ペットカートは必要?いらない?抱っこ・バッグとの違いと必要性をわかりやすく解説|PETTENA
ペットカートは必要?いらない?抱っこ・バッグとの違いと必要性をわかりやすく解説|PETTENA
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ペットカートは「必要な家庭」と「いらない家庭」に分かれます。
結論として、多頭飼い・5kg以上の中型犬・高齢犬・公共交通機関をよく使う家庭では“あると必須級”。
一方で、健康な小型犬で、近所の短距離散歩が中心という家庭なら“なくても困らない”ケースが多いです

この記事では、ペットカートがよく使われるシーンで、ほかのお出かけ用アイテムとの違いとおすすめ人をもとに、わかりやすく解説します。

ペットカートが使われるシーン

画像出典:pi_chan0409
ペットカートは、単に「便利アイテム」というだけでなく、犬の健康や安全、飼い主の負担軽減にもつながるツールです。PETTENAのユーザー調査(有効回答数572)によると、利用シーンは「公共の施設での利用(69%)」「シニア犬や持病のある子の通院(63%)」「旅行での利用(63%)」「公共交通機関での利用(35%)」など多岐にわたります。Yahoo知恵袋などでも、実際の使用者の声から具体的な利用場面が多く報告されています。

お散歩や日常の外出

大きな公園や街中の散歩では、犬が疲れた時や高齢犬の場合にカートがあると安心です。歩かせて、疲れたらカートに乗せるという「併用スタイル」を実践する飼い主さんも多くいます。さらに、夏場のアスファルトによる肉球へのダメージを防ぐなど、安全面でも役立ちます。

病院やトリミングへの通院

体調不良や持病を持つ犬の場合、歩かせるのが難しいときでもカートがあれば安心です。注射や手術前後の運動制限中、骨折やヘルニア、心疾患などで歩行が困難な犬も快適に移動できます。また、駐車場から病院までの距離や灼熱のアスファルトもカートで安全に移動でき、待ち時間中もストレスを軽減できます。

カフェ・レストラン・観光地での利用

ドッグカフェや観光地、アウトレットなどでは、犬をイスに座らせるよりも慣れたカートに乗せる方が落ち着きます。入店規制のある施設でも、屋根を閉めることで入れるケースが多く、飼い主も気兼ねなく過ごせ、周囲への配慮にもつながります。また、イベントや人混みの多い場所では、蹴られる・踏まれる・拾い食いなどのリスクを防ぐため必須のアイテムとなります。

旅行や公共交通機関での移動

旅行先や電車・バス・新幹線での移動でもカートは便利です。長距離や坂道の多い観光地でも、犬の体力を消耗させずに安全に移動できます。抱っこでは負担が大きい5kg以上の犬や多頭飼いにも対応可能で、飼い主の両手が空くため荷物も運びやすく、旅行の行動範囲を広げることができます。

抱っこ・スリング・キャリーバッグとの違い

抱っこの特徴とデメリット

抱っこは道具が不要で、愛犬を体に密着させられるため、緊張しやすい犬や初めての場所でも安心感を与えられる点が大きなメリットです。しかし、一方で体力的な負担が大きく、長時間の移動には不向きというデメリットがあります。また、ペットの入店を許可していない多くの店舗や施設では抱っこだけでは入店できず、犬を外に待たせる必要がある場合もあります。基本的には1匹の小型犬や短時間の移動に適した方法と言えます。

スリング・キャリーバッグとの比較

スリングやキャリーバッグは抱っこよりも長時間の移動に適しており、軽量で携帯性に優れるのが特徴です。犬を落ち着いた状態に保ちつつ、手軽に持ち運べるため、短時間のお出かけや電車・バス移動にも便利です。しかし、長距離や坂道などでの移動では犬と飼い主双方に負担がかかりやすく、荷物を一緒に運ぶのはやや不便です。詳細な使い方や安全性、選び方については以下の記事で詳しく解説しています:

ペットカートのメリット

画像出典:@ramu.12.05

ペットの安全と快適性

ペットカートは、犬にとって囲まれた安心できる空間を提供するため、移動中でもリラックスして休める「小さな自分の部屋」のような役割を果たします。高齢犬や怪我・持病のある犬でも、カートに乗せることで無理なく外出が可能です。さらに、季節に応じたクールマットや保温シート、レインカバーなどのアクセサリーを使用すれば、夏の酷暑や冬の寒さといった外の影響も軽減でき、犬の安全と快適性を一段と高めることができます。

飼い主の負担軽減

長時間の散歩や旅行、ショッピングでも、犬を抱え続ける必要がなくなるため、腕や腰への負担を大幅に軽減できます。 さらに、カートは荷物収納スペースを備えており、犬と一緒に必要なアイテムを持ち運べるため、飼い主の手が自由になり、移動や買い物がより快適になります。

移動範囲の拡大

ペットカートを活用することで、行動範囲を大きく広げることができます。多くの店舗やカフェではカートを使えば入店可能で、飼い主も気兼ねなく外出できます。また、旅行や観光地への移動も負担が少なくなり、散歩中は「歩く+カート」の併用で遠くまで行けるようになるため、日常のお出かけや週末のレジャーで楽しめる範囲が広がります。

ペットカートはどんな人におすすめ?

画像出典:@himaribow.k.k

高齢犬や体調に配慮が必要な犬を飼っている人

歩行が難しい高齢犬や、怪我・持病のある犬でも、カートに乗せることで無理なく外出が可能です。通院やトリミングなどの移動も安心で、駐車場から病院までの距離や灼熱のアスファルトも安全に移動できます。日常の散歩でも、拾い食いや人混みでのトラブルを避けられるため、犬の安全を守りつつ気分転換ができます。

長時間のお出かけや外出が多い家庭

ドッグカフェやレストラン、アウトレットや観光地などでの長時間の外出でも、カートがあれば犬を快適に管理できます。荷物も一緒に運べるため、飼い主の負担が大幅に軽減されます。イベントや人混みの多い場所でも、抱っこよりも安全・楽に移動できる点が大きなメリットです。

旅行や公共交通機関をよく利用する人

電車やバス、遊園地・観光地への旅行でも、ペットカートがあると移動がスムーズになります。多頭飼いや5kg以上の犬でも安心して乗せられ、手荷物と犬を同時に運べるため、行動範囲が広がり、週末や長期の外出をより自由に楽しむことができます。

多頭飼いや中型犬を飼っている人

電車やバス、遊園地・観光地への旅行でも、ペットカートがあると移動がスムーズになります。多頭飼いの場合、複数の犬をリードで連れて歩くのは混乱しがちですが、カートがあれば必要な時にサッと乗せて移動できるため、時間も体力も節約できます。
また、5kg以上の中型犬や大型犬の場合、抱っこやキャリーバッグでは飼い主の負担が大きくなりがちです。カートを利用すれば、愛犬も飼い主も安全かつ快適に移動できるでしょう。 手荷物も一緒に運べるため、旅行や外出時の行動範囲も広がり、週末や長期の外出をより自由に楽しむことができます。

ペットカートに関するよくある質問

Q. 犬のイベントにはペットカートがあったほうがいい?

人や犬が多いイベントでは、踏まれる・興奮する・疲れるといったトラブルを避けられるため、カートがあると安心です。買い物系イベントでは特に便利で、交流メインのイベントなら必須ではありません。

Q. 犬をペットカートに乗せて散歩させる理由は?

寒暖差対策、病気やケガの負担軽減、シニア犬の補助、パピーの環境慣れ、抱っこがつらいとき、怖がり・吠えやすい犬の安全確保など、「歩かせないこと」に合理的な理由がある場合に多く使われます。

Q. ワクチン前の子犬をペットカートに乗せて外に出しても大丈夫?

地面に降ろさず、カートやバッグの中から外の刺激を見せる「社会化散歩」は多くの獣医が推奨しています。ただし、人混みや犬が多い場所は感染リスクがあるため避けましょう。

Q. ペットカートが“いらない”ケースはありますか?

若くて健康で、長時間の移動も問題なく、混雑した場所に行かない家庭では必須ではありません。普段のお散歩だけなら、抱っこやハーネスで十分なこともあります。

Q. ペットカートが“いる”と判断できるのはどんな場合?

多頭飼い、5kg以上の中型犬、高齢犬、持病のある犬、人混みの移動、イベント参加、車や電車移動が多い家庭などは、安全性・負担軽減・移動効率の面でメリットが大きいです。

Q. ペットカートは使わないとき、どこに置くのが一般的ですか?

玄関・クローゼット・車のトランクなど、折りたたんで省スペースに収納する人が多いです。頻繁に使う人は玄関、外出が多い人は車に置くケースもあります。

まとめ:ペットカートはいる?いらない?

ペットカートの必要性は、犬の年齢・体調・お出かけ先・移動距離などによって大きく変わります。
人混みや長距離移動では「いる場面」が増え、普段の近所散歩だけなら「いらない場面」もあります。

基本は、抱っこ・バッグ・カートを状況に応じて使い分けるのがもっとも快適で安全です。
PETTENA編集部

PETTENA編集部は、ペットとその飼い主がより良い生活を送れるよう、専門的な知識に基づいた信頼性のある情報を提供するチームです。特に、ペットカートを中心に、安全で楽しいお出かけをサポートするコンテンツをお届けしています。