PETTENA編集部は、ペットとその飼い主がより良い生活を送れるよう、専門的な知識に基づいた信頼性のある情報を提供するチームです。特に、ペットカートを中心に、安全で楽しいお出かけをサポートするコンテンツをお届けしています。
愛犬が病院に通う必要が出てくると、抱っこやキャリーでの移動が意外と大変になることがあります。特に体重のある中型犬や足腰の弱ったシニア犬の場合、飼い主の負担も大きくなりがちです。そこで活躍するのが、軽量で折りたためるペットカートです。ペットカートを使えば、犬の安全と快適さを守りながら、飼い主もラクに移動でき、電車や車での通院もスムーズになります。
本記事では、病院通いに最適なペットカートの選び方やおすすめモデル、さらに便利なアクセサリーまでをわかりやすく紹介します。
病院への移動でよく使われる方法

抱っこの場合に感じる負担
体調が悪いときの愛犬を抱っこして病院まで行く、という飼い主さんも多いのではないでしょうか。小型犬ならまだしも、中型犬以上になると腕や腰への負担が重く、長時間の移動では飼い主も犬も疲れてしまうことが少なくありません。また、突然犬が動いてしまうと落下の危険もあり、安心して移動できない点も課題です。
スリングやバッグで犬に負担がかかる
スリングやキャリーバッグは両手が自由になる便利さがありますが、犬にとっては窮屈さや振動の負担が大きい場合があります。持病のある犬の場合、若い犬なら問題ない移動でも、長時間の移動は不快感や負担につながりやすい傾向があります。
特に心臓や呼吸器に不安がある犬の場合、体を圧迫することで負担をかけてしまうことも。さらに、飼い主さんの肩や背中にかかる負担も大きく、頻繁に通院が必要な場合は続けにくい方法といえるでしょう。
車での移動時に必要な安全対策
車を利用する場合は、犬を自由に座席に乗せるのではなく、ドライブボックスやキャリーを活用して安全を確保することが欠かせません。
急ブレーキや事故の際に犬が怪我をするリスクを減らすだけでなく、犬自身も安定した姿勢でいられるため体調への負担を抑えられます。特に持病がある犬は少しの振動や不安定さが体調に響くこともあるので、移動中の環境をできる限り快適に整えることが大切です。
電車や公共交通機関での移動に必要な配慮
電車やバスなどの公共交通機関では、キャリーやペットカートが必須になります。ペットカートであれば移動中も安定した空間を保てるため、持病のある犬にとって安心できる環境を確保できます。メッシュ部分にカバーが付いたペットカートなら視線を遮り、犬が落ち着きやすくなるため便利です。
なぜ病院通いにペットカートが選ばれているのか

画像出典:@uni_o6ii
犬にとって安心で快適な空間を提供できる
持病がある犬は、ちょっとした振動やストレスでも体調に影響が出やすいものです。ペットカートなら中にクッションを敷いて、自宅のハウスのように落ち着ける空間を作ることができます。移動中に揺れがあっても体勢が安定しやすく、呼吸器や関節に負担をかけにくいのも大きなメリットです。
「移動=つらい時間」ではなく「安心できる移動時間」に変えられるのがペットカートの魅力といえます。
飼い主の負担を大幅に軽減できる
持病のある犬を病院に連れて行くとき、抱っこやキャリーバッグだけに頼ると飼い主さんの体への負担は意外と大きいものです。特に通院が定期的に必要な場合や、中型犬以上になると「腰や腕が限界…」と感じてしまう方も少なくありません。
ペットカートを使えば、重さを気にせずスムーズに移動できるので、飼い主さん自身も余裕を持って通院に臨めます。
待合室や人混みでも安全に過ごせる
動物病院の待合室は、他の犬や猫が集まるためどうしても慌ただしい雰囲気になりがちです。持病がある犬にとっては、他の動物との接触や人混みがストレスになる場合もあります。ペットカートを使えば、外部との距離を適度に保ちながら安心して待つことができ、飼い主さんも診察の順番を落ち着いて待つことができます。
さらに、電車やバスでの移動中も周囲への配慮がしやすく、公共の場でも安心して使える点も高く評価されています。
病院用ペットカートの選び方ポイント

ポイント① 衝撃吸収性で関節の負担を減らす
持病や関節の弱い犬にとって、段差や歩行中の振動は負担になります。サスペンション付きやクッション性の高いキャリーコットは、歩行時や押しているときの衝撃を和らげ、犬が快適に過ごせる環境を作ります。
特にシニア犬や関節炎のある犬には、4輪で安定性が高く、タイヤ直径が大きくサスペンション付きのペットカートがおすすめです。
ポイント② キャリー分離型で電車や車でも使いやすい
キャリーとフレームが分離できるタイプは、車や電車での移動時に便利です。
普段はカートとして使用し、必要に応じてキャリーだけを持ち運べるため、診察前後の移動もスムーズ。狭い通路や混雑した待合室でも、キャリー単体で安全に運べるので、犬にも飼い主にも負担が少なくなります。
ポイント③ 軽量設計で女性一人でも扱いやすい
ペットカートが重すぎると、持ち運びや折りたたみ時に飼い主の負担が増します。
軽量設計のカートなら女性一人でも簡単に操作でき、車や自宅への出し入れもラクラクです。安全に犬を移動させながら、飼い主のストレスも軽減できる点が大きな魅力です。
ポイント④ コンパクト&折りたたみで収納・待合室でも便利
折りたたみ機能があるカートは、狭い待合室や玄関でもスペースを有効活用できます。自立できるタイプなら、折りたたんだ状態で安定して置けるので、診察までの待機中も邪魔になりません。
収納性と操作性が両立したカートは、日常使いにも長距離移動にも適しています。
ポイント⑤ 多頭飼いや荷物の多い人は耐荷重や収納性もチェック
犬を複数頭飼っている場合は、キャリーのサイズが広く、ゆったりと快適に過ごせるかが重要です。耐荷重が十分で、キャリー内部が広めの設計なら、複数のグッズや日常のお出かけ用品を収納できるポケットやスペースがあると、飼い主も両手が自由になり移動がスムーズです。
【厳選】病院通いにおすすめのペットカート5選
PETTENA PETITE|軽量タイプで省スペースなペットカート

▶耐荷重:20kg
PETITEは、持病のある犬の飼い主さんにもぴったりの超軽量コンパクトペットカートです。折りたたむと雑誌1冊分ほどのサイズになり、玄関や車のトランクにもすっきり収まり、病院での待合室でも邪魔にならず安心して使えます。
重量はわずか6.9kgで片手でも持ち運びやすく、電車や車での通院もストレスフリー。調節可能なハンドルは飼い主の身長に合わせられ、長時間の押し歩きでも疲れにくい設計です。
「軽くてコンパクト」「病院でも安心」。PETITEは、持病のある愛犬との通院や日常のお出かけを、より快適で負担の少ないものにしてくれる頼もしいパートナーです。
ピッコロカーネ CARINOⅢ|コンパクトで持ち運びやすいペットカート

▶耐荷重:20kg
重心設計が安定性を高め、段差や路面の衝撃を吸収するサスペンションを搭載しているため、関節や体に負担のかかりやすい犬でも安心して移動できます。ハンドルは5段階調節可能で、飼い主の身長に合わせて快適に押せる設計です。
一方、キャリーコットは折りたたみ不可のため、収納時にはやや場所を取ります。しかし、安定性と操作性を重視する飼い主さんには、持病のある犬の移動を安全かつ快適にサポートするバランスの良い実用モデルと言えるでしょう。
PETTENA MILOU|分離式キャリー搭載、究極便利性を実現する犬カート
▶耐荷重:25kg
MILOUは、日本初のワンタッチで完全折りたたみ・分離型を実現したペットカートです。ワンタッチでわずか1秒で開閉でき、女性でも片手で簡単に操作できるため、通院や短時間の移動でも負担なく使用できます。
静音性の高いEVAタイヤと4輪サスペンションにより、舗装路から段差や砂利道まで、持病の犬に優しい快適な走行を実現。
さらに、カート・ドライブボックス・キャリー・ハウスの4WAY仕様で、車移動から病院内での休憩、家でのハウスとしても活用できるため、犬のストレスを最小限に抑えながら外出をサポートします。安全性と利便性を兼ね備えた、持病の犬に特化した実用モデルです。
エアバギー ドーム3|多頭飼い向けの広々ペットカート

▶耐荷重:20kg
ベビーカーで培った高い技術を応用し、空気入りタイヤと4輪サスペンションで段差や砂利道の振動をしっかり吸収。押し心地が滑らかで、関節や体に負担のかかりやすい持病犬でも快適に移動できます。
また、16色以上のカラーバリエーションと高級感のあるデザインで、病院や外出先でもスマートに使用可能です。一方で、重量は約12.2kgとやや重めで、キャリーコットが折りたたみ不可のため、収納時にはスペースを確保する必要があります。
安定性と乗り心地を重視し、持病の犬を安全かつ快適に移動させたい飼い主さんに特におすすめのモデルです。
ぺテナ NEWTON|コスパ重視のエントリーモデル

▶耐荷重:20kg
ワンタッチ折りたたみ機構で、ボタンひとつでわずか1秒で開閉可能。玄関や車のトランクにすっきり収まり、狭い場所でも邪魔にならないコンパクトさが魅力です。
一体型構造のため安定性が高く、段差や砂利道でも揺れにくく、関節や体に負担のかかりやすい持病犬でも安心して乗せられます。
一方で、キャリーコットは分離不可のため、キャリーとして使えないが、安定性と使いやすさを重視する飼い主さんには特におすすめのモデルです。
病院への移動をもっと快適にするペットカート用アクセサリー4選
衝撃をしっかり吸収するふわふわクッション

持病のある犬の通院や長時間の移動には、体への負担をできるだけ軽くしてあげることが大切です。
ペットカート専用クッションセットは、チューブ状構造の厚さ7cmマットが衝撃をやわらげ、関節や下顎をしっかりサポート。持病で関節が弱い犬でも、自然な姿勢で快適に過ごせます。
さらに可愛らしいデザインで見た目にも楽しめ、カート内だけでなく自宅のくつろぎスペースとしても活躍。通院時の移動が多い持病犬にとって、快適さと安心感を両立できるおすすめアクセサリーです。
レインカバーで急な雨や風から守る
ペットカート用レインカバーは、雨・風・寒さをしっかりガードする全天候対応アイテム。高透明EVA素材と紫外線カット機能により、雨の日や夏の強い日差しでも、ペットを安全に守りながら外の景色を楽しめます。
荷物管理をスムーズにするペットカート用フック

持病のある犬との通院では、診察券やお薬、ペットボトルなど必要な荷物を手に持ったまま歩くのは大変です。そんな時に便利なのが、ペットカート用フックです。ハンドルにベルトで簡単に装着でき、バッグや買い物袋を吊り下げられるため、両手を空けて愛犬を安心して操作できます。
強力なマジックテープでしっかり固定できるため、通院中に落下する心配もありません。ペットだけでなくベビーカーでも使える多機能デザインで、普段使いやギフトにも最適です。
ペットカート用バッグで便利さアップ

カートのハンドルに装着すればショッピングモードとして使え、通院中も手を空けて愛犬を安心して操作できます。また、普段のお出かけや短時間の外出にはキャリーバッグとして手提げで持ち運び可能で、シーンに応じて柔軟に使えます。
よくある質問
Q:何も異常がみられない場合、どのくらいの頻度で動物病院にいけばよいでしょうか?
Q:病院後に犬がフラフラするのはストレス?
Q:病院に行くとき、リードは必要?
Q:犬が病院を嫌いな理由は?
病院への通院には軽量&折りたためるペットカートが必須
愛犬の通院を快適にするには、軽量で折り畳み可能なペットカートがおすすめです。持病のある愛犬の移動を安全かつ快適にし、飼い主さんの抱っこや運搬の負担も軽減します。
折り畳み式でコンパクトなモデルを選べば、電車や車での移動がスムーズに。病院の待合室でも狭い場所でもすっきり収まります。さらに、多頭飼いや荷物の多い方は、耐荷重やキャリーのサイズ、収納ポケットの有無も確認を。広々としたスペースがあるとより便利です。
通院専用の1台を用意するだけで、日常の通院はもちろん、急な受診時にも安心。愛犬との移動が、もっと安全に、もっとラクになるでしょう。