め続ける、かゆがるなどの行動が見られたら、炎症やアレルギーが考えられます。
膿や悪臭
膿が出たり、悪臭がする場合は、細菌や真菌による感染症の可能性が高いです。
全身の元気がない、食欲不振
肉球のトラブルが全身に影響を及ぼしている場合、自己免疫疾患などの重い病気が隠れていることも。
しこりや異常なできもの
肉球にしこりやできものがある場合は、腫瘍の可能性もあるため、すぐに検査が必要です。

自宅でできるケア方法
肉球を清潔にする
肉球が赤いときは、まず清潔に保つことが大切です。散歩後や外から帰ったら、以下の手順でケアをしてあげましょう。
- 温水で洗う
肉球を温水で優しく洗い、汚れや異物を取り除きます。このとき、強くこすらないように注意してください。
- 刺激の少ないシャンプーを使う
犬用の低刺激シャンプーや専用クリーナーを使うと、より効果的です。人間用のシャンプーは避けましょう。
保湿ケアをする
肉球が乾燥していると、ひび割れや赤みが悪化することがあります。保湿ケアをして、肉球を柔らかく保ちましょう。
- 犬用の肉球クリームを使う
犬用の保湿クリームやワセリンを塗布し、肉球を保護します。舐めても安全な製品を選びましょう。
- 定期的に塗り直す
特に散歩後や乾燥しやすい季節は、こまめに保湿ケアをしてあげてください。
保護する
肉球が傷つかないように、散歩中や家の中でも保護を心がけましょう。
- 散歩用の靴や肉球プロテクターを使う
夏場のアスファルトや冬場の融雪剤から肉球を守るために、散歩用の靴やプロテクターを活用しましょう。
- 家の中の環境を整える
フローリングやタイルの床は滑りやすいので、カーペットやマットを敷いて肉球への負担を軽減します。
かゆみや炎症を抑える
肉球が赤く腫れているときは、かゆみや炎症を抑えるケアも重要です。
- 冷たいタオルで冷やす
冷たいタオルで肉球を軽く冷やすことで、炎症を抑えることができます。
- 獣医師推奨の薬を使う
かゆみや炎症が強い場合は、獣医師から処方された薬を使用しましょう。市販薬を使う場合は、必ず獣医師に相談してください。
ストレスを軽減する
犬が肉球を舐めすぎる場合は、ストレスが原因かもしれません。ストレスを軽減するために、以下のことを試してみてください。
- 十分な運動と遊び
適度な運動や遊びでストレスを発散させましょう。
- 安心できる環境を作る
静かで落ち着けるスペースを用意し、リラックスできる環境を整えます。

肉球のトラブルを未然に防ぐ方法
散歩時の注意点
- 夏場のアスファルトに注意
夏の昼間はアスファルトが高温になるため、肉球がやけどをする危険があります。散歩は早朝や夕方の涼しい時間帯に行い、地面の温度を手で触って確認してから出かけましょう。
- 冬場の融雪剤に注意
冬場は道路に撒かれた融雪剤が肉球に刺激を与えることがあります。散歩後は肉球を洗い流し、化学物質を取り除きましょう。
定期的なチェックとケア
- 毎日の観察
散歩後やお手入れの際に、肉球に傷や異物がないかを確認します。赤みや腫れ、ひび割れがないかもチェックしましょう。
- 保湿ケア
肉球が乾燥しないように、犬用の保湿クリームやワセリンを定期的に塗布します。特に冬場は乾燥しやすいので、こまめな保湿が重要です。
- 清潔を保つ
散歩後は肉球を温水で洗い、汚れや異物を取り除きます。刺激の少ない犬用シャンプーを使うと効果的です。
家の中の環境整備
- 滑りやすい床に注意
フローリングやタイルの床は滑りやすいので、カーペットやマットを敷いて肉球への負担を軽減します。
- 危険な物を片付ける
鋭利な物や化学物質が床に落ちていないか確認し、肉球が傷つかないようにしましょう。
栄養バランスの良い食事
- オメガ3脂肪酸を摂取
オメガ3脂肪酸は、皮膚や肉球の健康をサポートする栄養素です。魚油やサプリメントを活用しましょう。
- ビタミンやミネラルを補給
ビタミンEや亜鉛など、皮膚の健康に役立つ栄養素をバランスよく摂取します。
ストレスを軽減する
ストレスが原因で肉球を舐めすぎることがあるため、ストレスを軽減する工夫をしましょう。
- 適度な運動と遊び
毎日適度な運動や遊びを取り入れ、ストレスを発散させます。
- 安心できる環境を作る
静かで落ち着けるスペースを用意し、リラックスできる環境を整えましょう。

よくある質問
Q1. 肉球が赤いけど、病院に行くべき?
犬の肉球が赤くなる原因はさまざまで、軽度の炎症から病気まで様々な可能性があります。もし肉球の赤みが数日続いたり、痛がっている様子が見られたりする場合は、早めに獣医師に相談することをおすすめします。
Q2. 肉球の赤みを抑えるための市販薬は使える?
市販薬を使う前に、まずは獣医師に相談することが重要です。犬用の肉球用クリームやローションもありますが、人間用の薬を使用することは避けてください。誤って成分が犬に合わないことがあるため、必ず犬専用の製品を選び、獣医師の指示に従うようにしましょう。
Q3. 肉球が赤いときの散歩は控えるべき?
肉球が赤いときは、炎症を悪化させないためにも散歩を控えることが推奨されます。特に舗装された道路や砂利道などが肉球に負担をかけ、さらに痛みを引き起こす可能性があります。赤みが治まるまで、短時間の散歩や柔らかい場所での散歩にとどめるようにしましょう。
まとめ
犬の肉球が赤いときは、やけどやアレルギー、感染症などさまざまな原因が考えられます。自宅で清潔や保湿ケアをしてあげることも大切ですが、症状が改善しない場合は早めに獣医師に相談しましょう。