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猫の認知症サインとは?初期症状・原因・治療法・ケアを解説|PETTENA
最近、猫ちゃんの様子がなんだかおかしい…夜鳴きやトイレの失敗が増えたら、それは認知症のサインかもしれません。高齢猫によく見られる認知機能障害の初期症状から治療法、自宅でできるケアまで、わかりやすく解説します。
猫の認知症とは?
猫も人間と同じように、年を重ねると認知機能が低下することがあります。特に11歳を超えたシニア期に入ると、少しずつ変化が現れ始めることが多いんです。

猫の認知症ってどんな状態?
猫の認知症とは、加齢に伴って脳の機能が衰え、記憶力や学習能力、判断力などが低下していく状態を指します。人間で言うところの「認知症」に近い症状が現れるんですね。特に15歳以上の高齢猫では、実に30%以上に何らかの認知機能の低下が見られるとの報告もあります。
最近、愛猫の行動が少しおかしいな…と気づいてら、それは単なる老化ではなく認知症のサインかもしれません。早めに対策を取ることで、進行を遅らせたり、生活の質を保つための対策ができますよ。
高齢猫に見られる認知機能低下の具体的な症状
では、実際にどんな変化が現れるのでしょうか?具体的な例を挙げながら説明していきます。
昼夜逆転や夜鳴きが増える
夜中に突然大きな声で鳴き出すようになったのは典型的な症状です。体内時計が乱れ、昼間は寝てばかりで夜に活動的になるパターンが見られます。飼い主さんにとっては睡眠不足の原因にもなり、悩ましい問題ですね。
トイレの失敗が多くなる
今までしっかりできていたトイレの場所を忘れてしまうことがあります。トイレの近くで用を足したり、全く違う場所で粗相をしたりします。これは空間認識能力の低下が関係していると考えられています。
飼い主さんや他のペットとの関わり方の変化
「名前を呼んでも反応が鈍い」「撫でられるのを嫌がるようになった」「ずっとぼーっとしている」といった変化が見られることがあります。逆に、過度に依存するようになるケースも。
同じ場所をぐるぐる回る
意味もなく同じ場所を円を描くように歩き回る「徘徊行動」が見られることがあります。これは見当識障害の一種で、自分がどこにいるのか分からなくなっている可能性があります。
食欲の変化
ご飯を食べたことを忘れて何度も要求したり、逆に食べるのを忘れてしまったりします。食器の前でどうやって食べたらいいか分からなくなっている様子が見られることも。
なぜ猫は認知症になるの?
愛猫が認知症になる原因はいくつか考えられます。主な要因を見ていきましょう。
加齢による脳の変化
年を取ると、脳の神経細胞が徐々に減少していきます。特に学習や記憶に関わる海馬という部分の萎縮が進むと、認知機能の低下が現れやすくなります。これは自然な老化現象の一部ですが、個体差が大きいのも特徴です。
脳内のタンパク質の異常蓄積
人間のアルツハイマー病と同様に、猫でもアミロイドβというタンパク質が脳に蓄積することで神経細胞がダメージを受けることが分かっています。これが認知機能の低下を引き起こす一因と考えられています。
酸化ストレスの影響
活性酸素による酸化ストレスが脳細胞を傷つけることも原因の一つです。抗酸化物質が不足していると、このダメージが蓄積しやすくなります。
生活環境の変化や刺激不足
実は、環境要因も大きく関わっています。単調な生活や運動不足、社会的刺激の少ない環境は認知機能の低下を早める可能性があります。逆に、適度な刺激と運動は脳の健康維持に役立ちます。
どんな猫が認知症になりやすい?
認知症になりやすい猫の特徴
年齢によるリスク
「11歳を過ぎたら要注意」と言われるように、猫の認知機能障害(CDS)は高齢になるほど発症率が上がります。15歳以上の猫では約30%、20歳を超えると50%以上に何らかの認知機能の低下が見られるとの報告もあります。ただし、個体差が大きく、10歳前後から初期症状が現れるケースもあります。
うちの子はまだ元気だから大丈夫だと思わず、シニア期に入ったら定期的に行動観察をしてあげてくださいね。
品種による違い
純血種よりも雑種の方が発症率が高いというデータがあります。特にシャム猫やバーマンなど、特定の品種で早期発症が見られる傾向があります。ただし、これはあくまで統計上の話で、どの猫にも可能性があります。
生活環境の影響
😺運動不足の室内飼い猫
😺社会的刺激が少ない環境
😺単調で変化のない毎日
😺窓のない部屋での生活
😺社会的刺激が少ない環境
😺単調で変化のない毎日
😺窓のない部屋での生活
こうした環境で暮らしている猫は、認知機能の低下が早まるリスクがあります。逆に言えば、適度な刺激と運動のある生活は予防に役立つということですね。

認知症と間違いやすい他の病気との見分け方
認知症かな?と思ったら、実は別の病気が隠れている可能性もあります。特に以下の病気は症状が似ているので注意が必要です。
慢性腎臓病との違い
- 水を大量に飲む
- トイレの回数が増える
- 嘔吐が見られる
これらの症状は腎臓病の特徴で、認知症とは異なります。ただし、高齢猫では認知症と腎臓病を併発しているケースも少なくありません。
関節炎との違い
- 段差を避ける
- ジャンプしなくなった
- 触られるのを嫌がる
関節の痛みによる行動変化は、認知症の症状とよく似ています。特にトイレの失敗は、箱に入るのが痛いからという理由の場合もあります。床に敷いたタオルの上で粗相をする場合は関節痛を疑いましょう。
甲状腺機能亢進症との違い
- 食欲があるのに体重が減る
- 落ち着きがなくなる
- 毛づやが悪くなる
高齢猫に多いこの病気は、一見「認知症が改善した?」と錯覚させるほど活発になることが特徴です。
「どっちなんだろう?」と迷ったら、自己判断せずに必ず動物病院で診てもらってくださいね。血液検査やレントゲンで分かることも多いんですよ。
猫の認知症のチェックリスト
「もしかして?」と思ったらチェックしたい行動リスト
「もしかして…?」と思ったら、以下の項目をチェックしてみましょう。当てはまるものが多いほど、認知症の可能性が高まります。
😺夜中に理由もなく鳴き続けることが増えた
😺今までできていたトイレの場所を間違える
😺名前を呼んでも反応が鈍い
😺同じ場所をぐるぐる回っている
😺飼い主さんのことを認識できていない様子がある
😺食事をしたことを忘れ、何度も要求する
😺壁や家具の前で立ち止まり、どうしたらいいか分からなくなっている
😺今まで好きだったおもちゃに興味を示さなくなった
😺昼夜逆転の生活になっている
😺狭い場所に入ったまま出られなくなる
3つ以上当てはまる場合は、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。特にトイレの失敗と夜鳴きは初期に見られやすいサインです。
飼い主さんが気づくべき初期サイン
認知症は突然進行するわけではなく、少しずつ変化が現れます。
😺「最近、ぼーっとしている時間が増えたな」
😺「撫でていたら急にびくっと驚くことがある」
😺「いつものコースを歩かなくなった」
😺「鏡に映った自分に威嚇するようになった」
😺「暗い場所を怖がるようになった」
こうした小さな変化を見逃さないことが、早期発見のカギになります。スマホで動画を撮っておくと、動物病院で症状を説明する際に役立ちますよ。
【実例】飼い主さんが気づいた「最初の違和感」
実際に認知症と診断された猫の飼い主さんたちが最初に感じた「おかしいな」をいくつかご紹介します。
ケース1:17歳 雑種 オス
「夜中に突然『アオーン』と狼のような声で鳴きだし、びっくりしました。最初は痛いのかと思い病院へ行きましたが、異常なし。その後、昼間は寝てばかりで夜に活動的になるようになり、認知症と診断されました」
ケース2:14歳 アメリカンショートヘア メス
「トイレのすぐ横で粗相をするようになり、『嫌がらせ?』と思ったんです。でも、トイレの中に前脚だけ入って後ろ脚は外に出したまま用を足す姿を見て、場所が分からなくなっているのだと気づきました」
ケース3:16歳 ロシアンブルー オス
「大好きだったキャットタワーに登らなくなり、最初は関節が痛いのかと思いました。でも診察では異常がなく、よく観察していると、階段の前で『どうやって登るんだっけ?』というような顔をしているのに気づいたんです」
どのケースも、最初は「年のせいかな?」と見過ごしそうな小さな変化から始まっています。愛猫の些細な変化も、大切なサインかもしれないんですね。
動物病院での診断方法と治療
どんな検査が行われるのか?
愛猫に認知症の疑いが…と思ったら、まずはかかりつけの動物病院で相談しましょう。認知症の診断は「除外診断」が基本で、他の病気ではないことを確認しながら進められます。
😺詳細な問診:飼い主さんからの行動変化の報告が最も重要です。メモや動画を持参すると良いでしょう。
😺血液検査:甲状腺機能や腎臓の状態をチェック。認知症と間違いやすい病気を除外します。
😺尿検査:腎臓病や糖尿病の有無を確認。
😺血圧測定:高血圧が認知機能に影響を与えることがあります。
😺神経学的検査:反射や歩行状態を確認します。
一般的にはまず上記の検査から始めます。CTやMRIは、他の脳疾患が疑われる場合などに検討されます。
認知症の進行度チェック方法
獣医師は「DISHA」という評価基準を使って認知症の進行度を判断することが多いです。
😺D(Disorientation:見当識障害)
😺I(Interaction:相互作用の変化)
😺S(Sleep-wake cycle:睡眠覚醒リズムの乱れ)
😺H(House soiling:トイレの失敗)
😺A(Activity level:活動量の変化)
夜鳴きが週に何回あるか?トイレの失敗の頻度など、具体的な生活の変化を伝えることが正確な診断につながります。
治療や対策について
残念ながら猫の認知症を完全に治す治療法はありませんが、進行を遅らせたり症状を和らげたりする方法はあります。
薬物療法
😺セレギリン:脳内のドーパミンを増やし、認知機能をサポート
😺プロポフォール:夜鳴きがひどい場合に鎮静効果を期待して使用されることも
※全ての猫に効果があるわけではなく、副作用の可能性もあるので慎重に
サプリメント
😺SAMe:抗酸化作用があり、脳の健康をサポート
😺中鎖脂肪酸:脳のエネルギー源として注目されています
😺ココナッツオイル:MCTが含まれ、認知機能維持に役立つ可能性も
食事療法
😺抗酸化物質が豊富なシニア用フード
😺オメガ3脂肪酸(DHA/EPA)を含む食事
😺低炭水化物・高たんぱくのバランスが理想的
愛猫の状態や体質に合わせて獣医師と相談しながら選ぶことが大切です。サプリメントは効果が出るまでに1-2ヶ月かかることもあるので、焦らず続けてみてくださいね。
認知症の猫との暮らし方
住環境に合わせたケア方法
マンションや狭いお家で飼っている場合でも、ちょっとした工夫で愛猫が過ごしやすい空間を作ることができます。
まずおすすめなのは安全ゾーンを作ることです。1部屋に猫のベッド、トイレ、食器、水飲み場など必要なものを全て配置し、猫が迷子にならない範囲を確保してあげましょう。
特に認知症が進むと、家の中でも自分の居場所が分からなくなることがあります。限定されたスペースの方が、猫にとってはかえって安心できる場合もあるんです。
また、ソファやベッドに上がりたがる場合は、ステップやスロープを設置してあげると良いでしょう。床材が滑りやすい場合は、カーペットや滑り止めマットを敷くのも効果的です。
家具の配置はシンプルにし、行き止まりを作らないように気を付けましょう。猫が同じ場所をぐるぐる回ってしまう時は、家具の配置を変えて動線を分かりやすくしてあげると落ち着くことがあります。
夜間の環境づくりも忘れずに。真っ暗にせず、常夜灯をつけておくことで、猫の不安を軽減できます。特にトイレまでの道のりは明るくしておくと、失敗を減らせる可能性があります。
うちは狭いから…と諦めず、今ある空間をどう活用するか考えてみてください。猫にとっては広さよりも、安心できる居場所があるかどうかの方が大切なんです。
夜鳴きがひどいときの対処法
夜中に突然鳴き出す認知症の猫の声に、飼い主さんが睡眠不足になってしまうケースも少なくありません。実際に多くの飼い主さんが試して効果を感じている方法をいくつかご紹介します。
就寝前の15分程度の遊びタイムは、夜鳴き対策としてとても効果的です。猫じゃらしで遊んだり、おもちゃを追いかけさせたりして、適度にエネルギーを発散させてあげましょう。特に夕方から夜にかけて活動的になる傾向があるので、この時間帯に遊ぶのがおすすめです。
猫の寝床にもこだわってみてください。ダンボール箱や覆いのあるベッドなど、囲まれた空間を好む猫が多いようです。中に飼い主さんの匂いがついたタオルを入れておくと、さらに安心できるでしょう。Feliwayなどのフェロモン製剤を使うのも一つの方法。猫の顔面フェロモンを模した成分が、リラックス効果をもたらします。
寒い季節は、ヒーターや湯たんぽでお腹を温めてあげると落ち着くことがあります。高齢猫は体温調節が苦手なので、適温を保ってあげることが大切です。
また、寝る前に少量の食事を与えると、満足して朝まで静かにしているケースもあります。
完全に夜鳴きを止めるのは難しいかもしれませんが、どう付き合うかという考え方で、飼い主さんのストレスも軽減できるはずです。
トイレの失敗を減らすための工夫
認知症の猫によく見られるトイレの失敗は、飼い主さんにとって大きな悩みの種ですよね。でも、いくつかの工夫で改善できる可能性があります。
まず試したいのはトイレの数を増やすことです。生活圏内に複数設置することで、猫がトイレにたどり着けなかったというケースを減らせます。特に寝室やよく過ごす場所の近くに置いてあげると良いでしょう。
トイレそのものも、大きめのものに変更したり、縁の低いタイプに替えたりすると、高齢猫でも跨ぎやすくなります。
どうしても特定の場所で粗相をしてしまう場合は、その場所におむつシートを敷いておくのも一つの方法です。猫の失敗パターンをよく観察し、なぜそこでしてしまうのか理由を考えてみてください。トイレまでの道のりに段差がある、暗すぎる、以前の匂いが残っているなど、原因が見つかれば対策も立てやすくなります。
大切なのは、失敗しても叱らないこと。猫はなぜ怒られているのか理解できず、かえってストレスを感じてしまいます。優しくトイレに連れて行く、成功したらたくさん褒めるというポジティブなアプローチが効果的です。
食事のサポート
認知症の愛猫は、食欲が低下したり、食べ方を忘れてしまったりすることがありますが、ちょっとした工夫で改善できる場合があります。
食事の与え方のポイント
認知症が進むと、食べ物の香りを感じにくくなったり、食事の時間を忘れてしまったりすることがあります。そんな時は、電子レンジで少し温めて香りを立たせてあげると、食欲が湧きやすくなります。
飼い主さんの手から直接食べさせることで、食べる行為そのものを思い出させてあげられます。最初は手のひらにのせ、慣れてきたら少しずつお皿に移行していくと良いでしょう。この時、優しく声をかけながら与えると、猫もリラックスして食事ができますよ。
浅いお皿に変更すると、顔を突っ込みやすくなります。高齢猫はひげが敏感になっていることが多いので、ひげが触れない広めの食器がおすすめです。
また、1日の食事回数を増やし、少量ずつ頻回に与えることで、消化吸収も良くなります。

ペット自動給餌器
食べるのを忘れてしまう場合の対処法
毎日同じ時間に、同じ声かけをすることで、猫の体内リズムが整いやすくなります。
例えば「ごはんよ~」と明るい声で呼びかけ、食器を軽くカチカチと鳴らすなど、食事の合図を作るのも良い方法です。
猫が食べるのをやめてしまったら、少し間を置いてから再度促してみてください。無理に食べさせようとするとストレスになるので、あくまで優しく見守る姿勢が大切です。
また、静かで落ち着ける場所を選び、他のペットから離してあげると集中して食べられます。
認知症を予防するためにできること
愛猫の認知症予防は、特別なことをする必要はありません。毎日の生活に少しの工夫を取り入れることで、脳と体の健康を維持することができます。具体的にどんなことができるのか、詳しく見ていきましょう。

猫の脳を活性化させる遊び方のコツ
認知症予防で最も大切なのは、適度な刺激で脳を活性化させてあげることです。例えば「探求遊び」はとても効果的で、お気に入りのおやつを家中のあちこちに隠して探させる遊び方です。
最初は簡単な場所から始めて、少しずつ難易度を上げていくのがポイントです。成功したらたくさん褒めてあげると、猫の自信にもつながりますよ。
新しいおもちゃを月に1つずつローテーションするのもおすすめです。完全に新しいものを買わなくても、おもちゃの配置を変えたり、しばらくしまっていたものを出したりするだけでも十分な刺激になります。特に、猫が夢中になるスクラッチボードは、爪とぎしながら自然に脳を刺激できる優れものです。
タッチトレーニングも簡単にできる脳トレの一つです。鼻タッチやハイタッチなど、簡単なコマンドを教えてみましょう。できたらご褒美をあげることで、学習意欲が高まります。
大切なのは難しすぎず、簡単すぎない程度の課題を設定すること。小さな成功体験を積み重ねることで、猫の認知機能を健やかに保つことができます。
高齢猫でも無理なく続けられる運動の工夫
運動と聞くと激しい遊びを想像するかもしれませんが、シニア猫の場合は全く違います。
まずは低めのキャットタワーを設置して、無理のない高さで上下運動ができる環境を作ってあげましょう。若い頃のようにジャンプしなくても、段差を上り下りするだけでも十分な運動になります。
「ゆっくり追いかけっこ」も良い運動になります。短時間で構いませんので、猫のペースに合わせてゆっくりと遊んであげてください。窓辺に観察スポットを作って外の景色を見せるだけでも、猫にとっては良い刺激になります。小鳥や虫の動きを目で追うことで、自然と脳が活性化されるのです。
マッサージも立派な運動の一つです。撫でながら軽くストレッチをしてあげると、血行が良くなるだけでなく、飼い主さんとのスキンシップにもなります。特に後ろ足の筋肉を優しく揉んであげると、関節の柔軟性を保つのに役立ちます。運動と言っても、若い頃のような激しい動きは必要ありません。毎日少しずつ体を動かす習慣を作ることが大切です。

猫ベッド ステップ/窓ハンモック爪研ぎ
食事でサポートする認知症予防
認知症予防において食事は非常に重要な要素です。抗酸化作用のある食品を積極的に取り入れるのがおすすめで、ブルーベリーやカボチャ、ブロッコリーなどが良いでしょう。
オメガ3脂肪酸も認知機能の維持に役立ちます。青魚や亜麻仁油などに含まれるこれらの成分は、脳細胞の健康をサポートします。抗酸化サプリとして、ビタミンEやCoQ10などを取り入れるのも一つの方法です。ただし、サプリメントを与える前には必ず獣医師に相談してください。
水分補給も忘れてはいけません。ドライフードだけにせず、ウェットフードを混ぜたり、フードをふやかしたり、スープをかけたりすることで水分量を増やしましょう。特に高齢猫は脱水症状になりやすいので、こまめに水分を取らせる工夫が大切です。
食事の時間も、ただ与えるのではなく、少しずつ手から与えるなどして、食べる行為そのものを楽しめるようにしてあげると良いでしょう。
これらの予防法は、いずれも特別なものではなく、今日からすぐに始められるものばかりです。無理強いせず、楽しみながら取り組むことが、何よりの認知症予防になりますよ。
飼い主が抱えやすい悩みとよくある質問
Q1. 認知症になったら猫は飼い主を忘れる?
飼い主さんのことを完全に忘れることは稀ですが、反応が鈍くなったり、名前を呼んでも振り向かなくなったりすることはあります。それでも、安心できる存在としての認識は残っていることが多いです。スキンシップや優しい声かけで絆は続きますよ。
Q2. 認知症になった猫は長生きできる?
適切なケアと環境整備があれば、認知症があっても長生きすることは十分可能です。ただし、他の病気の有無や体力的な要素にも左右されます。獣医師と相談しながら、愛猫の生活の質を第一に考えたケアを続けましょう。
Q3. 認知症の進行を遅らせることは可能?
完全に止めることはできませんが、脳を刺激する遊び・抗酸化作用のある食事・適度な運動などを組み合わせることで、進行を緩やかにすることは可能です。早期に対策を始めるほど効果が期待できます。かかりつけの獣医師と相談しながら、愛猫に合った方法を試してみてください。
まとめ
猫の認知症は早期発見と適切なケアで進行を遅らせることができます。夜鳴きやトイレの失敗などの初期サインを見逃さず、安全な住環境作りや脳を活性化させる遊びを取り入れましょう。抗酸化作用のある食事や適度な運動も効果的です。
愛猫の変化に気づいたら、早めに獣医師に相談し、無理のない範囲でサポートしてあげることが大切です。認知症と向き合うことは大変ですが、少しの工夫で愛猫との穏やかな時間を守れますよ。