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そもそも夏に犬は服を着るべき?

夏に犬に服を着せる5つの意外なメリット
夏服を着せる際に気をつけたい3つのリスク
結局、着せる?着せない?判断フローチャート
- 日中(10~16時)に散歩やお出かけをする予定がある
- アスファルトやコンクリートが多いコースを散歩する
- 被毛が薄い、または白い毛色で日焼けが気になる
- 冷房の効いた室内と暑い室外を頻繁に行き来する
- 蚊やノミが気になる場所によく行く
「失敗しない」夏服の基本知識

通気性・冷感・UV対策を素材別に比較
素材名 | 特長 | 向いているシーン |
メッシュ | 通気性いい、涼しい | 昼間の散歩、暑い日 |
冷感素材 | 触れるとひんやり | 短時間の散歩、室内外の移動 |
吸湿速乾 | 触れるとひんやり | 湿度が高い日、水遊び後 |
防蚊・UV | 虫・紫外線を防ぐ | 公園、草むら、日差しの強い日 |
シーンに合わせた機能の選び方
タイプ | 特徴 | おすすめシーン |
背中開き | 軽くて涼しい | 室内、軽い散歩 |
ロンパース | 全身カバー | 草むら、虫対策 |
フード付き | 頭も日よけ | 強い日差しの外出 |
保冷剤ポケット | 冷却できる | 車移動、炎天下 |
温度帯別・クールウェアの使い分け
気温 | おすすめの服 | 使い方のコツ |
28℃以上 | 濡らして使う冷却服 | 水に浸して絞り、蒸発冷却で体温を下げる。 |
25~28℃ | 接触冷感素材の服 | ひんやり感を持続させるため、たまに霧吹きで湿らせると効果的。 |
25℃以下 | 薄手のタンクトップorメッシュ服 | 冷房の冷えすぎ防止や、軽いUV対策として。 |
車移動・カフェにおすすめコーデ
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犬種・体質別の夏服選び
短頭種の夏服選び
短頭種の飼い主さんに知ってほしいのが、熱がこもりやすい体質を考慮した服選びのコツです。首周りがゆったりしたメッシュ素材のハーフタイプがおすすめで、通気性の良いデザインを選びましょう。保冷剤ポケット付きなら、15分程度の短時間散歩時に活用すると効果的です。
ただし、呼吸が荒くなってきたらすぐに脱がせ、日陰で休ませることが大切です。
被毛が黒い・濃い色の犬のUV対策
「真夏の日差しで被毛が熱くなる」と心配な飼い主さんには、UVカット機能付きの薄手ロンパースタイプがおすすめです。黒い被毛は熱を吸収しやすいため、白や淡色の服を選ぶと表面温度の上昇を抑えられます。
ただし、アンダーコートが少ない犬種の場合は、通気性の良いメッシュ素材を選び、30分おきに日陰で休憩させるなどの配慮も忘れずに。散歩後は、被毛の熱がこもらないようブラッシングしてあげるとさらに効果的です。
シニア犬・持病がある子の体温管理
年を取ってから暑さに弱くなったワンコには、薄手のタンクトップタイプから始めてみましょう。冷房の効いた室内と外気温の差が大きい夏場は、体温調節が難しいシニア犬にとって負担になります。
関節痛がある子には、締め付けの少ないスナップボタン式が着脱しやすくおすすめです。持病がある場合は、かかりつけの獣医師に相談の上、冷却マットを併用するなど、複合的な暑さ対策を考えてあげると良いでしょう。
クールウェアを安全に使うコツ
濡らして使うタイプのクールウェア
冷感素材のクールウェア
保冷剤を使うタイプのクールウェア
服嫌いな子でもOK!慣らし方3ステップトレーニング
ステップ① :「におい付け」で安心感を
服をいきなり着せるのではなく、まずは愛犬のテリトリーに置いて自然に慣れさせましょう。愛犬がリラックスしている場所の近くに服を置き、自主的に嗅ぎに行くのを待ちます。この時、服に愛犬の好きなおもちゃやタオルを一緒に置いておくと、よりスムーズに受け入れてくれます。
2~3日かけて、服の存在に全く警戒しなくなったら次のステップへ進みましょう。特に繊細な子の場合、この下準備を丁寧に行うことが後の成功につながります。
ステップ②: 短時間試着からスタート
最初の着用は10~15秒程度の超短時間から始めるのがコツです。首周りやお腹を締め付けないゆったりとしたデザインを選び、サッと着せたらすぐに褒めて脱がせましょう。この時、無理に押さえつけたりせず、愛犬が嫌がるそぶりを見せたらすぐに中断します。
1日2~3回程度の練習を数日続け、少しずつ着用時間を延ばしていきます。この段階ではまだ歩かせず、立ったままor座った状態で行うのがおすすめです。
ステップ③: ご褒美と連動させてポジティブな印象を
服を着ている時間=楽しい時間と関連付けていくことが重要です。服を着せたらすぐに大好きなおやつを与え、良い印象を植え付けましょう。特に普段食べられないおやつを使うと効果的です。
慣れてきたら、服を着た状態で短い距離を歩かせ、上手にできたらまたご褒美を。このトレーニングでは「服を着る→良いことがある」という流れを繰り返し体験させることがポイントです。
固まって歩かない時の対処法
まずは優しく声をかけながら、おやつで気を引きつつ軽くマッサージして緊張をほぐします。それでも動かない時は、一度脱がせて休憩し、時間を置いてから再挑戦しましょう。
固まる原因の多くは足周りの違和感にあるので、最初は前足だけ通す練習から始めるのも効果的です。どうしても嫌がる場合は、バンダナや軽いベストなど部分的なアイテムからチャレンジしてみてください。