PETTENA編集部は、ペットとその飼い主がより良い生活を送れるよう、専門的な知識に基づいた信頼性のある情報を提供するチームです。特に、ペットカートを中心に、安全で楽しいお出かけをサポートするコンテンツをお届けしています。
AirBuggy、PETTENA、compet、TAVO、Piccolo Caneなど、人気のペットカートブランドにはそれぞれ異なる強みがあります。
気になるブランドがいくつか見つかっても、実際に購入候補を絞ろうとすると、「走行性がいいのは?」「折りたたみやすいのは?」「車移動が多い場合は?」など、具体的な違いが気になってくるものです。
そこで本記事では、主要なペットカートブランドを、走行性・折りたたみやすさ・軽さ・車移動との相性・サイズ対応力など、実際の使い方から比較します。
「どんなブランドがあるか」から一歩進んで、自分と愛犬に合うブランドを絞り込みたい方は、ぜひ参考にしてください。
ペットカートブランドそれぞれの特徴から知りたい方は「ペットカートのおすすめブランド5選」、タイヤやサイズなど基本的な選び方から知りたい方は「ペットカートの選び方ガイド」も参考にしてください。
人気ペットカートブランドを一覧比較
ペットカートは、ブランドによって得意とするポイントが異なります。
まずは主要ブランドの特徴を比較してみましょう。
| ブランド | 価格帯の目安 | 対応サイズ | 得意なポイント | 走行性 | 折りたたみ |
|---|---|---|---|---|---|
| AirBuggy | 39,699円〜110,000円 | 10〜80kg | 走行性・安定感 | ◎ | △ |
| PETTENA | 16,999円〜50,999円 | 15〜55kg | 折りたたみ・日常の扱いやすさ | ○ | ◎ |
| compet | 20,000円〜63,000円 | 12〜20kg | 軽さ・持ち運びやすさ | ○ | ◎ |
| TAVO | 94,050円〜145,200円 | 9〜18.1kg | 車移動・カーシートとしての安全性 | ○ | ◎ |
| Piccolo Cane | 67,100円〜264,000円 | 12〜100kg | サイズ展開の豊富さ | ○ | ◎ |
※評価はブランド全製品に共通するものではなく、主要モデルをもとにした目安です。具体的な仕様はモデルによって異なります。2026年8月17日時点の情報です。
大きく分けると、走行性を重視するならAirBuggy、折りたたみや日常の扱いやすさならPETTENA、軽さならcompet、車内での安全性まで考えるならTAVO、サイズ展開の広さならPiccolo Caneが候補になります。
ここからは、それぞれの違いをもう少し具体的に見ていきましょう。
AirBuggy・PETTENA・compet|人気3モデルの基本スペックを比較
特に比較されやすいAirBuggy、PETTENA、competについては、代表モデルを見るとブランドごとの違いがよりわかりやすくなります。
ここでは、AirBuggy DOME3 LARGE、PETTENA MILOU、compet lulutail carryの3モデルを比較します。
| 比較項目 | AirBuggy DOME3 LARGE | PETTENA MILOU | compet lulutail carry |
|---|---|---|---|
| 価格 | ¥74,800 | ¥45,999 | ¥59,800 |
| 本体重量 | 11.9kg | 7.9kg | 7.9kg |
| 耐荷重 | 20kg | 25kg | 20kg |
| コット内寸 | 幅32×奥行66×高さ23cm | 幅33×奥行58×高さ24.5cm | 幅30×奥行60cm |
| 折りたたみ方法 | フレームのみ折りたたみ可能 | コットとワンタッチで折りたたみ | フレームとコットをそれぞれ折りたたみ |
| 折りたたみサイズ | フレーム:幅53.5×奥行30×高さ82cm コットは折りたたみ不可 |
幅48×奥行60×高さ31cm | フレーム:約幅54×高さ59cm コットは別途折りたたみ |
| タイヤ・車輪 | 3輪・エアチューブタイヤ | 4輪・パンクレスタイヤ | 3輪・パンクレスタイヤ |
| サスペンション | あり | 4輪サスペンション | あり |
3モデルとも日常的に使えるペットカートですが、スペックを比べると、それぞれ重視しているポイントに違いがあります。
- 走行性・安定感を優先 → AirBuggy
- 展開・折りたたみを含めた日常の扱いやすさ → PETTENA
- 軽さ・持ち運びやすさを優先 → compet
利用シーン別|人気モデルを徹底比較
ペットカートは、スペックだけを並べても「自分にはどれが合うのか」がわかりにくいものです。
ここでは、主要ブランドのラインアップから、実際の利用シーンごとに候補になりやすいモデルをピックアップしました。どれが一番優れているかではなく、その場面で何を優先したいかを基準に比較してみましょう。
アウトドアや長距離のお出かけが多いなら

公園や舗装の荒れた道を長く歩く場合は、収納性や軽さよりも、走行中の安定感や路面からの衝撃を抑えやすいかを優先したいところです。
この用途では、AirBuggy DOME3シリーズが有力な候補。エアタイヤを採用し、段差や凹凸のある路面でも走りやすい設計が特徴です。DOME3 LARGEは耐荷重20kg、コット内部は幅32×奥行66cmで、中型犬や小型犬の多頭利用にも対応しています。
一方で、本体はフレーム7.8kg+コット4.1kgのため、頻繁に持ち上げる使い方よりも、カートを押して移動する時間が長い方に強みが出やすいモデルです。
長距離を歩くことが多く、走行性を最優先したいならDOME3 LARGE。反対に、街中の舗装路が中心で、毎日の展開や収納も重視するなら、軽さや折りたたみ方法まで含めて他モデルと比較するとよいでしょう。
毎日の散歩・買い物・通院で頻繁に使うなら

毎日のように使う場合は、特定の性能だけでなく、出す・広げる・押す・たたむ・しまうまでを無理なく繰り返せるかが重要です。
この用途では、PETTENA MILOUが候補になります。
MILOUはキャリーコットを載せたままワンタッチで展開・折りたたみできるため、使用するたびにコットを着脱する必要がありません。耐荷重は25kgで、カート重量7.9kg、4輪サスペンションと大径タイヤを備えています。
そのため、玄関からすぐ出発したいときや、通院・買い物で短時間に何度も出し入れするときなど、使用頻度が高いほど操作工程の少なさがメリットになりやすいモデルです。
もちろん、走行性だけならAirBuggy、軽さだけならcompetなど別の選択肢もあります。一方、走行・収納・展開をひとつのモデルでバランスよくこなしたい方にはMILOUが選びやすいでしょう。
愛犬と車でのお出かけが多いなら

愛犬とのドライブが多い場合は、カートとしての使いやすさだけでなく、車内で安全に固定できるかも確認したいポイントです。
TAVO Maeve iso Wind+Roscoeは、車移動と外出先でのカート利用をひとつにしたトラベルシステム。Maeve iso WindにはISOFIX固定ラッチが内蔵されており、車両用ベースを使わず、車の座席に直接固定できます。衝突試験も実施され、性能は最新のチャイルドシート基準R129に準拠しています。
目的地に着いたら、Maeve iso WindをRoscoeカートフレームに取り付けて、そのままペットカートとして使用可能。車内での安全性と、降車後の移動をひとつのシステムで完結させたい方に向いています。
特に、車内での固定・安全性を重視してペットカートを選びたい方には、TAVOならではの選択肢といえるでしょう。
小型犬と電車・公共交通機関を利用するなら

公共交通機関では、乗車時の持ち込み条件に加えて、駅構内での持ち運びやすさや、乗車前後の折りたたみやすさも重要です。
候補となるのが、compet ミリミリ キャリーとPETTENA MILOU Small Size。どちらもキャリーを取り外してショルダーで持ち運べますが、軽さと折りたたみ方法に違いがあります。
compet ミリミリ キャリーは、フレーム3.1kg、キャリー2.5kgと軽量。標準装備の「フラットカバー」使用時は3辺合計120cm以内に収まります。キャリー自体は折りたためないため、収納時はキャリーを取り外してフレームを折りたたむ仕様です。
一方、PETTENA MILOU Small Sizeは、フレーム4.9kg、キャリー2.8kg。competより重量はありますが、キャリーを載せたままカート全体をワンタッチで折りたためるため、乗車前後の操作を少なくできるのが特徴です。専用カバー使用時は3辺合計120cm未満です。
そのため、階段や乗り換えが多く、できるだけ軽く持ち運びたいならcompet ミリミリ キャリー、駅までカートで移動し、乗車前後の折りたたみをスムーズにしたいならMILOU Small Sizeと考えると選びやすいでしょう。
なお、鉄道会社によって、ケースのサイズ・重量・形状などの持ち込み条件は異なります。「電車対応」という表記だけで判断せず、実際に利用する交通事業者の最新ルールを乗車前に確認してください。
大型犬とお出かけするなら

大型犬では、耐荷重だけでなく、コットの広さや乗り降りのしやすさ、収納方法まで確認して選ぶことが大切です。候補として比較したいのが、AirBuggy CARRIAGE、Piccolo Cane VENTO、PETTENA TITANです。
AirBuggy CARRIAGEは耐荷重55kg、コット内寸は幅44.5×奥行82cm。乗り口が地上約20cmと低く、後部にはスロープも備えているため、抱き上げにくい大型犬や足腰が気になるシニア犬にも乗り降りしやすい設計です。12インチのエアタイヤを採用しており、走行性を重視したい方にも向いています。
Piccolo Cane VENTOは耐荷重50kg、コット内寸は幅37×奥行67cm。コットを取り外せる分離型で、フレームはワンタッチで二つ折りにでき、自立収納にも対応しています。車輪も取り外せるため、分離して収納したい方や、収納時の扱いやすさを重視する方に選びやすいモデルです。
PETTENA TITANは耐荷重55kg、コット底面は幅50×奥行90cmと、3モデルの中でもゆとりのあるサイズ。乗り口は地上約27cmでスロープも備えています。さらに、コットとフレームを分離せず、そのまま一体で折りたためるため、大型犬向けの広さと収納時の手軽さを両立したい方に向いています。
選び分けるなら、低い乗り口と走行性を重視するならAirBuggy CARRIAGE、分離型コットや収納性を重視するならPiccolo Cane VENTO、広いコットと一体折りたたみを重視するならPETTENA TITANがひとつの目安です。
ここまでの比較を、普段の使い方から整理してみましょう。
| よくある使い方 | 有力な候補 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| アウトドア・長距離散歩 | AirBuggy DOME3 | 走行性・安定感 |
| 毎日の散歩・買い物・通院 | PETTENA MILOUシリーズ | 折りたたみ・日常の扱いやすさ |
| 車内での安全性を重視 | TAVO Maeve iso | カーシート機能 |
| 小型犬+公共交通機関 | PETTENA MILOU Small Size、compet ミリミリ キャリー | サイズ・持ち運び・条件 |
| 大型犬・広いコットが必要 | Piccolo Cane VENTO、AirBuggy CARRIAGE、PETTENA TITAN | 大型モデル・サイズ展開 |
大切なのは、「人気だから」「高いから」という理由だけで選ぶのではなく、自分が最も頻繁に使う場面でストレスが少ないかを基準にすることです。
まだ迷う?5つの質問で候補を絞り込もう

出典:@チワワの、のぶなが【柴犬と雑種犬ファミリーの爆笑日常】
いくつか候補が残っている方は、次の5つの質問から優先順位を整理してみましょう。
Q1.最も重視したいのは?
A.段差や悪路での走行性
→ AirBuggyを中心に比較
B.折りたたみ・収納の手軽さ
→ PETTENAを中心に比較
C.本体の軽さ
→ competなど軽量モデルを中心に比較
D.車内での安全性
→ TAVOを中心に比較
Q2.普段どこで使うことが多い?
A.公園・砂利道・アウトドア
→ AirBuggyなど走行性重視モデル
B.街中・商業施設・近所の散歩
→ PETTENA / competなど日常で扱いやすいモデル
C.車で目的地まで移動してから使用
→ PETTENA / TAVOなど車移動との相性を比較
Q3.カートを持ち上げる機会は?
A.階段などで頻繁に持ち上げる
→ 重量を最優先して比較
B.車への積み下ろしが中心
→ 重量+折りたたみ方法を比較
C.ほとんど持ち上げない
→ 走行性やコットサイズを優先しやすい
Q4.愛犬のサイズ・頭数は?
まず各モデルの耐荷重を確認したうえで、コット内寸と愛犬の体格を照らし合わせましょう。
多頭利用では「○頭まで」という表記だけで判断せず、全員が無理なく姿勢を変えられる広さがあるか確認することが大切です。
Q5.予算はどのくらい?
候補を価格だけで決めるのではなく、自分が最も重視する機能にいくらまで払えるかで考えてみましょう。
5つの質問に答えたら、最も頻繁に出てきた条件をもとに2〜3モデルまで候補を絞り、最後に価格やサイズを比較すると選びやすくなります。
PETTENAならどれを選ぶ?用途別モデル早見表
ここまで比較してPETTENAが候補に残った方は、愛犬のサイズと普段の使い方からモデルを絞り込んでみましょう。同じPETTENAでも、日常使い、公共交通機関、大型犬・多頭飼いなど、モデルによって得意なシーンが異なります。
| モデル | こんな方におすすめ | 本体重量 | 耐荷重 | コット内寸(約) | 選ぶポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| MILOU | 毎日の散歩・買い物・通院など、使用頻度が高い方 | 8kg | 25kg | 幅33×奥行58×深さ24.5cm | コットを載せたままワンタッチで展開・折りたたみ |
| MILOU Small Size | 小型犬との電車移動や、コンパクトさを重視する方 | 7.7kg | 18kg | 幅33×奥行52×深さ24.5cm | MILOUの使いやすさをコンパクトなサイズに。キャリー単体は2.8kg |
| MILOU-R | MILOUの使いやすさに加え、自立収納を重視する方 | 7.9kg | 25kg | 幅33×奥行58×深さ24.5cm | 一体折りたたみ+自立収納に対応 |
| ORION | 初めてペットカートを選ぶ方、使いやすさと価格のバランスを重視する方 | 8.4kg | 25kg | 幅38×奥行62×深さ25cm | 分離式+自動折りたたみで、基本機能と使いやすさを両立 |
| KNIGHT | 日常使いしやすい分離型を、価格も重視して選びたい方 | 8kg | 20kg | 幅38×奥行58×深さ25cm | 分離式の実用モデル。前後開閉にも対応 |
| TERRA | 中型犬や多頭飼いで、広さと走行性を重視する方 | 10.2kg | 30kg | 幅38×奥行71×深さ30cm | 奥行71cmの広いコット+大径タイヤ |
| NEWTON | シンプルな一体型カートを選びたい方 | 6kg | 20kg | 幅33×奥行56×深さ26cm | 6kgの一体型で、分離操作が不要 |
| TITAN | 大型犬・多頭飼いで、広いスペースが必要な方 | 16.6kg | 55kg | 幅50×奥行90×高さ65cm | 大型キャビン+スロープ+一体折りたたみ |
| PETITE PRO | 小型犬との街歩きや電車移動で、コンパクトさを重視する方 | 7.7kg | 15kg | 幅29×奥行43×深さ22cm | シリーズ最小クラスのコット+X-fold一体折りたたみ |
耐荷重だけでなく、愛犬の体格や普段の移動方法、収納環境まで合わせて選ぶのがポイントです。詳しいサイズや仕様は、各モデルの商品ページで確認してください。
ペットカートブランド比較に関するよくある質問
ペットカートはブランドによって何が違う?
ブランドによって、タイヤやフレームの設計、重量、折りたたみ方法、コットサイズ、対応する犬のサイズ、得意とする利用シーンなどが異なります。
ブランド名だけで判断するより、まず「走行性」「収納」「軽さ」「車移動」など自分が重視するポイントを決め、その条件に強いモデルを比較するのがおすすめです。
AirBuggyとPETTENAの違いは?
大きな違いのひとつは、得意とする利用シーンです。
AirBuggy DOME3はエアタイヤと3輪構造による走行性が特徴で、段差や長距離のお出かけを重視する方に向いています。
一方、PETTENA MILOUはコットを載せたまま折りたためる構造が特徴で、毎日の収納や車への積み下ろしなど、日常での扱いやすさを重視する方に向いています。
どちらが優れているというより、走行性を優先するか、日常の取り回しを優先するかで選び分けるとよいでしょう。
PETTENAとcompetはどちらが使いやすい?
「使いやすさ」の意味によって変わります。
持ち上げる機会が多く、本体の軽さを重視するならcompetの軽量モデルが候補になります。一方、折りたたみや収納の工程を減らしたい場合は、PETTENA MILOUのワンタッチ構造が使いやすさにつながります。
普段どこで負担を感じやすいかを考えて比較するのがおすすめです。
高価格帯と中価格帯のペットカートでは何が違う?
価格差は、タイヤやフレームの構造、素材、サスペンション、折りたたみ機構、コットの仕様など複数の要素から生まれます。
ただし、高価格であるほどすべての人に使いやすいわけではありません。自分が必要としない機能にコストをかけるより、よく使う機能に優先順位をつけて比較することが大切です。
ブランドとモデル、どちらを基準に比較すればいい?
最終的にはモデル単位で比較することをおすすめします。
同じブランドでも、小型犬向け・大型犬向け、軽量タイプ・走行性重視タイプなど特徴は異なります。ブランドで2〜3社まで候補を絞ったあと、実際のモデルの重量・コットサイズ・耐荷重・折りたたみ方法などを比較すると、より失敗しにくくなります。
まとめ|「一番いいブランド」ではなく、自分の使い方に合う一台を
ペットカートには、すべての飼い主さんにとって「一番いいブランド」があるわけではありません。
走行性を重視するならAirBuggy、折りたたみや日常の扱いやすさならPETTENA、軽さならcompet、車内での安全性ならTAVO、幅広いサイズから探したいならPiccolo Caneなど、それぞれ得意とするポイントがあります。
まずは自分がカートを使う中で、どんな負担を減らしたいのかを考えてみましょう。
候補が絞れたら、最後はブランドイメージだけでなく、価格・重量・コットサイズ・耐荷重などをモデル単位で確認することが大切です。
自分のライフスタイルと愛犬の体格、その両方に無理なく合う一台を選ぶことで、毎日のお散歩から旅行まで、ペットカートをより使いやすく取り入れられるでしょう。































